かみねトリプルバーガー : エレファントカフェ

かみねトリプルバーガー（常陸牛） ¥740 2015/04/04

日立市内で行われるマラソン大会に出場するために、日立市を訪れたわが家。

体調も良くなってきており、未達成であるレースでの入賞（10位以内）が最優先事項ではありますが、家族で来ているため、レジャー要素を忘れてはいけません。

そこで、日立市内にあるかみね動物園を訪問しました。
旅行先に動物園があると必ず行ってますね。

さ、動物園でしっかり楽しんだ後は（オレもチーターみたいに速く走りて〜(ｰ ｰ;)）、お楽しみの食事です。

食事は園内、動物園の出口付近にある建物に設置されているエレファントカフェにて。ここでは、動物園グッズの販売コーナーも設置されています。

…が、…なんとなく、動物の匂いがするような気がしますね(^^;; 気のせいかな？

しかし、ここには「かみねバーガー」という、ハンバーガー愛好家である自分にとってはとっても気になるメニューがあるとの情報を得ています。…それに、4月とはいえ、東京よりも気温が低いここ日立の、しかも、山の上の動物園で寒風に晒されて冷え切った体は、何か食べないとどうしようもない状態です。

いざ！入店。

まずは、注文カウンターにてオーダー、決済が先ですね。

メニューを見ると、かみねバーガーはダブルパティ、トリプルパティの3種類から選べます。…トリプルパティまで選べるというメニュー設定をするというのは非常に野心的ですね。この手のお店としては非常に珍しいですね。

しかも、トリプルパティにしても¥740という破格のお値段。

当然、トリプルかみねバーガーをオーダーします。

その他には、カレーライスやオムライス、フライドポテトなどのスナックメニューがラインナップしています。子供が好きそうなものばかりですね。うちの息子には皮付きポテトフライ¥250をオーダーしました。

トリプルかみねバーガーの提供までは、およそ10分弱かかりました。店内にはわが家の他に2組ほどのお客さんがおり、混雑しているとまでは言えない状況ですが、やや気になる提供時間です。
しかしながら、厚みのあるパティを焼き上げるのに時間がかかるということならば、やむを得ないでしょう。…そうであることを願います。

かみねトリプルバーガーは、予めバーガー袋に包まれた状態での提供に、「シナシナになっちゃうよ！」とやや残念に思いながらも、この業態のお店ならば、それもやむを得ないと思い、急いでバーガー袋を開けます。

姿を現したかみねトリプルバーガー。意外にも、バンズは俵型の全粒粉タイプ。常陸牛を使用しているというパティの個性に対抗すべく採用されたものと思われます。細部にまで配慮が行き届いたバーガーですね。

全粒粉、あるいはライ麦バンズを使用したバーガーをこれまでに幾度か食べてきましたが、いずれも肉の個性が強いバーガーだった記憶があります。
この俵型の形状は、目黒区にあるトップドッグで食べて以来です。

そして、あえてなのか、チーズは定番のチェダーではなく、白いナチュラルチーズ。種類は不明です。溶け具合は良好です。

そして、常陸牛使用のパティ。やや白い色合いから、合挽き、あるいはつなぎを多めに使用したものでないかと思いますが、さすがに三枚重なると迫力がありますね。

それでも、それぞれ表面はしっかり焼き色がついており、電子レンジでチンしただけではなさそうです。

そして、驚いたことに、かみねトリプルバーガーには、ベーコンがトッピングされています。和牛の優しさにベーコンのクセをアクセントに持ってきたということですね。

他に、リーフレタスとスライスオニオンが挟まれています。

かぶりつくと、表面がカリッと焼けたバンズの食感および内部がふんわり柔らかいことが分かりました。
常陸牛のサシのせいなのか、あるいはつなぎによる柔らかさなのか判別はできませんでしたが、やや肉らしさが大人しい感じはします。

そして、意外に肉汁がじわっと溢れてきます。そりゃあ、3枚も重ねれば肉汁は多いだろ！とは思いますが、これがなかなかイイ旨味が出ているんですよ。
常陸牛の脂かな？ちょっと脂っこいので、ハンバーグのような肉汁ですね。

まあ、せっかくなので、常陸牛の赤身比率を上げるなどすれば、さらに個性が出るのではないかとも思いますが、そうなれば、この¥740という価格での提供は難しくなるかもしれませんし、子供にはウケが良くないかもしれませんね。

それでも、動物園のスナック的レストランという背景を考えると、これは最大限の企業努力をしていることが分かります。

10食限定とかでいいので、常陸牛100%のバーガーを出してくれれば、文句無しです。

全国の動物園関係者のみなさん、こちらのメニューはぜひ参考にしていただきたい。