3000円オーバーの「天然大海老フライ定食」 : とんＱ つくば本店

＜料理＞
■天然大海老フライ定食（2本）…税込3218円
天然の大海老で作った海老フライが2本付く、
とんQで唯一の3000円オーバーメニューにして最もお値段が高いメニュー。
メニュー写真を見るたびに、いつか食べてみたい…と思っていたのですが、
お値段がお値段なだけになかなか手が出ず…。
念願の初注文です。
…が、出てきたのはメニュー写真と比べるとだいぶ小さな海老フライ。
確かに、一般的な海老フライよりは大きいので“大海老フライ”という名前は間違いではないにしても、
写真とのギャップがあり過ぎ…。
しかも、写真を見るとわかりますが、
手前側の海老フライなど手を付ける前から中程で折れかけています。。。
海老の筋の位置を知らない職人が闇雲に海老の腹側に包丁を入れまくったのか、
まっすぐにさせて大きく見せたいがためにたたき過ぎたのか、
まさかのどちらもなのか…で、身は崩れかけてホロホロ。
もちろん、プリプリとした海老ならではの食感など皆無。
子どもの頃から何度訪れたかわからないとんQですが、
今回初めて、大きく期待を裏切られました。
（動揺激しく、他の注文の品の写真をかなり撮り忘れました。）


■やまと豚厚切りロースかつ定食（240g）…税込2484円
とんQはやまと豚推しのはずですが、
この厚切りとんかつ部門においてはなぜかメニュー表には赤城豚が写真付きで大きく出ており、
やまと豚の厚切りかつは隅の方に文字だけの表記…。
以前のメニュー表では違ったような記憶があるのですが…
少なくとも現在は、
厚切りの場合は赤城豚の方がオススメなのでしょうか。
中心部がほんのりピンク色。
やまと豚ならではの脂の甘味はあまり感じず、
あれ？こんなもんだっけ？ローズポークの方が甘味強いような…
というのが正直な感想。
この、やまと豚厚切りロースかつを最後に食べたのは2014年夏なので、3年ぶり。
肉質が変わったのか私の味覚が変わったのか…。
筋が残っているところも多々あり、食べにくい。
おかわり無料のキャベツは変わらず美味しいですし、
定番のにんじんドレッシングも美味しい。
新潟県産コシヒカリはやわらかめの炊き加減で今一つでしたが、
鳴門わかめご飯は美味しい。
とん汁も豚肉は1片だけでしたが、
豚の旨味が出たゴボウたっぷり汁で美味しい。
でもメインのとんかつが…。
つくばの美味しいとんかつ屋を聞かれたら、
今までは迷わずとんQと言っていましたが、
「天然大海老フライ定食（2本）」も残念なものでしたし、
少なくとも今回はなんだかなぁ…という印象になってしまいました。


■やまと豚メンチかつ定食…税込1382円
“とんQでしか食べられない“というコピーが付いた、
やまと豚のメンチかつがメインの定食。
厚みのあるメンチかつが2つ。
「やまと豚厚切りロースかつ定食（240g）」のロースかつと同じくらいの厚み。
それぞれ3つにカットしてあるので、丸々1個に豪快にかぶりつく必要はありません。
粗挽き肉を使用した引き締まった食感のメンチかつを想像していたのですが、
そうではなく脂多めでふわふわとやわらかくジューシーなメンチかつ。
その分、衣のサクサク感が際立ちます。
脂身がかなり多いと思いますが、脂の甘味はあまり感じず。
メンチかつ2個でこのお値段と考えるとCPは低いですが、
やまと豚を使用しているのであれば妥当なのかも知れません。


■赤城豚ロースかつ定食（小・120g）…税込1328円
赤城豚のロースかつがメインの定食。
・小（120g）…税込1328円（約11.06円/g）
・中（150g）…税込1598円（約10.65円/g）
・大（200g）…税込2030円（約10.15円/g）　
と大きいもの程、割安にはなりますが、子ども用なので頼んだのは小。
ランドレース・大ヨークシャー・デュロックの交雑種である群馬県産の赤城豚を使用したロースかつ。
未食なので詳細不明ですが、残さず食べていたので美味しかったのだと思います。

＜お店について＞
茨城県内で数店舗展開している1978年創業のとんかつ屋の本店。
こちらのとんかつ屋とんQや焼肉屋赤牛を主に展開していますが、
イタリア料理店であるアルゾーニ・イタリアも同じとんQ経営のお店。
なお、屋号の“とん”は“豚”、“Q”は豚の尻尾…ではなく、“quality”の頭文字とのこと。

