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食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店
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とんしさんの他のお店の口コミ
店名 |
ラ・ターチ(La Tachi)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | フレンチ、イタリアン、イノベーティブ |
予約・ お問い合わせ |
050-5595-9852 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
阪神電車神戸三宮駅より徒歩4分 三宮駅(神戸市営)から418m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料金 8% |
席数 |
14席 (カウンター8席、テーブル6名×1席) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 6人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣の有料駐車場をご利用ください。 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2016年10月18日 |
電話番号 |
078-940-2077 |
備考 |
契約農家さんから提供される有機野菜を使用! |
初投稿者 |
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義母の誕生日の前日、9月9日、たまたま宝塚稲門会のイベントで月組の夢奈瑠音さんを応援する観劇があったので一緒に行きました。
彼女のお母様にもご挨拶頂き、今が色々な意味で今後の正念場なのかなと感じました。
前にも書かせて頂きましたが、人生をかけて努力した結果としてのプロフェッショナルな仕事というものには感動させられます。
この舞台に立つためだけに10年も20年も努力し続けるということはほんの一握りの人にしかできないことです。
宝塚歌劇団の場合、1日2公演ですし、そのための練習も大変なものです。
食も同じで、人生をかけて努力した人の料理はとても美味しいです。
ただ、宝塚歌劇団と同様、残念ながらある程度の才能や繊細なセンス、優れた味覚や嗅覚が必要となります。
それは、宝塚歌劇団で一流になることと同じくらい大変なことだと思います。
フレンチやイタリアンだと料理の技術もさることながら、ワインの味も深く知らなければなりません。
料理とワインのペアリングなどかなりのセンスと経験がないと到底できません。
マリアージュとなると相乗効果でお互いを高めていなければならないのです。
ピノ・ノワールは高騰して、ニュイは高い、ボーヌは高い、ルージュも倍の値段、いやいやブルゴーニュなんて高くて使えない、それどころかフランスは無理だから、北イタリアやドイツでまだ名前の知られていない村はないかと大騒ぎになっている今、どうやって料理とワインを組み合わせるのでしょうか?
このような時期だから、ペアリングを任せてもまともなことができないフレンチやイタリアンが多いのでしょうか?
いや、元々ペアリングを任せられるような店が少なくないのでしょうか?
シェフである自分もわからないのだから、お客もわからんという話なのでしょうか?
全ては結果としての事実があるのみ。
できないことをやるべきではありません。
コースが始まりました。
妻と義母はワインセット3杯。
私は当然ノンアルコールビールです。
家では色々探した結果、甘くないノンアルコールワインを飲んでいますが、先日北新地のある高級店でノンアルコールワインを飲んだら甘過ぎて食事に合わなかったので、バールチッチャ以外ではノンアルコールワインは飲みません。
いつもの妻のメモです。
青森のかぶらの炭火焼きウイキョウとアンチョビ乗せ、アンチョビとブラックオリーブのソース添えて。
かぶらのクオリティはちゃんとしているので美味しいです。
アンチョビも安定していました。
有機野菜宮城のホタテ明石の子蛸、うお六のアナゴなど。
オーナーシェフのお父様のお店のメニュー。
野菜、特に野草のクオリティは高かったです。
野草なので当然癖はありますが、自然の恵みということが感じられて私は好きです。
魚介類はこだわっておられるようでしたが普通です。
普通と書くとその辺のスーパーや百貨店で売ってるのかと仰る方がおられますが、この価格の、神戸であれば高級店のカテゴリーに入る店としては普通です。
篠山の無農薬のバターナッツカボチャのクラフティ。
バターナッツという品種のカボチャは初めて頂きました。
食べたことがないものがまだまだありますね。
本当にバターナッツの香りや風味があって驚きました。
美味しかったです。
新潟の茶豆と北海道の生雲丹のリゾット。
茶豆は良いとして、雲丹がダメです。
雲丹という食材は極めて難しいです。
ただでさえ難しいのに年々良いものが取れなくなってきて、今年はいよいよ良いものがほとんどありません。
そのような状況での雲丹。
美味しい訳がなく、味も風味もリゾットをダメにしていました。
フォアグラのポアレ白いちじく。
私が好きではないフォアグラ。
キャビアもトリュフも普通のものは不味いので嫌いですが、トップクラスのものは逆に大好きです。
キャビアならスターレットは凄く美味しいと思いますし、トリュフもアルバの白トリュフであれば素晴らしいと思います。
しかし、中途半端なものは高くて不味いので大嫌いなのです。
まともな香りもないトリュフや劣化した黒トリュフの癖のある風味や塩辛いだけのキャビアなど口に入れたくありません。
フォアグラはそれ以上に嫌いで、あの独特の肝臓を肥大化させた脂が嫌いなのです。
かなり良いものでないと気持ち悪くなります。
こちらのフォアグラは安いものではありませんでした。
ただ、積極的に食べたいというものでもありませんでした。
明石の鯛炭火焼き冬瓜ソース八丁味噌のパウダー添え。
八丁味噌のパウダーというのが良かったです。
鯛はかなりクオリティが高くないと美味しくない魚なので、それなりのものを出す場合はかなり工夫をしないと美味しくありません。
ビュルドー家のシャラン鴨のロースト。
ビュルドー家のシャラン鴨、、、。
とても嫌な気持ちで一口だけ食べましたが、あまりにも美味しくないので他は全て残しました。
私は食べることは出来ません。
明石のシラスとハラペーニョの白のパスタ。
某店のシラスのレモンパスタは大好きですが、こちらはかなり美味しくありません。
そもそもシラスのクオリティが低いからダメなのですが、酸味と辛味のバランスが極めて良くないため料理として好きではありません。
味付けのセンスとして奥行きも深みも感じさせません。
ただ、辛くて酸っぱいだけ。
美味しくないのです。
ココナッツのブラマンジェ。
普通です。
宇治抹茶の焼き菓子。
あまったるくて、かなり美味しくありません。
北海道放牧牛のアイス。
普通です。
コーヒーはちゃんとしていました。
フレンチ、イタリアンの店でよく出させる劣悪なものではありません。
ワインは妻の話だとシャンパンは美味しかったけれども他は不味かったとのことでした。
私は禁酒中ですが、毎日そこそこのワインを飲んでいる妻が言うのだからそうなのでしょう。
家で飲んでいるワインよりかなり不味かったそうです。
デイリーワインは仕事以上に真剣に日々より良いもの、よりコストパフォーマンスの良いものを探して、試行錯誤を繰り返していますので、不味いものは不味いとはっきり言ったのでしょう。
宝塚で本物のエンターテイメントを楽しんだ後、それとは真逆の大変な義母のバースデーディナーとなりました。
昭和、平成、令和。
まだ変わらないのですね。
いや、変われないのですね。