ベーグルサンドイッチのうまさは格別ですね。優雅なカフェ目指してがんばっていただきたいです。 : カフェ ボッチ

藤代にはお店自体も数は多くありませんが、カフェとなると本当に珍しい存在です。以前藤代の手打蕎麦店をあげましたが、そこから２，３ｋｍくらい離れているでしょうか。地元タウン誌に登場しているのを見て、これはよさそうなカフェであるなと思っておりました。

自分が実際に行ってもいないのにひとさまに、あそこはいいよって勧めているＮＯテンキなワタクシ。常日頃から現場現物主義をうるさく言っていながら、これはいけません。行って参りました。

お店は藤代の住宅街、と申しますか、新興住宅地にあります。りっぱな道がつけられていますんで、ちょっと早く走り過ぎてしまい、目の端にお店を捕まえたと気がついたときにはとうに通り過ぎておりました。お店の前の駐車場には空きが１台分のみ。時間が１３時過ぎであることを考えると繁盛してるな、と思いました。が、１秒後には、マダムが食事が終わっているのにも拘わらずトークで居残っているのかな、とも思い。

お店に入ります。明るい店内。第一印象です。店内にはお店で焼いたベーグルやマフィンが陳列されてます。が、もうちょっと陳列のザルや棚がセンスあるものならば、ぐ～～んと素敵な雰囲気になるのに、ちょっとごちゃごちゃしていて、雑なレイアウトだなあ、というのが第二印象。陳列しているところの左手とそのまま進むところの２箇所にしまがあるようです。お店の方は忙しそうなんで、そのまま進んでカウンターのある場所の正面のテーブルに座りました。

外を見ると外にテーブルが出されていて季節がよければアウトドアもいいですよね。ホールにはご主人と奥様が出ていて、忙しそうに動き回っています。お客さんは７分の入り。マダムさんだけですね。半分は食事が済んでいるようです。さあて、何をいただこうかな。メニューを見てみると。

ベーグルプレートか気まぐれご飯セットになりますね。ご飯セットのほうは、７５０円から９００円の価格帯で各種カレーかハヤシライス。飲み物はセットに含まれず、コーヒーは３００円。ベーグルプレートの方は７５０円から８５０円でこちらも飲み物は別。普通に飲み物を含んだプレートと考えると、１０５０円から１２００円であるとしたほうが、他店との比較がし易いかな。土柄からすればちょっと高めに設定されているなという、これは個人の感想です。

ここは矢張りお店のウリであるベーグルセットをたのみましょう。

ベーグルカプレーゼ（トマト、バジル、モッツァレラ）（８００円）
コーヒー（３００円）

ベーグルの種類はポピーシードでお願いしました。パンにはけしがあいます。マダムさんたちの笑い声を聞きながら出来上がりを待ちます。厨房はてんてこ舞いのようで息子さんは顔を出しませんね。ここはじっくり待ちましょう。

天井にふと目をあげると天井から電球が下げられているのが見えます。下げられた場所よりももっと照らしたい場所があるようで、吊り下がったコードに紐をかけて電球の位置をずらしてます。それはいいのですが、この引っ張り方、引っ張る紐なんかも店内の雰囲気をある意味壊してますね。もっと素敵にすればいいのに、と思いますが、あまりこういうことには気にしないお店のようです。

およそ１５分でプレート到着。ワンプレートにサラダ、スープ、ベーグルサンドが乗ってました。サラダ、スープともに気を使った出来で、これはかなりの好印象。おいしいです。ベーグルに入っているトマトとモッツァレラにちょっとしたサプライズ。ベーグルに挟むのに、ごろんとしたカットで使ってきたからです。ボリューム的にはうれしいのですが、これじゃあ喰いヅライべ。モッツァレラが塊で入っているサンドイッチは初めてです。

バーガーバッグに入ってきたので、そのまま大口開けてがぶり。これがまあうまかった。ベーグルがうまいねえ。最近同じようなことをどこかのお店でも唸りましたが、ここのベーグルもうまい。焼きもちょうどいいね。ぱりっとした皮、もっちとした生地。そこに合わせるのはごろんトマトにごろんモッツァレラ。まずかろうわけがありません。ベーグルの大手が作る大量生産ベーグルと違って落ち着いた旨さがあります。このベーグルはポイント高しでした。

そのあとサイフォンでだされたコーヒーは普通だったかな。特徴のない味でした。

この初訪で感じたのは、今のところベーグルの味＞＞お店の雰囲気でした。お店の雰囲気作りを他店の勉強もしながら徐々に進めていったらＯＭＯＮＭＡ　ＴＥＮＴの強敵になるかも知れない可能性を秘めていると思いました。がんばって一皮剥けてほしいですね。