イタリア直輸入の石窯で焼き上げた石窯ピッツァ : 珈琲哲學 水戸店

＜お店について＞
1983年12月10日群馬県高崎市にて創業の株式会社 哲學がFC展開するカフェレストラン。
お城を思わせるようなクラシカルな外観が特徴。
こちらの店舗は、株式会社エヌ・ティー・ビー（NTB古潭グループ）が運営するお店。


・駐車場
50台分程

・席構成
テーブル席…4名がけ10卓以上（計96席）

・その他
ピッツァやパスタ、ドルチェのテイクアウト可能
（ピッツァまたはパスタは10％OFF。2品以上注文で20％OFF）


＜料理＞
■ランチセットB…税込1870円+330円=2200円
・お好きなパスタまたはピッツァ（各9種類から選択。ものによって差額あり）
・グリーンサラダ
・お好きなドルチェ（6種類から選択）
・お好きなドリンク（11種類から選択）
パスタまたはピッツァは、+税込330円で「クアトロピッツァ」を選択。
お好きなドルチェは、「ガトーショコラ」を選択。
お好きなドリンクは、食後に「おすすめ珈琲（ホット）」をお願いしました。
ちなみに、この日の「おすすめ珈琲」はマンデリンでした。
「クアトロピッツァ」は単品注文だと税込1760円のピッツァなので、+440円で「グリーンサラダ」と「お好きなドルチェ」、「お好きなドリンク」が付く計算。
ドルチェを単品で注文すると税込528円なので、ドルチェを注文する予定ならこのランチセットBの方がお得です。
ただ、単品価格が税込1320円と安い「マルゲリータ」の場合は差額はないものの+550円で「グリーンサラダ」と「お好きなドルチェ」、「お好きなドリンク」が付く計算になったりと、選ぶメインによってお得度が異なりますが。
注文を済ませてから待つこと10分程で、まずは「グリーンサラダ」の登場。
レタスとルッコラ、ミニトマトの上に千切り大根がのった、ほぼ大根サラダ。
メニュー表下部に小さく、季節や仕入れ状況により使用する野菜が変わる場合がある旨の注意書きはありましたが、グリーンですらないグリーンサラダはどうなのだろう…と思わなくもないですが、セットサラダとしては十分なサラダ。
そしてそのサラダがきてから2分程でメインのピッツァ「クアトロピッツァ」の登場。
同じNTB古潭グループのイタリア料理店ヴェッキオ・アルベロのシェフMASATO氏が監修するようになったようで、生地に国産小麦粉を使用した自家製生地をイタリア直輸入の石窯で焼き上げた石窯ピッツァ。
直径は約30cmで、コルニチョーネのないローマ風の薄焼き生地です。
「クアトロピッツァ」は4つ（クアトロ）のチーズを使用した、いわゆるクアトロ・フォルマッジ。
お好みで蜂蜜をかけていただきます。
使用しているチーズは、カマンベールとモッツァレラ、パルミジャーノ・レッジャーノ、ゴーダの4種類。
クアトロ・フォルマッジだとゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、パルミジャーノ・レジャーノ、タレッジョの組み合わせが多いので、あえて、クアトロ・フォルマッジとは名乗っていないのかも知れません。
主役はカマンベール。
直径10cm程のものを放射線状に8分割したようなものがのっており、ビジュアル的なインパクトは大。
ただ、味においてはそのカマンベールの塊が口に入った時だけがカマンベール味なので、クアトロ・フォルマッジにおけるゴルゴンゾーラのような終始ピリッとした刺激的な味わいが楽しめるということはありません。
そして、そのカマンベールより外側は何ものっておらずただ素焼きしただけの生地なので、ちょっと寂しい。
…が、小さなミルクポットに入った蜂蜜が付いてくるので、それをたっぷりとかければ味気ない生地も美味しくいただけます。
チーズと蜂蜜の相性が良いのは言うまでもなく、チーズがたっぷりのった中心部も蜂蜜を絡めれば一気にスイーツピッツァに。
なお、蜂蜜は純正ではなく糖類を加えた加糖蜂蜜に感じましたが未確認。
ローマピッツァよりナポリピッツァの方が好みなので、肝心の生地そのものは今ひとつに感じましたが、それでもこのカマンベールチーズのインパクトは大。
カマンベール好きな方には特におすすめのピッツァです。
「ガトーショコラ」はしっとりしてはいるもののガトーショコラとしては割と軽め。
ちなみに、チョコレートプレートは予約の際にお願いして付けていただいたものなので通常は付いていません。
マンデリンは酸味控えめで「ガトーショコラ」とも良く合うコクのある珈琲でした。
「グリーンサラダ」と「ガトーショコラ」についてはそれなりでしたが、珈琲は美味しかったですし、+440円でいただだけたことを考えるとCPは悪くないセットだと思います。


