久し振りの訪問　味は昔のまま　でも、ちょっと... : カラピンチャ

久し振りにこちらにお邪魔しました。なかなか行くことが出来なかったんですか、たまたま開いてる、空いてるだったので。
お店の前にお休みの日が貼ってあります。テイクアウトなどもやられていて、お休みの仕組みが複雑です。人気店になられた現在は早く行くことがお勧めです。

メニューが増えています。そして、なくなったものも、増えたものもあります。全体的にシンプルに運用がしやすいようにされている印象があります。
フロアは工夫して座れる数を増やされています。スタッフさんを2名雇用されたようです。サーブが仕事です。奥様とご主人は中で調理、奥様は店内にも目を光らせているような印象です。ですから、以前のような詳しいカレーの食べ方の説明はありません。メニューに概略が書いてあるので読んで下さいってことかも。我々は自分が好きなように食べていました。
注文したのは
カレーのセット　普通米とスリランカ米
カレーは海老、魚、チキンは追加で
揚げ玉子、カトゥレット、シンハラアッチュール
でも、サーブするときに説明がなくて...揚げ玉子とサラダはわかりましたが..ちょっと残念かなぁ。

味はおいしいです。
さすがの味わい。なんですが、食べ終わると直ぐ惹かれてしまう食器、なんかなぁ？という感じは残ります。たくさんの人がやってくる中で自分のやりたいことをやるのは難しいです。味は素晴らしい！でもなぁという気分が残ってしまいました。
ごちそうさまでした。

阪急王子公園駅〜水道筋近辺はなかなかの秀逸なお店が隠れている穴場スポット、なかでもこちらのお店は白眉です。水道筋商店街でのスポット営業の後ここに実店舗を開店、そして1年も経たない内に人気店へ。土日はもちろん平日でも気合を入れて開店前に行かないとえらい目に遭います。店内はカウンター4席に4人掛けのテーブルが2つのみ、コンパクトな店内にコンパクトな厨房、御夫婦2人で切り盛りされています。一度目は私1人、その後奥さんと2人でお邪魔しています。こちらの基本メニューは本日のプレート(一度目の時に私、再訪問時に奥さんが注文)、と言っても皿を食う訳ではありません。大きめの皿の中央にライス、その周囲を取り囲む形に、レンズ豆のカレー、ココナッツのふりかけ、豆の揚げ煎餅、そして野菜のあえもの(私の時はナス、奥さんの時は三ツ葉と水菜のあえもの)、野菜の煮たもの(私の時はインゲン、奥さんの時は茄子マスタード煮)が配されています。私も奥さんも揚げ卵、私はそれプラスｱﾝﾌﾟﾙﾃｨﾔﾙ(鮪を香辛料を使い炊きあげたもの 甘辛い、棒鱈の炊いたんのツナ版 欲張りです)を追加、これらも周りに配されます。プレートと別にカレー(チキン、エビ、本日の野菜私の日はジャガイモとおくら こないだはうすい豆とキャベツでした)がサーブされ、プレートにかけたカレーにそこいら中のものを混ぜ合わせながら頂きます。複雑に多様なスパイスが絡まり合ったカレーが実に良いのに加え、この食べ方がまた実に良い。カレーと様々な料理を混ぜ合わせて食べると、個々に食べる味わいとは全く違った新しい味の発見があり感動します。プラスこのごちゃ混ぜにしながら味わう行為自体に、禁じられた秘密の遊びをこっそり楽しんでいるみたいなドキドキ感があってたまらない。スリランカでは実際素手で混ぜ合わせながら頂くみたいで、こちらも希望するお客さんにはフィンガーボールを用意して頂けます(勿論試す度胸無し)。2度目の訪問時、私は前に食べられなかったヌードルズとコットウロティをハーフ＆ハーフで。ヌードルズはスリランカ独特の細く短い麺を野菜と炒め、カレー(チキンを選択)をかけて頂きます。コットウロティは小麦粉の生地を焼いたロティをカレー(エビを選択)、野菜と混ぜフライパンで切り刻みながら炒める不思議な味わいのさっぱりしたビリヤニみたいな感じ、辛いスープをお好みでかけながら頂きます。神戸には以前北野にコートロッジというスリランカ料理のお店が在りどちらも頂いた覚えがありますが、余りおいしくなかった記憶が。しかしこちらの一品はハーフ＆ハーフにしたのもあって最後まで飽きることなく実に美味しく頂けました。食事の後にはやしの花蜜のヨーグルトがついてきます。キリテー(スリランカティーを低温殺菌牛乳で煮出したドリンク　チャイはスパイスが効いていますがあっさりした味わい砂糖は入っていません　平日はハーフサイズの250円あり、しかし結構な量)に奥さんはワタラッパ(ジャガリー(砂糖黍粗糖)、ココナッツミルクの入ったプリン 濃厚な味わいの薄茶色のババロアみたいな感じ、上にカシューナッツとレーズンが乗っています)も追加して大満足なランチでした。これで3350円、ちなみにプレート単品なら1000円でヨーグルト付きです。料理も逸品かつ珍しく楽しい、お値段も手頃、唯一の問題はお店の収容数ですが、御夫婦で隅々に目を配るのには仕方がない部分もあります。穴場スポット王子公園でもお薦め中のお薦め、ぜひ一度ご賞味あれ。