【禁煙】炉釜の高温で焼いて蒸す神戸牛のシャトーブリアンは最高です☆ : 神戸炉釜工房

JR元町駅の北側100mほどの路地にひっそりと隠れ家のようにこのお店があります。
入口の扉は事務所みたいで不思議ですが店名のプレートで確認できます。
神戸牛のステーキといえば鉄板焼で食べることがほとんどですが、
こちらのお店では高温の炉釜で焼いて食べさせてくれます。

【Rendez-vous in KOBE 企画⑤】
彼女とは神戸牛のステーキやしゃぶしゃぶなどを食べましたが鉄板以外のステーキを選びました♬

店内はL字型カウンターのみで10席です。
炉窯で焼いてくれるシェフ、接客中心の可愛い女性スタッフのお二人でされています。
こちらのお店では焼くタイミングの問題なのか予約時間に他のお客さんと同時にスタートするようなので
予約時間には遅れずに訪問する必要があるので注意が必要です。

さてNETで予約しましたが前日がお休みだったので当日にお電話をいただきました。
NET上ではフィレとサーロインしか予約できなかったので、それぞれ150gずつを予約しました。
ただ備考欄に「もしシャトーブリアンがあればフィレに代えて…」と記載していたのですが、
お電話でシャトーブリアンが用意できるとのことでしたのでお願いしました。
普通は3日前までの予約が必要らしいのですが、この日は用意ができるようだったのです(^^)

こちらはお肉の部位とグラム数を選ぶだけでコース内容はすべて同じになります。
また神戸ビーフの選定にもこだわりがあり、炉窯に最適なお肉を選んで購入しているそうです。
生産者、脂の柔らかさ、赤身の発色の3点をチェックしているそうです。
さらに野菜に関しても、お米の関してもこだわりを持っておられます。

炉釜ステーキは、表面を1,000度で炙って旨味を閉じ込め700度で蒸らして肉汁を内部で潤滑させるそうです。
品質にブレが出ないように完全に常温に戻してから焼き始めるのでしばらく生肉の状態を眺めることができます。
鉄板焼きでも、炭焼きでもない、第3のステーキとしてワクワクしながら待つことになります♬

価格はすべて税別表記です。
【「神戸牛シャトーブリアン150g」22,000円】
【「神戸牛サーロイン150g」12,500円】
もちろん2人でシェアして出していただきます。
まずはシェフがお肉をお披露目してくれ、証明書・血統書と一緒に写真を撮らせていただきました(^^)
これから炉釜で30分かけて焼くそうです。
さらにボクと彼女のポーションを4:6(120g：180g)にお願いしました。もう歳ですからね(^^;

「それではコース料理を始めさせていただきます」と女性スタッフから丁寧に案内があります。
●神戸牛肩ロースのの一口炙り寿司…目の前で炙ってくれて、上に雲丹を乗せてくれます♬
　　　　　　　　　　　　　　寿司ダレをかけてくれます。何と贅沢な一口寿司でしょう！
　　　　　　　　　　　　　　「できればお一口でお召し上がりください」と言われます。
　　　　　　　　　　　　　　言われるがままに一口で食べましたが、もったいないですね。
　　　　　　　　　　　　　　見ての通りですが、あっという間に口の中で溶けていきました(^^)
　　　　　　　　　　　　　　サイコー！手作りのガリも美味しかった。

●前菜盛り合わせ…鴨ロースのリエット(バケットに付けて)、フォアグラの茶わん蒸し、2種類のテリーヌ
　　　　　　　　　　　　　(カプレーゼのテリーヌにはオリーブオイル、ホタテのテリーヌにはキャビア)
　　　　　　　　　　　　　パッと見て「写真を撮ってくださいという前菜ですね」と言うと
　　　　　　　　　　　　　女性スタッフの方が「そうなんです」と言ってくれて和みます。
　　　　　　　　　　　　　フレンチのような前菜はすべて美味しいです。
　　　　　　　　　　　　　カプレーゼのテリーヌは珍しいですね。しっとりトマトの味わいがたまりません。
　　　　　　　　　　　　　
●神戸市西区で採れた新鮮野菜サラダ･･･キウイソースのドレッシングとバルサミコソースがかかっています。
　　　　　　　　　　　　　本当に新鮮なシャキシャキ野菜に甘酸っぱいドレッシングが良く合います。
　　　　　　　　　　　　　しかも中から海老と蟹が出てきて彼女のテンションが一気に上がったようです(^^)
　　　　　　　　　　　　　お皿の半分程度に置かれた独特の盛り方ですが、適量になっています。

