クラストのカリカリ感とクラムのもちもち感が際立つ『月とピエロ』 : 月とピエロ

中能登町羽坂にあるベーカリーです。今シーズンのクリスマスも富山で散策。ランチに氷見の「ひみ浜」を予約していたので、少し足を伸ばして訪問をしてみました。ただ平日ですが、かなり人気なお店。訪問してみてもダメで元々、そんな気分で伺いました。

こちらのお店を知った経緯は３年前になります。コロナ禍になり、初めての緊急事態宣言も体験した頃。巣ごもり生活も楽しく過ごしたいと思い、パンのお取り寄せを調べた時期がありました。そんな時に知ったお店です。

５月に金沢に散策した時にも機会を窺っていましたが、同じ県内でも金沢からは距離があるように感じました。氷見からの方が近いかな。それでもそこそこ距離はありました。

多分到着したの11時半くらいだったと思います。天候があまりよくなかったなのかな？先客はいませんでした。


購入したもの
■パン・オ・フリュイ：1/2本
■パン・オ・セレアル：1/2本
■パン・ド・ミ：１本
※持ち帰りスライス、冷凍保存をしています。

ハード系の大きいものはg単位の計り売りです。１本かハーフでの計り売りとなります。

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◆パン・オ・セレアル：
キビ、アワ、大麦、オーツ麦、ひまわりの種、亜麻仁を混ぜ込んだ生地に胡麻をまぶしたパンです。ポップ酵母と小麦全粒粉の２種類の自家製酵母使用。
厚めのクラストは歯切れがよく、パン・ド・ミと同様にクラムのもちもち感との対比が楽しめます。雑穀の様々な大きさのプチプチ感がアクセントになります。最初は焼きめが強く、若干慣れませんでした。しかしこれも味わいなのでしょうね。スモーキーな風味、チーズやワイン等にも相性がよいパンなのだと思います。食べ慣れると、慣れてきました。

◆パン・オ・フリュイ：
ライ麦を加えた生地にくるみ、いちじく、レーズン、カレンズ、自家製文旦ピールを混ぜ込んだパンです。ポップ酵母とレーズン酵母、小麦全粒粉の３種類の自家製酵母使用。
３種類購入した中で１番のお気に入りです。ドライフルーツの爽やかな甘みとくるみの香ばしさが合わさり、お口の中でほろほろととろけるような感覚のパンです。焼きめが強いクラストとクラムの対比がしっかりあり、高加水の中生地にフィリングの旨味も染み込んだ感じがあります。どれも焼きめが強い為、場合によっては好みは分かれるかと思います。苦手な方でもこちらは比較的食べやすいのではないでしょうか。

◆パン・ド・ミ：
スライスしようとすると、かなり切りにくかったです。ハードな表面ですが、かなりの高加水生地なのかな。途中であきらめて厚めに切り分けました。クラムがペタペタしています。トーストにしていただきましたが、クラストはよりカリカリとなってクラムのもちもち感が際立ちます。まず仄かな酸味を感じ、噛みしめるとクラムの甘みが溶け出す感覚があります。
ポップ酵母とレーズン酵母使用。

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お店の方にオススメのパンをお聞きしたものの、販売単位が1/2本だとお聞きしてあまりの大きさに諦めました。オススメだから食べてみたかったけれど、他の種類（幾つか）も食べてみたかったんだよね…。かなり大きめのサイズだったので残念。

販売単位が1/2本〜で「g」売りなのはなるほどです。1/2本でおおよその重量があるのでしたら１本いくら（1/2本いくら）と掲示されるとわかりやすい気がします。軽井沢の沢村では１本いくら（1/2本いくら）だったりします。ラトリエ・ドゥ・プレジールでは「ｇ」売りですが目の前でパンを計量し計算していますね。

購入する時に目安がわかると注文しやすい気がします。お会計するまで少しドキドキします。
こだわりのあるお店なのでそれなりの価格なのは十分承知の上での訪問です。近場で例えると、富山市のパンのおとに近い感覚があります。

店主さんは大阪のシュクレクールで修行をされた経歴があります。機会があればシュクレクールのパンも食べてみたいです。東京・港区のブリコラージュブレッドアンドカンパニーベーカリーのパンは食べたことがあるのです。

この機会を逃すとなかなか距離的に難しかった為、訪問できてよかったです。また開店から少し時間が経っていたものの購入することができてよかったです。販売単位が1/2本〜だったりすること、また遥々遠方からの訪問だと大量に購入したくなること。そう考えると私たちはラッキーだったような気がします。確実に購入したい方は早めか、予約（食べログに記載あり？）をしておいた方がよさそうです。


美味しかったです。ご馳走様でした。