素材の持ち味を生かした料理とロハスな空間を満喫できる店 : ｎａｐ

[追記：'10.08.05]

時々お邪魔するジンギスカンの店で、
羊乳のチーズを注文する。

今日、ｎａｐでチーズの盛り合わせを注文したところ、
それによく似た見栄えのドライタイプのチーズが出てきた。

私：「これってひょっとして羊のお乳のチーズ？？？」

マ：「そうですよ。」

私：「これ、パスタに絡めて食うたら美味いやろなぁ～(#^o^#)」

マ：「美味いですよぉ～。とって置きのレシピがあるんですよ。実は。」（にんまり）

私：「そ、それ食わしてくれっ！」

マ：「カロリー高いですよぉ～。ええんですか？ダイエット中やのに。」（にんまり）

私：「えっ、ええわいっ！昨日健康診断済んだとこじゃっ！それ作ってくれっ！それっ！」

ま：「わかりましたぁ～。」（にんまり）

。。。で、出てきたのが写真の「最強パスタ」。

オリーブオイルを温めてガーリックと黒こしょうで香りを出しておき、
そこに茹で上げたパスタを絡める。
上から山羊乳のチーズを削ってできあがり。

なんともシンプルで見栄えの貧相なパスタである。

でもチーズ好きのパスタフリークにはこれ最強っ！

こちらのパスタはいつも香しい小麦の香りが鼻孔をくすぐるが、
それに加えて少しクセのある羊乳のチーズが何ともええ塩梅で絡んでくる。

ほのかに香るガーリックと、
挽きたての黒こしょうの香りがベストマッチである。

ついに最強のパスタに出会ってしまった。
しばらくやみつきになりそうな気配。。。

[追記：'10.07.23]

先日「たまいち灘店」で巨大ニンニクを食べて、
明くる日職場で同僚の皆さんにとても迷惑を掛けたと、
ここ、ｎａｐのマスターに話をしたら、
更に恐ろしい食材をマスターが仕入れてきた。

その名もエレファントガーリック。

手に持っている写真をご覧いただきたい。
どっから見てもたまねぎである。

でもこれがいわゆる一かけ。

１回目は一度素揚げしたものをジャガイモと一緒にオリーブオイルでソテーし、
チーズを載っけてオーブンで焼いた物をいただいたが、
昨夜はシンプルに素揚げしてもらって塩だけで食べた。

ほくほく、柔らかで美味い！

いわゆる無臭ニンニクなので、
臭いはそれほど強くなく、
香ばしい香りが鼻孔をくすぐり、
食欲がススム、ススム。

トマトと鴨のローストを交互に挟んだ「トマトかも」や、
新鮮野菜のサラダ、手羽の唐揚げなどをパクパクいただきながら、
今日はロゼワインを抜いてもらって、
あっと言う間に飲み干した。

〆はマスター自信作、
角切り夏野菜のトマトソースパスタ。

コクのあるトマトソースと、
ソースに負けないデュラムセモリナの香りが抜群のハーモニー。

パスタの麺にもかなりこだわって仕入れているそうな。

忙しかった一週間の締めくくり。

大満足のディナーであった。


[追記：'10.05.19]

ワインが飲みたい気分の時は自然とこちらへ足が向いてしまう。

肩の力を抜いて心も身体もリラックスできる、
不思議な空気感を醸し出している店である。

気まぐれにその日の素材で作ってくれるサラダ。
今日は豆腐とアヴォカドが乗った水菜のサラダに胡麻のドレッシングだった。

焼き餃子を鉄板の上で味噌煮するというやや非常識な料理は、
餃子の皮に鰹出汁の効いた味噌が染み込んでパクパク食べてしまうほど美味い。
本当は一皿６個だが、
出てきた瞬間に思わず一個食べてしまったため、
写真では５個しか写っていない(￣◇￣;)

焼き野菜は炭火で炙るだけで供されるシンプルなものだが、
塩を少しつけて食べると、
素材が持つ美味しさが身体に染み込んでくるような気分にさえなる。

今日はライトなイタリアワイン１本で済ますつもりだったが、
調子に乗ってアルゼンチンワイン（だったかな？酔っ払ってて記憶が曖昧）まで抜いてしまった(x_x)

マスターと日本の古代史の話に花が咲いてしまったから、
ついつい調子に乗ってしまった(￣◇￣;)

いかん、いかん(;^_^A

ええオッサンのくせに、
もっとお上品な飲み方をしないととしきりに反省しながら、
小雨に濡れそぼる神戸の街を千鳥足で帰路についた。


[以前の書き込み]

最近ちょくちょくお邪魔している。
若いご夫婦が二人だけでやっているアットホームな店。

タパスやハモンセラーノ（生ハム）、
炭焼きの豚バラ肉なんかををつまみながら、
ゆったりとビールやワインを楽しめる店である。

カウンター席とテーブル席があるが、
私は店主や奥さんと会話を楽しみながら飲み食いしたいので、
カウンター席の方がお気に入りである。

カウンター席の上には、
ハモンセラーノの原木がどでんと横たわっており、
注文が入ると丁寧に生ハムを削ぎ取ってくれる。

旨味調味料で作り込んだ味に舌が慣れている人にとっては、
おそらくこの店の味は物足りないんじゃないかと思う。

良質の素材が持つ本来の味をシンプルに味わう店だから。

いつも飲み始めに頼むのは、
タパスの５種盛り。

嫌いな物は無いかと聞かれるが、
およそ口に入る物はなんでも好物なんで、
「嫌いなもんなんか無いでぇ～。何でも入れてよぉ。」
と口走ってしまう。

ほんで出されてくるタパスは、
暖かい物と冷たい物が抜群のコンビネーションで組み合わされ、
これだけで腰を落ち着けてガッツリ飲んでしまいそうになる。

炭火で丁寧に炙り焼きにされた豚バラ肉は、
噛みしめると豚肉が本来持っている甘味が口中にじゅわわわと広がり、
赤ワインをがぶがぶ飲んでしまう。

シメでいただくパスタも、
肩に力の入っていないとても優しい味わいで、
デュラムセモリナとソースがお互いを補い合って、
口の中で心地よいハーモニーを奏でてくれる。

客との距離感を絶妙に保ちながら、
丁寧な料理と気持ちの良いサービスを、
さりげなく自然体で提供してくれる。

抜群に料理が得意な友達の家で食事をしている。
私にとってはそんなcomfortable timeを満喫できる店である。