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密着薄衣でシャクッ！とジューシーに揚がった、基本しっかりの厚切りロースカツ。
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とんかつ好きなら食べる前から旨いと判る、このビジュアル。
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ロースカツ定食(1,000円)
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この地で20年。
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包丁を入れると溢れ出る肉汁が凝固する、この絶妙さ。
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レイコーサービス。暇な時だけかな？
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少しの豆腐、これがありがたい。
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熱々、ホッとします。
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ぼろぼろの暖簾
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頑なに値上げをしないでやってきた。
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結城駅南口から歩いて15分あれば十分着きます。
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高くて旨いは当たり前
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
閉店
大橋
|
|---|---|
| ジャンル | とんかつ、食堂 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
水戸線結城(ゆうき)駅南口から徒歩約13分。 結城駅から881m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
有 3台 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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茨城西部にある結城(ゆうき)という街。
伝統織物の紬(つむぎ)で知られ、街なかには古い建物がたくさん残っています。
駅から南へ離れた新しい住宅街の一角に、あまり知られることのない一軒のとんかつ屋さんを訪ねます。
数台で一杯になる駐車区画と、簡易な平屋の店舗。
昼の定食屋さんとして結構人気があるようですが、看板には「とんかつ」の文字。
休日の夕方、年季の入った暖簾をくぐると、年配のご夫婦が温かく出迎えてくださいました。
終日同一価格で出される「ロースかつ定食」は、今どき嬉しい1,000円ジャスト。
別途ヒレかつ等々はあるものの、ロースの中に上や特上などの設定はありません。
「普段見掛けないけど、遠くからいらしたの？」との問いかけに頷くと、「そんなにわざわざ来るほど旨くねェよ・・・」と、ご主人は謙遜されつつ、嬉しそうに。
如何にも街の定食屋さん然とした店内で、使い古した座布団の椅子に腰かけ、テレビをぼんやり眺めます。
厨房では油に火が入り、軽い肉叩きの後は、じっくり鍋を見つめるご主人。
夕方の口開けに炊きあげた飯をよそり、味噌汁を注いで、さあ、配膳ですね。
トレーに乗せることなく、目の前に次々と並べられた飯、汁、小鉢の類、そして真ん中にとんかつの大きな皿。
見るからに大判のロースかつは、切り口が薄らピンクで、見る見るうちに褐色に変わって行きます。
切り口には肉汁が滴り、それが余熱で凝固していく。
とんかつ好きなら、食べる前からこれは絶対旨いものだと確信しますね。
良い色に揚がった衣をシャクッと噛み切ると、肉の芳醇な旨みと脂の甘さがどんどん溢れてきます。
衣は薄付きで、隙なくしっかりと肉について、だから肉汁がこうもしっかり閉じ込められているのですね。
肉の部位もリブに近いところで、店によっては上ロースで使う肉だと思います。
ご主人に聞くと、近隣の川島にある食肉処理場から買い付ける、正真正銘地元の豚なのだと。
飯はほかほかで甘味の乗った文句なしの炊き上がり。
味噌汁は油揚げと白菜等々、極めて家庭的でこれも良い。
白菜の漬物はもちろん手づくりです。
ご主人いわく、この地に店を出して20年、コツコツとやってきたのだと。
地元の客を大切にして、1,000円ジャストのロースかつ定食など、その間ずっと値上げはおろか税転嫁分の改定すらせずに我慢したと言います。
「結城っていう街はね、難しいところで・・・街なかの皆さんはあまり食べ物に頓着しない感じだし、郊外に行けば、農家の皆さんなど、自分が作ったものが一番だくらいに思っているんだよね」
「もういい歳だから、あとはねぇ・・・」なんて、ご謙遜ばかりのご主人。
お店の設えや客の入りと、とんかつのしっかりした旨さのギャップが勿体なく、何とかならないものかと、切に願う次第です。