しっかり握りを楽しめます（再訪） : すしの重兵衛

　平日１時過ぎ、ランチの混雑時を外したつもりですが、運悪く直前にグループ客が入ったようで、店主１人でやっているのでしばらく待たされます。先客３組８名、後客なし。

　今回はカウンターでなくテーブル席に。ごちゃごちゃしている面もあるけれどもカウンター席よりは眺めはいいかな。

　壁には地元の柴沼醤油のパンフレットが貼ってありますが、卓上の醤油はヤマサでした。

　注文は蕎麦とか天ぷらとか余分なのが付いていない”上ランチにぎり”￥３，３００。

　鯵
　金目鯛
　はまち
　鯛
　赤貝
　帆立
　烏賊
　甘海老
　いくら
　赤身
　中トロ
　玉子焼き

　シャリの酢加減は弱めで人肌。ランチですが量は小さめ。少食なので問題ありませんが、普通の男性には少ないかも。

　ネタは大振りで、飛びきり新鮮というほどではありませんが、もちろんどれもクセはありません。

　鯵も回転寿司とは違って全くクセはありません。

　赤身や中トロは微かに酸味を感じきちんと鮪の旨味を味わえます。やはり鮪が美味しいと満足感 がアップします。

　はまちはコリコリ。

　貝が２種入っているのも好み。

　玉子焼きはやや甘めの江戸前風。
　
　サラダはレタス主体に玉ねぎ、パプリカ、トマトと彩りきれいで市販のドレッシング。箸休めにはなります。

　味噌汁はしじみ。大粒のしじみが５，６個入っていますがしじみの風味は弱め。

　デザートととしてプリンが出ます。たぶん業務用なのでしょうが甘いだけで風味なし。女性客狙いなのでしょう。

　コーヒーも出ます。薄めで風味はいまいち。グループ客が食後に語らうにはいいかもしれません。

　コーヒーもプリンも寿司屋には期待してないので、なくていいからもう少し安くしてくれたらいいかな。

　どのネタも平均点以上で、土浦つくば辺りの寿司ランチとしては握りは好みで満足感があります。

　大通りから入った人も車もほとんど通らない、空地と住宅が混在する地域にあります。大通りには店の看板らしきは見当たらず、こんな所に店を構えてやって行けるのだからきっとCPよいのだろうと勝手に判断して訪問します。

　大きく古い立派な民家には入り口がいくつもあるようで、隣の入り口は別のお店のよう。いろいろ置いてあってちょっと雑然としています。

　平日の１１時３０分頃、暖簾は出ていますが店頭にメニューはなしで、恐る恐る入ります。

　店内はカウンター７席にテーブル２卓、奥の座敷もテーブル席となっています。

　改装されたのか全般的に明るくきれいですが、カウンター周りやつけ場は雑然としていて、照明は事務所用の蛍光灯。テーブル席の方がよかったかな。

　BGMには演歌が大きな音で流れ、高級感はありません。

　店員さんは大将と補助のパート女性。

　先客なしでしたが、後客６，７人は常連さんのようで、予約のお客さんや、マイボトルの焼酎のお湯割りを飲んでいるお父さんもいます。歩いて来たんだろうと思いますが、深くは詮索しません。

　ランチのメニューは握りの他に蕎麦、天ぷら、うな重付きのがメインで￥１，５００～￥３，０００（税別）。

　蕎麦も天ぷらも鰻も専門店で食べるのでパス。余分なのが付かないのは”海鮮丼”￥２，５００と”上ランチ握り”￥３，０００。

　”海鮮丼”を注文。

　最初の客だからでしょうか、お櫃の蓋を開けると湯気がもうもうと立っています。ご飯の量は聞いてくれます。

　海鮮丼のネタは中トロ、赤身、鯵、ホタル烏賊、赤貝、ホタテ、ハマチ、鯛、ボタン海老、生蛸、イクラ、玉子焼き、と種類は多い。

　ネタの下には海苔ではなく白胡麻が振られています。

　ネタはどれもちょっと薄めなものの大振りに切られていて食べ応えがあります。イクラを除いてはクセもなく美味しく新鮮なのが分かります。中トロも色が白いだけでなくしっかりトロの味がします。ちょっと高めですがさすがは寿司屋さんの海鮮丼のネタです。

　ご飯はやはり寿司飯としては熱めで、酢加減薄め。ご飯自体は美味しいのにちょっと残念。

　ガリは化学薬品の匂いや変に甘ったるくない、ちゃんとした普通のもの。

　味噌汁には海老の頭が入っていて、しっかり海老の出汁が効いていて美味しい。ちょっとぬるめ。具は豆腐の小さな賽の目切りが５，６個申し訳程度。

　サラダはレタス主体に水菜で市販のフレンチドレッシング。

　デザートも出ます。杏仁豆腐。杏仁の香りはしっかりしていて甘いものの味が薄め。

　コーヒーは薄めですが香りは良い。デザートやコーヒーは要らないからお安くしてほしいところです。