注文後に包む熱々小籠包付き！鹵水料理のご飯or麺が選べる小籠包ランチ1,200円 : 楽関記

本格的に寒くなってくると食べたくなるのが、熱々スープたっぷりの小籠包。
今回はBMしていた、神戸の楽関記さんへ。
注文後に包んでくれる小籠包と、香港出身のコックさんが作る鹵水（ロスイ）料理が名物です。

お店は、神戸元町の駅から徒歩数分。
鯉川筋沿いにあり、遠くからでも分かるほど大きな小籠包のマークが目印。

入口は鯉川筋に面した方と、グルリと回った路地側にもあります。
1階はカウンター10席、地下にも20席が。
やや狭いですが、壁には上着用ハンガーも。

スタッフさんは香港出身のコックさんに加え、小籠包担当の女性も数名おられるので
出来立てをスムーズに提供いただけます。

ランチは土日もOK、火曜と第3月曜が定休。
基本的にランチタイムは予約不可ですが
お昼のミニコース2,780円の場合のみ、予約ができるそうです。

この日は入れ替わりですぐ入店できましたが
13時を過ぎても終始満席で、土日には行列になるほど人気みたいです。

◇ランチメニュー（全て税込み価格）
■ランチセット　920円
（小皿前菜3種、スープ、選べる麺・飯、＋250円で小籠包3個付きに）
A：蒸し鶏ご飯
B：鹵水叉焼を使った鹵肉飯（ルーローハン）
C：鹵水叉焼を使った叉焼撈麺（ローメン）
D：ネギ油そばに蒸し鶏を乗せた鶏油そば
E：麺を蒸して茹でる香港風焼きそば限定15食

■選べる小籠包ランチ（限定25食）1,200円
（小皿前菜3種、スープ、小籠包6個、選べる麺・飯（ハーフサイズ））
上記ランチセットのA～E（ハーフ）から1品

■コックさんの気まぐれランチ　1,200円
ご飯、スープ、副菜3種、小籠包3個付き
この日のメインは「豚バラ干し肉とかいらん菜の炒めもの」

■お魚の定食　1,380円
小皿前菜5種、天然物鮮魚を使用した蒸し物「清蒸」、ご飯、スープ

コックさんの気まぐれランチは、12時半過ぎだったので既に売り切れ。
麺やご飯より、小籠包をたっぷり食べたくて
小籠包ランチ（麺orご飯はハーフサイズ、小籠包6個付き）1,200円を注文。

まずは小皿前菜3種とスープがすぐに到着。

◇選べる小籠包ランチ　1,200円
■小皿前菜3種
左から順番に
*（塩漬けしていない）生ザーサイ
*きくらげとクコの実の冷製
　甘酸っぱくコリコリ、生姜も爽やか
*自家製ラー油のピリ辛もやし和え
　想像以上にピリ辛で、最初むせ気味に

いわゆる定番の中華前菜というより、
本場のコックさんが作って下さるだけあって、現地ぽい前菜で面白い♪
そのまま食べても、後から出てくる
麺やご飯に乗せてアレンジしても合います。

■スープ（玉子とレタス）
理想的な熱々トロトロ～の玉子スープ。
表面のごま油もいい香りで、あったまる～

■小籠包（6個）
注文後に目の前で包み始めて下さる小籠包。
蒸し立てのセイロの蓋が開けられると、熱々の湯気がブワ～ッと！

あらかじめ味が付いているのでそのまま、
又は、卓上の黒酢を少し垂らしていただくのがお勧めの食べ方だそう。

そっと小籠包をつまむと、薄い皮の底にスープがたぷたぷと♪
皮を少しかじってスープをゴクリ・・
おぉ、美味しい！優しい旨味がジュッワ～

トロリとした豚の甘味やコクを感じつつも
透明感とキレのある独特な旨味のスープ。

お店で手作りの皮も、薄くなめらか。
たっぷりのスープを包んでいても破れず、分厚くモサモサしたタイプの皮とは別物。
中の豚肉もジューシーで臭みがなく
薄く繊細な皮や上品なスープと好バランス。

サッパリした黒酢の酸味も合うけど
そのままで食べるのが一番美味しいかも。
1人で6個は多いかな？と心配でしたが、冷める間もなく夢中でペロリ。

■鹵水（ロスイ）叉焼の鹵肉飯（ハーフ）
豚のそぼろに甘辛いタレを合わせた、台湾式の「魯肉飯（ルーローハン）」。
でもこちらの、「鹵肉飯」はひと味違う！

まずは、大きめの角切り叉焼がゴロゴロ。
みっしり締まった食感の豚肉に
みたらし団子のタレを思わせるほど、甘じょっぱいタレがからんで珍しい！
このタレが鹵水（ロスイ）料理ならでは？
白髪ネギとパクチーがアクセントに。

卓上の自家製ラー油をかけたり、前菜のもやしのピリ辛和え・生ザーサイを乗せると
辛味や旨味が加わり、一層ハマる美味しさに。

中華スパイスや漢方食材を何日間も煮出し、調味料を加えて作るタレが決め手の
鹵水（ロスイ）料理は、初めての美味しさ。
今回の叉焼の他、鴨や牛スネ肉、豚足や豚タンなど様々なお肉の鹵水煮込みがあるそう。

テキパキとスピーディに提供されつつも
お料理の説明も詳しく、温かく気遣い抜群の接客に初めてでもくつろげます。
熱々の小籠包と本場の味を満喫できました。

ごちそうさまでした！