■マルゲリータ…税込1320円
トマトソースの上にモッツァレラとバジル、フレッシュトマトがのったピッツァ。
ナポリのピッツァ職人が国王ウンベルト1世とマルゲリータ王妃夫妻をもてなすため、トマトとモッツァレラチーズ、バジルでイタリアの国旗の色である赤・白・緑を模して作ったピッツァを王妃が気に入り、自らその名を付けたと言われている王道のピッツァで、お店の人気No.1ピッツァでもあります。
焼き時間が長すぎなのかチーズの水分が飛んでしまっている部分が多くあり、マルゲリータとしては今ひとつ。
そしてやはり、マルゲリータはローマ風の薄い生地よりナポリ風の生地の方が合うなと思いました。


■ビスマルク 熟成ベーコンと温玉…税込1430円
トマトソースの上にチーズと熟成ベーコン、温泉玉子がのったピッツァ。
ピッツァ・ビスマルクは、目玉焼きを乗せたステーキが好物であったドイツの鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクにちなんで名付けられたピッツァ。
生地が若干歪な円形なのは許容範囲内ですし、具材が中心部に寄りすぎなのかビジュアル的に美味しそうに見えないのと、ベーコンは今ひとつ。
熟成ベーコンとのことですが、特段美味しいベーコンとは感じず。
また、水分含有量が多いのか生地はこんがり焼けているのにベーコンは水っぽく、しかも出てきた水分で周りの生地がしなっとしてしまっており…ビスマルクのベーコンはカリカリベーコン派な私としては残念でした。


■おすすめパフェ（マロンパフェ）…税込1045円
以前は、珈琲哲学といったら盛り盛り華やかな「欲張りフルーツパフェ」でしたが、いつの間にかメニューから消えていました。
それでもどうしてもパフェが食べたくて注文したのが、季節限定の「マロンパフェ」。
2020年は9月19日から発売開始となりました。
ちなみに、メニュー表には「15:00からのご提供です」と書いてありましたが、ランチタイムでも注文できました。
構成は上から順に、
・栗甘露煮
・渋皮入りマロンクリーム
・小倉餡
・きなこをまぶした白玉団子
・アイス
・ホイップクリーム
・刻み栗
・コーンフレーク
・モンブランケーキ
となっています。
以前のパフェのようなボリュームを期待して注文すると拍子抜けしますが、食後のデザートとしては十分なボリューム。
ちなみに、グラスの底に入っているモンブランケーキは店頭のショーケースに並ぶ「栗モンブラン」（ランチセットBでも選べる）と同じものだそうです。
トップに盛り付けられたマロンクリームは渋皮入りですが、底の方の「栗モンブラン」のマロンクリームは渋皮なしのクリーム。
意外と凝っています。
普段、嵩増し要員としか考えないコーンフレークも、ザクザクとした食感がアクセントとなって悪くないです。
栗好きな方に特におすすめの和パフェです。