今時流行りのスパイスカレーとも旨味高い欧風カレーとも違うタイプのインド風カレーが実に美味しかった♪ : ヒンホイ

日曜日に朝からちょっと所用で神戸の花隈方面に行った際のランチで利用したお店が、
「カレー料理店　ヒンホイ」さん
でした。
こちらは店名にもある通りのカレーライスのお店になります。お昼のランチタイムは勿論の事、朝のモーニングセットのカレーも好評のお店なんだそうですよ。
お店の場所は『地下鉄西神・山手線　県庁前駅　西出口４番』から西に向かって１８０ｍ程歩いた所のビルの二階にありました。ＪＲの高架側からなら『花隈公園』の横の『花隈本線』を山側に上がって『生田新道』に至る少し手前って所のピルになりますね。
入店時間は１１時４０分。
この時点での先客はシングル客１名、ペア客１組のお客さん達がいらっしゃいましたが、この後にも次々とお客さんはひっきりなしに訪れておられました。結構人気があるお店なんですね。見たところ常連っぽいお客さんが多そうな感じだったかなぁ。
こちらのお店の席数なんですが、キッチン前のカウンター席は詰めれば三人が座れそうなベンチシートが２台有り、その他に四人テーブル２台が有りました。
私はキッチン前のカウンター席に通され着席です。
着席後、カウンターに置いてあったメニューを見ながらどのカレーをいただくか検討。こちらのカレーは三種類。チキンカレー、季節のおやさいろいろカレー、お楽しみカレーが有りました。カレーの量はどのカレーでも小・並・大・山から選べるようです。
と言う事で、この中からどれにするか暫し検討した結果、
「お楽しみカレー　並」￥８００
を注文です。
この「お楽しみカレー」は日替りのカレーのようで、本日のカレーは店内に掲示してある黒板に書いてありました。本日は、
「揚げ茄子とお豆腐の残暑よろしくカレー」
なんだそうです。
後、本日のカレーが書かれた黒板を見てみるとこちらのお店ではカレーの他に自家製の酵素ジュース・自家製無添加コーラ・無農薬ミントソーダ等の体に良さそうな、女性が好きそうなドリンクにも力が入れられているような感じがしましたね。そう言うとカレー屋さんにしては確かにお客さんも女性客が多かったもんなぁ。
まあ、そんな事は兎も角として、注文後１０分でカレーにセットで付いてくる小さくカットされたキャベツの重ね焼き？１キレが、１４分でカレーが出来上がってきました。
１．お楽しみカレー
この「お楽しみカレー」はカレーライスのカレー皿と小さくカットされたキャベツの重ね焼き？の小皿って言う構成です。
じゃ、この「お楽しみカレー」を実際にいただいていきましょう。
（１）揚げ茄子とお豆腐の残暑よろしくカレー
この「揚げ茄子とお豆腐の残暑よろしくカレー」は直径２３ｃｍくらいの大きさの銀色に光輝くステンレス際のカレー皿で提供されていました。
このお皿の半分くらいにライスがよそわれ、カレーはライスの上も含む４／５くらいにかけられていました。
カレーの色合いはオレンジ色に近い明るい黄土色って感じ。
トロミは弱くて少しだけトロッとした感じがあるだけですね。
辛味はカレーを口の中に入れてから一呼吸置いて辛さを感じ始めます。その辛さなんですが、舌先では感じられないのですが、喉の辺りでヒリヒリした辛さが感じらるものでした。ただ、辛さ自体はそんなに高くなかったですし、長続きもしなかったんですけどねぇ。この辛さを市販のカレールゥで例えるのなら甘口と中辛の中間くらいだったでしょうか。
カレーの味わいとしてはスパイスが複雑で苦味が高いって感じてはなくて、野菜の甘味や酸味や旨味が感じられる優しい感じのカレーでしたね。
具材は軽く素揚げされた茄子、人参、馬鈴薯、豆腐って感じで、カレーの上にはカスリメティも少量振りかけてありました。
素揚げされた茄子はスライスされたモノが６枚入っていました。茄子はカレーによく合う具材ですが、茄子をそのまま煮込んだって感じよりもこんな感じに素揚げしてある方が尚良いですよね。ただ、この茄子の素揚げ具合はどちらかと言えば弱い方だったかな。茄子自体は苦味やえぐ味がほぼ無い茄子で、素揚げされている事で茄子の旨味が尚一層活性化している感じがして実に美味しかったです。
豆腐はグチャと大きめに崩れた感じのが３キレ程入っていました。豆腐は絹豆腐ですね。にがりっぽさもそこそこ感じられる豆腐でしたが、この豆腐がカレーに合っていたかどうかって言うとちょっと微妙だったかなぁ。合わないって言う程ではないんですが、その他の具材と比べるとちょっと浮いていたんじゃないかなぁと思いました。まあ、これは私の個人的な好みの問題だと思いますけどね。
豆腐に比べると馬鈴薯や、人参は当然カレーによく合う具材ですよね。まあ、ベタな具材だとも思いますけど。
ライスは極普通の日本米の白飯です。ライスの炊き加減はホンの少しだけ固めな方かも？くらいの感じに炊き上げられていました。カレーのライスの炊き加減としてはベストな感じだったとは思います。ボリューム的には丼一杯くらいの量が有ったんじゃないかなぁと思いました。
ランチにも適量だと思います。
（２）キャベツの重ね焼き？
キャベツの重ね焼き？は横幅８ｃｍ、縦幅１０ｃｍくらいの大きさの白色の陶器のお皿で提供されていました。
キャベツの重ね焼き？は横幅４ｃｍ、縦幅６ｃｍ、厚さ３ｃｍくらいの大きさに小さくカットされたモノが１キレのみ。
先程からキャベツの重ね焼き？と書いていますが、本当にキャベツの重ね焼きで良いのかどうかは分かりません。キャベツを何層か敷いたモノに小麦粉を水で溶いたモノを絡めて焼いてお好み焼きソースをかけた感じのモノでした。イメージとしては広島のお好み焼きに近い感じでしたね。ただ、焼きそばや豚肉等の具材は何も入っていませんでしたが。ただ、一般的にキャベツの重ね焼きなら挽肉とか入れるしなぁ。本当にキャベツしか入っていなかったもんなぁ。う～ん、これは本当は何と言う料理だったんだろうなぁ？分からん。
そんな感じにこの「お楽しみカレー」の全て完食です。
今時流行りのスパイスカレーとも違う、然りとて出汁の旨味が高い欧風カレーとも違う、当然家庭のカレーとは全く違う、凝った作りのインド風カレーって感じでしたね。美味しいカレーでしたよ。人気があるのも素直に頷けカレーでしたね。