然るべき箱とは : 中国菜家 桃花片

訪れたのはとある平日。

先日は予約無しでフラれてしまったが、今回はちゃんと予約をして向かう。

開店時間(１１時半)の５分前に到着。

既に店前で立って待っている人が２人。
車も一台は既に店前に停まっていて、他にも客っぽい車が店に迫っている。
自分は前回来て予習済みなので、即座に店前に一台分のスペースが空いていたので車を滑り込ませた。
隣のお店の駐車スペースとこちらのお店の駐車スペースが連結しているので、他のお店のスペースに停めないよう注意してください。店前以外にも駐車スペースはあるので詳しくは僕がアップした写真をチェックしてみてください。

カウンター席が４席、４名掛けテーブル３卓、横並びに座る掘り炬燵っぽい席がコンパクトな店内に詰め込まれている。
僕はお一人様なので当然カウンター席。
カウンター席に４名座らせていた事にちょっと物申します。
４名座れるテーブルに２名グループを座らせているのに、そんなに長くないカウンター席に、隣の人と腕が当たるんじゃないかと気になってくる感じの４名を座らせていることに不満。
コロナっ問題もありますが、僕としてはそれよりも、町場の５００円前後で勝負している中華屋さんじゃないんですから、もう少し落ち着いた雰囲気を醸成して欲しいなと思った次第です。
カウンター席に関しては４名掛けではなくせめて３名にすべきだと思います。


● 麻婆豆腐零式改定食・白子麻婆　　１，９８０円

ローカルの情報番組、リフレッシュでリポーターが食していたのが白子麻婆。
季節限定？みたいな事を言っていたと思うので、白子麻婆のオーダーだらけなのかと思っていたのですが、単品のオーダーも合わせて僕の滞在時のオーダー数は５つぐらいで、半数ぐらいの人が食べていたみたいな感じのオーダーでしたね。

最初にサラダとスープとメンマが登場。
ごま油が効いているっぽい中華風のドレッシングがかかったサラダ。酸味が強過ぎない

スープのコーンの風味満載。かといってコーンポタージュみたいに全体がコーンっていうよりもとろみのあるスープに荒めに砕いたコーンを入っているという表現の方が正しいのかなと。

白子麻婆が完成するとご飯とともに登場。
熱々の土鍋で火傷しないよう気をつけて下さい。僕、ちょっと触れてしまいました（笑）
(ぶっちゃけ席板に余裕がないことが鍋に触れてしまった要因の１つだと思うけどね)
別の上海料理の店で自家製辣油を買ったことがあるんですが、その辣油と近しい雰囲気を持ってるなと感じました。
一般的に赤ってぽい色味の麻婆豆腐とは別次元の麻婆豆腐ですね。
辛味が前面に来るのではなくて、まず豆板醤？などのコクがしっかりとあって、後から辛味やホアジャンと思われるしびれが追いかけてきます。
エグくはないですが、しっかり辛くて痺れるので白子・ご飯・スープを間に挟みながら食べ進めて行きました。
正直白子麻婆が到着した当初はあまり白子の味わいが伝わって来ず、ちょっと頭の中に？が浮かんでいたんですが、後半になって麻婆豆腐がある程度冷めてくると白子のコク・甘さが感じられるようになってきました。
多分最初は麻婆豆腐の熱さや辛さ・痺れに舌が支配されていて上手く白子の味わいを認知出来なかったのかなと思っています。
ワインもそうですが、料理もその料理ごとに適温があるんだろうなと思わされた一幕でした。

ご飯について。
同じく麻婆豆腐定食を食べていたカウンター席に座るお一人様おばさんは何故かどんぶり茶碗にご飯が盛られていて、僕は小さい茶碗。
追加料金で大盛りなのか？と考えを巡らしていたのだが、投稿を書く際にメニューの写真を見返したら、「大盛無料です」との文字が。赤字にはしてくれているがフォントが小さ過ぎでしょwあと気が利くならオーダー取る際に「ご飯大盛に出来ますが宜しくですか？」って聞いてくれるのが良いサービスだと思いますけどね。
正直忙しさにスタッフさんが押されている感じで場を支配出来ていなかったので、そういった余裕はなかったでしょうね。

あと、ご飯自体がちょっとごわついた感じ。米自体の問題なのか、それとも炊き方な問題なのか？
定食にとってご飯っ結構大事な要素だと思うんですけどね。


PayPay利用可。
あと、僕は小さめのショルダーバッグを肩に掛けて入店したんですが、カウンター席だとバッグを置く場所が無く、足元にカゴもなく、仮にあったとしても、席を詰めているのでカゴを置くにも困りそうです。
僕の隣に座った夫婦っぽいお客さんも確か同じように困っていたと思います。

偉そうなことを申しますが、コロナが落ち着いて、資金的にも目処が経ったなら是非とももうちょっと余裕のある箱で営業していただけたら幸いです。腕のあるご主人だからこそ。


ごちそうさまでした。
そして、本日もご精読ありがとうございましたm(__)m