●季節野菜のポタージュ…南淡路の玉ねぎ生産農家中野さんから取り寄せた玉ねぎのポタージュスープです(^^)
　　　　　　　　　　　　塩も砂糖も使っていないのに甘くて濃厚な玉ねぎそのままの味わいがあり、
　　　　　　　　　　　　「まんま玉ねぎポタージュ」というべき存在感で、超美味しいです♬　　　　　　　　　　　　　

ここでいよいよ焼きあがったお肉の登場です♬
イタリアシチリア島産の岩塩、わさび味噌が添えられてますが、香り付け程度に使うようです。　　　　　　　　　　　　

●神戸牛シャトーブリアン 60g…表面は焼目が付いていますが中は赤く肉の色そのままです。
　　　　　　　　　　　　　　　でもレアではなくしっかり熱が伝わってます。
　　　　　　　　　　　　　　　弾力があって肉汁を感じて、本当に肉の美味しさが口の中に広がりますね。
　　　　　　　　　　　　　　　フィレの中でも最高の部位だけのことがあります。
　　　　　　　　　　　　　　　塩さえも付けずにそのまま食べることをお薦めします。
　　　　　　　　　　　　　　　十分に塩コショウが効いているので、肉本来の旨味をダイレクトに味わえます♬
　　　　　　　　　　　　　　　よく考えると20年以上前に食べた記憶がある程度です。。。
　　
●神戸牛サーロイン 60g…やっぱり神戸牛のサーロインというと甘くて美味しい脂身なんですが、
　　　　　　　　　　　　　　炉釜で焼くには脂身が多すぎると良くないようですね。
　　　　　　　　　　　　　　とはいえもちろんサシが入っています。
　　　　　　　　　　　　　　とろけるような食感と甘さを感じます。
　　　　　　　　　　　　　　

●土鍋で炊き上げる白ごはん･･･神戸のお米マイスターとして有名な「いずよね」さんセレクトのお米です。
　　　　　　　　　　　　　　茨城県産の「いちばんぼし」でツヤツヤの出来栄えです。
　　　　　　　　　　　　　　どの時点で提供するかを事前に聞いてくれるのでお肉と一緒にしてもらいました。

●お吸い物(鹿児島県枕崎産の鰹節を使用)…サッパリしていてコクがあって美味しい。
　
●漬物(湊川の中村漬物店の紀州南高梅の梅干し、釜炊き生姜、セロリの浅漬け)…釜炊き生姜は本当に美味しい♬
　　　　　　　　　　　　　　梅干しは超がつくほど酸っぱい、今流行りの蜂蜜入りではなく主張する梅干しです。

●デザート(マスカルポーネチーズのアイス、種なしのピオーネ、ホワイトチョコのムース)…超美味しい。

お酒は次の通りです。
★生ビール キリン一番搾り：700円
●スパークリング日本酒：900円

★新政 NO.6 Rtype 特別純米酒　秋田：800円…白ワインのようなサッパリした味わい。
●町田酒造 premium 純米大吟醸酒 群馬：800円…マスカットのようなフルーティーで甘い味わい。

ワインは6種類から選びます。すべて1,500円です。
★CHATEAU GRAND JEAN…かなり重くてズッシリした印象のワイン。
●Cuvee de Amandiers…重いけどバランスが取れたワインで香りよく飲みやすい。

シェフは寡黙で気難しそうですが、話し出すと笑顔で接客してくれます。
最後のデザートは、シェフが直々に説明してくれて名刺もいただきました。
何と超有名俳優と下のお名前が同じだったのでお聞きしたら、お母さんがファンだったそうです。
彼女もお店の女性スタッフも、その俳優をご存知ないようで、やはり歳を感じますね(^^;

女性スタッフの方は、笑顔できちんとしたマニュアル通りの丁寧な接客なんですが、
実はフレンドリーでお客さんに合わせた会話もしてくれます。
特に漬物の説明時に「釜炊き生姜はお薦めで私も好きなんです」と言ってくれて距離感が縮まりましたね。
こういう接客が本当にお客さんに喜んでもらおうという気持ちが伝わりますね(^^)

これで43,250円でしたが、肉質、美味しさ、居心地の良さ、接客の良さを考えるとリーズナブルです♬
また絶対に食べに来たいと思うお店です。
神戸牛を食べる時にぜひ選択肢に入れてほしいお店ですね(^^)

お薦めです☆

※彼女が撮った写真もキレイでボクの画角とは違うので掲載許諾してもらい掲載します(★)

2019.10.24