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【惜しむように今シーズンラストの松葉蟹三昧】
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川井 潤
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店名 |
西村屋 本館
|
---|---|
ジャンル | 料理旅館 |
予約・ お問い合わせ |
0796-32-2211 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
城崎温泉駅から徒歩15分 城崎温泉駅から727m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥100,000~
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 |
席数 |
(35室) |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、ソファー席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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今シーズンも3月20日に松葉蟹のシーズンが終了する。
コロナの自粛要請もあってなかなか外出しにくい中、禁漁直前ギリギリのタイミングに城崎温泉に仕事を兼ねて温泉三昧&松葉蟹三昧目的で訪問。
まさにこのシーズン、城崎は蟹、蟹、蟹、松葉蟹尽くし。『蟹バーガー』を出す店もあれば、人気の土産モノ『蟹最中』、鯛焼きならぬ餡子入りの『蟹焼き』を出す店もある。これらは後日紹介予定。
今回は文人志賀直哉も与謝野晶子も宿泊したと言う創業は江戸安政年間、ここまで160年の歴史を刻む「西村屋本館」にお邪魔した。
露天風呂、大浴場も用意された温泉は塩化物泉で肌に柔らかく、長く入っていても湯当たりしない感じがした。
今回の夜の食事は「蟹尽くし」。
丸々ひとり二杯分の蟹が用意される。
食べきれない人も続出すると言うある意味嬉しい拷問的食事。なので一杯は食べて、一杯は持ち帰る人、朝食に回す人が多いんだと言う。いやいや、食べれるでしょう、と食べ始めたがイヤな予感がし始めて、やはり明日の朝食に一杯は出してもらうことにした。
食前酒は「蟹酒」からスタート。蟹の脚の甲羅部分を炙って酒に入れたモノ、…へー、ふぐのヒレ酒ほど濃厚ではないが蟹の匂いもちゃんとして香ばしいお酒になっている。
「旬の前菜盛合せ」…春を感じさせる前菜多数。タラの芽、ホタルイカ、桜餅、小魚等。そこにシーズン最後の「蟹の握り」も一貫加わり、春の走りと冬の終わりを感じさせるものになっている。
雛祭りのような人形の頭の部分が蓋になっている容器には甘エビやら昆布のツマミ系の料理が入り、酒の肴に合う。
ここで、用意された「兵庫県浜坂産の茹で松葉蟹」をいただく。…甘くて美味い。甲羅には既に包丁で切り口が入れられており食べやすい心遣いがされている。それにしてもいきなり食べでのあること…半分食べたところで…
「椀物」として「蟹のすり流し」が出てくる。温かいうちに食べた方が良いので茹で蟹は後回しにしてこちらをいただく。…やや甘めの出汁の中に揚げられた蕪饅頭が入る。食感はソフト。茹で蟹を食べ続けていると少々飽きるのでちょうど良いタインミングでの口直しの役割にもなっている。
さて。もう一度茹で松葉蟹に戻って食べ続ける。蟹味噌も美味いし、本体の身は蟹酢でいただいても美味しい。
「活け松葉、蟹刺身」…やはり現地で食べる醍醐味は刺身。あらかじめ蟹脚に切れ込みを入れてくださっているところを折って引っ張ると割と簡単に身が取れる。生の甘みが新鮮。
添えられた「ミニ大根」にはお味噌をつけ、ツマミには「生の蟹味噌」も用意されている。刺身につけても良し。
ここで焼き蟹名人とこの旅館で言われている天野さん登場!
「生蟹味噌甲羅焼き」から。蟹味噌と日本酒わ和えて炭火で温めたモノ。
続いて「焼き蟹」…脚にある身も蟹身も7割の火入れでふっくらと炭火で焼き上げると言う。
カボスも付いてくるが何もつけずに食べる方が身の味を楽しめる。
試してみたが醤油は醤油の味になってしまうし、蟹酢ももったいない…。そのままが美味い。
脚の部分の甲羅を逆に折って引っ張ると身が割と簡単にとれる。残ったところに軟骨が2本。これが松葉に見えるので「松葉蟹」と呼ばれるようになった、と言う話は割と有名かな。
お口直しに「柚子のシャーベット」…これ本当に少し酸味があって甘くて美味しいだけでなくスッキリと口直しになっている。
「松葉蟹すき鍋、彩り鍋野菜」…松葉蟹は脚、蟹身。野菜は白菜、ネギ、春菊、椎茸、マロニーちゃん。まずは蟹脚、蟹身だけ出汁で少し煮込んでから食べる。その後野菜を投入し良いタイミングで食べ始める。
その間にひとつ脚の部分をしゃぶしゃぶしていただく。…半生状態で食べるとめっちゃ美味しい。
餅もしゃぶしゃぶして食べる。なんだか安心できる味。
野菜を食べると時に感じたが出汁に蟹の味、香りがそこまで染みこんでいないのがちょっと惜しかった。
この出汁の雑炊となるとちょっとそれも惜しい。でも、十分満足なんだけどね。さらに高みを目指すとすればこの出汁の工夫かな…。
雑炊は刻み海苔とポン酢を加えると普通に雑炊として美味しく楽しめる。
最後は「フルーツ」…メロン、いちご、シャンパンゼリーに桜の花びらも入り可愛らしい。マンゴーゼリーも下には添えられている。充分なデザート。
いやぁ、食べ甲斐のある蟹のフルコースだった。若干の要望はあるしにしても、とても満足いく料理内容。
値段はややお高いけれど(宿泊料込みだから食事の値段は正確には分からないが…)、全然これだけ楽しめたら東京で高い料理を食べるよりも満足度高いかも。温泉もあるしね。
このシーズンを終えるとこの旅館の食事は但馬牛、夏場はイカ、紅ズワイガニなどに変わっていくのだそう。
城崎は町全体をお家と考えて、町づくりもうまいと思う。是非一度は足をお運びください。
つい志賀直哉の「城崎にて」も読み返してしまった。5分あれば読めるのは今時のスマホ時代にも合うかも。ちょっと気づきもあり…。