歴史を刻む駅前の珈琲店　【自家焙煎珈琲舎　アポ】 : 自家焙煎珈琲舎アポ

ロッキーバーガー利根店を訪れた帰り道に利用しました。
たまたま駅前を通り掛かった際に、とても目立つ看板があったのでつい立ち寄りたくなりました。
場所はＪＲ取手駅東口から歩いてすぐ傍にありますが…
店舗は2階部分にあり、入口は少々分かり辛いかもしれません。
1階はお花屋さんがあるので、左側の路地に入ると右側にビルの入口があります。

店内はマスターご夫婦と常連さんと思しき人物が数名居ました。
座席は適当に…ということで、比較的落ち着きそうな壁際の隅っこを陣取りました。
(一見さんは肩身が狭いので…。汗)

今回注文したのはレアチーズケーキセット(580円：税込み)です。
連れの友人も同様の物を選択。

肝心な味ですが…

レアチーズケーキ　★★★☆3.5
スポンジの層が土台になっていて、
その上にはほんのりと甘酸っぱいサワークリームの生地が乗ってます。
口当たりは非常に軽いうえに、変な酸味を感じなかったのでとても食べ易かったです♪

コーヒー　★★★★4
折角珈琲店に来たのだから、これを注文しないことには話になりません。
使用してる珈琲は當店オリジナルの“アポブレンド(ストロング)”です。
珈琲豆を少々強目に炒ってあるみたいです。
炭火焼のような苦味がありますけど、僅かな酸味を残してる感じがしました。
(もちろん豆と炒り方によって酸味も苦味も違います。)


珈琲を飲み終わった後にマスターと話す機会があったので少々伺いましたが、
一見さんの僕にでも豆の炒り方やドリップ方法を分かり易く教えて頂きました。
マスターとの豆談義は尽きないのですが…
炒った豆をそのまま味見させて貰うとは思わなかったので、思わぬ経験をしました。

気を良くした僕は、追加でマンデリン“スペシャル”(400円：税込み)を注文。

マンデリン“スペシャル”　★★★★4
やや深炒り状態で供されたので、まろやかな酸味よりも奥行きの深い苦味を感じます。
例えて言うとしたら、苦味がジワジワと舌に効いてくる感じです。
苦味がちょっとキツいと思ったらミルクを入れるのが無難でしょうけど、
コーヒー本来の香りと味を損ねるので、ミルクやガムシロップは敢えて入れませんでした。

あれからマスターに再度伺ったところ、
當店を始めて今年で37年を迎え、現在の店舗は移転して3軒目だそうです。
お昼の時間帯にはランチサービスがあるとのこと。
軽食類のメニューは注文しませんでしたが、
ピラフ・ドライカレー・オムライス・ハンバーグetc.かなり豊富でした。
言い忘れてましたが、子供の同伴がＯＫなのでお子様連れでも気兼ねなく寛げます。

雰囲気が良さ気な駅前にある喫茶店…
もしかしたら虜になるのは僕だけではないかもしれません。


★総合評価
料理・味
珈琲の炒り方・ドリップ・出すタイミングが非常に丁寧。
味はもちろん申し分ありません。評価はもちろん★4です。

サービス
接客が非常に良く、一見さんにも親し気に話し掛けてくれます。
珈琲専門店かと思いきや、洋食が食べられるのは意外でした。
レシートにはしっかりと内訳が書いてあるのでもちろん及第点。
通ってみないと分からない部分もありますが…
個人的には非常に満足したので評価は一先ず★3.5にします。

雰囲気
店内の座席数は、
【カウンター4席・1席掛けテーブル×1・2席掛けテーブル×2・4席掛けテーブル×5】
相席用？だと思いますが、6席掛けの楕円型テーブルが一つあります。

歴史の重みを感じさせるような店内には心地良くジャズが流れます。
店内の隅っこには何故か蓄音機がありますが、
アナログ音源が聴きたくなる年代なのでこれは非常に気になりました。
当然、店内にあるエルヴィス・プレスリーのパネルも気になってしまいます。
うっかり蓄音機について訊き忘れてしまいましたが、
縦しんば演奏可能だとしたら評価がおそらく上がるでしょう。評価は★4にします。

ＣＰ
珈琲のみならずケーキセットの値段が非常に安かったです。
駅前なのにこの値段で営業するのはかなり大変だと思います。評価はもちろん★4です。

総合評価
茨城県内で初めて訪問した珈琲専門店ですが、久々に当たりを引いたようです。
駅前なのに人の出入りの無さが気になってしまうところですけど、
個人的に大満足だったことは言うまでもありません。総合評価は★4です。


追伸：撮影を快諾して頂き、本当にありがとうございました！
※文章を一部加筆・修正してあります。