・駐車場
15台分程

・席構成
カウンター席…12卓
テーブル席…4名がけ11卓
小上がり席…6名がけ6卓


＜料理＞
■自家製海老かつ定食…税込1490円
・自家製海老かつ
他店舗を含めとんQでこのメニューを注文したのは初めて。
つなぎを一切使わない海老100％の自家製海老かつ。
厚さ2cm程、直径6,7cm程の海老かつ2つが半分にカットされ、
綺麗な桜色のカット面が見える状態で配膳されました。
キャベツとカットレモン、和辛子、タルタルソースが添えられています。
キャベツはもちろんおかわり無料。
卓上のフルーティーなとんかつソースでいただいても良いですが、
手づくりのキャベツ専用ドレッシングも2種類（ゆずドレッシング、にんじんドレッシング）あります。
ただ、こちらのメニューのみ他のメニューより深さのある器での提供でしたので、
少しずつ網の底に入り込んでいく裾野のキャベツが食べにくかったのが残念。
メインの自家製海老かつは揚げたてサクサク、海老はぷりっぷり。
海老海老海老海老なので海老の甘味も十分堪能できます。
手作り感溢れるタルタルソースもさっぱりとしていて、海老かつに良く合います。
とんかつ屋なのでやまと豚を始めとする豚肉料理が美味しいのは間違いないですが、
豚肉より海老が好きな方やさっぱりとしたものを食べたい方にオススメです。

・みそ汁
定番のとん汁か日替わり（この日はあおさのりと豆腐のみそ汁）かから選べ、定番のとん汁を選択。
大根、ニンジン、ゴボウ、豚肉…安定の味ですしハイカロリーなのでお腹も満たされます。
日替わりのあおさのりと豆腐のみそ汁も少しいただきましたが、
こちらは磯の風味が良くさっぱりとしていますので、
とんかつと合わせるにはこちらの方が良いかも知れません。

・ごはん
つくば産コシヒカリ（白飯）か日替わり（この日は桜えびとジャコのごはん）から選べ、
日替わりを選択。
おかわり無料で、2杯目で別のごはんを注文することも可能。
桜えびとジャコのごはんは桜えびとジャコのカリカリとした食感が楽しめ香ばしく、
おかずなしでそのままいただいても十分美味しい。
ちなみに、使用しているお米はこちらもつくば産コシヒカリとのこと。
ただ、とんかつや海老料理以外のものと合わせるには主張が強すぎる気もしますので、
1杯目はつくば産コシヒカリ（白飯）でメイン料理を楽しみ、
おかわりで日替わり（大抵まぜごはん）を楽しむと良いかも知れません。

・お新香
お新香は個別ではなく、2～3名で1皿ずつの配膳。
毎回3種類のお新香の盛り合わせで、今回は大根、白菜と柚子、長芋の3種類。
こちらもおかわり無料。
塩分過多になりそうなのでおかわりはしませんでしたが、箸休めにちょうど良いです。


■赤城豚ねぎおろしかつ定食…税込1566円
（みそ汁、ごはん、お新香も付きますが同じなので省略）
赤城豚ロースかつにねぎと大根おろしをのせたメニュー。
ソースではなく、にんにく醤油かゆずポン酢をかけていただくようです。
1カットだけいただきましたが、赤城豚＋ねぎ＋大根おろし＋ゆずポン酢の組み合わせは、
予想通りのさっぱり感。
ただ、個人的に、とんかつを始めとする揚げ物は衣のサクサク感も美味しさの1つと考えているので、
大根おろしとゆずポン酢でしっとりとしてしまった衣は今一つ。
さらに、大根おろしは揚げたてのかつの熱をも奪ってしまうので…
少なくとも私には合わないメニューでした。


■赤城豚ロースかつ定食・小…税込1328円
（みそ汁、ごはん、お新香も付きますが同じなので省略）
赤城豚を使用したロースかつ定食。
お肉のサイズを
　・小…120g
　・中…150g
　・大…180g
から選べ、子ども用なので120gの「小」でお願いしました。
赤城豚は、ランドレース・大ヨークシャー・デュロックの交雑種である群馬県産の豚肉。
やまと豚より身が締まり甘味も控えめのさっぱりとした味わい。
厚さは2～2.5cm程ととんかつ屋のとんかつとしてはごく普通の厚み。
個人的には厚切りタイプの方が断然美味しいと思いますが、
子どもにはこれくらいの厚みの方が食べやすくまたボリュームもちょうどよかったようです。


■お子様ランチ…税込842円
エビフライ、とんかつ（？）、フライドポテト、ふりかけごはん、プリン、オレンジジュース、玩具のセット。
玩具は料理が提供までの間に選べます。
また、"ランチ"とついていますが、終日注文可能。
子どもが食べたので詳細不明ですが、
エビフライも大きめですしタルタルソースもついていて、CPも悪くないと思います。