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金城かぶら寿し(1個¥799)。かぶらにブリを挟み、麹の力で漬けこんだ冬の味覚です
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カット前。想像をはるかに超える「まろやかさ」、全くとがったところの無い味です
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まるで生ハムのサンドイッチみたいに、紅色のサバが挟まれる。カマンベールにも見えてくる
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もち肌のような、かぶらの美しさ! 表面と内側とで、透明感の違うグラデーション
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金沢の名物だから、加賀の旨い酒に合わせたい。今回は白山市「天狗舞」に合わせてみた♪
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金城大根寿し(1本¥1049)。かぶら寿司が有名ですが、その大根バージョンです
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かぶら寿しが「ブリ」なのに対し、こちらは「身欠きニシン」を使用
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大根はザクザクと、元気で快い食感! ほんのり甘くて上品な味付け、やはり京風の趣を感じる
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能登いか野菜づめ・カレー味(¥669)。老舗だが、斬新な漬物にもチャレンジする姿勢がイイネ
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いかの中にはゲソと、ザワークラウトのようにキャベツ・人参の酢漬けを詰めてある
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カットしてオードブルや、弁当のおかずにも
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店内にはさまざまな漬物が並び、見るだけでも楽しい。保冷の上で持ち帰るか、配送も可能
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金沢の中心街から、犀川を渡って南へ。にし茶屋街からさらに南に位置する「四十萬谷本舗」
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[石川県金沢市][来訪回数:2回]
2018/11/21(水)
金沢市街の南方(弥生1)にある、かぶら寿司の老舗「しじまやほんぽ」。
場所は… 金沢中心街から南へ3km(車で10~15分)。
店舗は古い街道に面しており、そこへ至る道はやや狭いので注意。
店の北隣に7台分の駐車場あり。定休日なし。
公共交通の場合、北陸鉄道の始発駅・野町から南東へ徒歩12分。
JR金沢駅や香林坊から、野町駅までは路線バスが出ている。
創業1875(明治8)年。現在、五代目当主が経営にあたっている。
かぶら寿しの有名店であるため、本店に行かなくても、
金沢駅の百番街あんと・香林坊アトリオ(大和)・めいてつエムザなどで商品を購入できる。
またインターネット通販も利用可能。
「しじまやほんぽ」…初見ではまず読めない、特徴的な屋号。
創業者の姓(四十萬谷氏)に由来するようだが、
もう少し南へ行くと「四十万」という駅があり、これも同じく「しじま」と読むので
どうやら地名に由来する苗字のようだ。
本店は細い路地、昔の鶴来街道に面しており風情豊か。
町家形式の建物には格式が感じられ、まるで酒蔵のような趣がある。
一方で店頭には、明るい雰囲気の女性スタッフが立っており、緊張がほぐれる(^-^)
品揃えは以下のような感じ。冷蔵品と冷凍品がある。
〔寿司〕かぶら寿し(ブリ)、大根寿し(ニシン)
〔魚介〕能登いか野菜づめ(甘酢・キムチ・カレー)
塩糀炙り(ブリ・本マグロ・サーモン・ホタテ・フグ)、粕漬(紅鮭・タラ)
ぬか漬(サバ・フグ・フグの子)、ブリ味噌漬、ブリあら炊き、鯛酒蒸し
〔漬物〕金城漬(大根・茄子・きゅうり・みょうが・生姜・わらび)、花きんじょう
クリームチーズ漬(糀唐辛子・柚子みそ)
金澤ぴくろす、山芋醤油漬、千両茄子、赤かぶ、ゆず大根、三年沢庵
かぶら寿司は、贈答用に立派な箱に入ったのもあるが、
バラ売りもあるので、一人暮らしには嬉しい。
サービスで保冷剤をつけてくれる。
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■金城かぶらすし(バラ1個¥799)※税込8%
かぶで寒ブリを挟み込み、米麹の力だけで漬け込んだ、金沢の冬の味覚。
どちらの食材も冬が旬。夏は、発酵が進みすぎて適さないらしい。
白くて丸いカブに、こんもり米麹が付いている様子は、まるでカマンベールチーズのよう。
麹は洗わずにカットしていただく。
断面にはローズピンク色したブリがちらりと見えて、そのままオードブルに出来そうな美人顔♪
では、伝統的な製法のかぶら寿しを味わってみよう。
一口目の印象は、何といってもザックリと快い、かぶの食感!
米麹の柔らかい甘み、さらには、ほのかな苦みも感じられる大人の味。
一般的な白かぶでなく「青首かぶら」を用いているのがポイントのようだ。
塩味は前面に出ず、甘酸っぱい味わいの中にブリの旨味が渾然一体となる。
味付けはまるで淡雪のよう、決してきつくなく、次から次に口に運びたくなる。
全く角がなく、まろやかそのもの。
米麹のつぶつぶ感も、なんだか良い感じ。
是非とも、加賀の旨い酒とともに味わいたい。
この日は、お土産に買ってきた「天狗舞」大吟醸と合わせてみた。
日本酒もかぶら寿しも、どちらも口当たりまろやかなので、至極ナチュラルに調和する。
ちなみに… 麹で乳酸発酵させた食品なので「寿司」と呼ばれる。
江戸時代に醸造酢の製法が確立され、シャリに酢を加えた握り寿司が主流になる前は、
自然発酵の力で酸を得る寿司(なれ寿司など)が主流だった。
賞味期限は1週間。
その間にも酸味が増してくるので、好みのタイミングを見つけて味わうのが良さそうだ。
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■金城大根寿し(1本¥1049)
大根と身欠きにしん(乾物)を米麹で漬け込み、発酵させた一品。
こちらは季節に関わらず製造できる。グラム単位の量り売り。
前述のかぶら寿しとは、使われる野菜も魚もことなるが、基本的な味の方向性は似ている。
米麹がもたらす優しい甘み、大根のザクザクっと元気な食感、
そこへニシンが、滲み出るように上品な旨味をもたらす。
かぶら寿しは、2枚のかぶでブリをサンドしてあったが、
大根寿しは、大根の上にニシンを乗せた押し寿司風。
ブリがローズピンクなのに対し、ニシンは銀色なので、見た目には少し地味かもしれない(^-^)
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■能登いか・カレー味(¥669)
イカをくり抜き、中に加賀野菜を詰めた一品。
甘酢味・キムチ味・カレー味と 3種類あるが、老舗の冒険心を感じる「カレー味」を選んでみた。
パックを開けると、丸ごと一パイのイカがこんにちは。
カットすると、中身にはイカゲソと、カレー風味の刻み野菜が詰めてある。
見た目には「いかめし」そっくりだが、どんな味かな?
食べてみると、カレーというより「カレーマリネ」と呼ぶのが適切な、爽やか系の味。
酢が使われているので、イカの身はしんなりと柔らかい。
刻みキャベツと人参は、ザクザクッといた歯応えを残したピクルス風。
柔らかいイカと、快い歯応えの野菜、食感のコントラストが面白い。
後味にほんのりと、カレー粉のスパイシーかつ甘い香りが余韻を残す。
塩味は強くないので、ごはんのおかずというよりは、
焼酎に合わせるか、白ワインのある食卓に添えたい一品だ。
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王道のかぶら寿しはもちろん、新しい漬物文化を開拓する姿勢を感じる老舗。
実は東京でも購入できるので、次の機会には「ふぐ塩麹炙り」を試してみたい。