隠れ家。(今は) : オステリア ブッコ

2015.6.17訪問。

VIVOさんの定休日は木曜のはずだが、お休み。坂を少し下り、コッチネラさんへ、定休日。

本日の相方はチーズが嫌いなので、ロンバルディアの料理は？と思いつつ、次はと思っていたここ、オステリア ブッコさんへ。

まず、営業してるの？て感じです。

お店を覗き込むと、灯りが薄っすら。

中に入ると、「段差があります。気をつけて」と

昼間は、外が明るいのとお店の暗さのせいで、入ると眼が慣れてなく、段差に全く気が付きません。

中はムードたっぷり。デートに最高です。写真はありませんが、古い洋館のような別世界です。(言い過ぎ？)

お好きなお席へと。私たち以外お客様いません。

少しご主人？とお話しすると、「何方かの紹介ですか？」と尋ねららました。

フリーのお客様ほぼいないようです。
週末の夜は、忙しくされているようですが、平日のお昼は、のんびりと営業さらているようです。

今は、食べログというものがあるので、スマホさえあれば、誰でも、隠れ家レストランを見つけ出してしまいます。それでもまだまだ神戸のマダム達に知られていないようです。

お昼はコースが2つです。
2000円と3500円。3500円のコースにはのっけからチーズのフリットとあります。
今回は、チョイス不可です。
2000円のコースにします。

白ワインをグラスでいただきました。スッキリとした少し辛口で飲みやすいと思います。

前菜は6つに区切りのあるお皿で提供されます。これを、見て「完全にアテですね。」と一言添えると、「お昼でも、ビール、ワイン率は高いです。」とご主人も言ってました。

⚪︎剣烏賊下足の海苔のジュレがけ
下にスモーク？されたボテトが敷いてあります。このポテトがフレーバーが良く美味しいのです。海苔のジュレは完全にアテ系です、塩気が少しきつめです。

⚪︎明石蛸とレンズ豆の煮込み
蛸は柔らかくナイフいるの？くらいです。レンズ豆も良く味が染みて美味しいです。

⚪︎イタリアン肉団子のグリーンソース
これは、少し苦味のある野菜(忘れました)のソースがアクセントとなり、美味しいです。少し大人の味です。春菊ぽいお味なので、少し食べる人により可、否が別れるかしれません。

⚪︎赤タマネギのピクルスと鰯の赤ワイン煮
赤タマネギのピクルスは其れ程酸味がきつくなく、甘めです、鰯は逆に酸味が強目です。ビネガーが効いてます。トレビスが添えてあります。
前菜では、一番好みでした。完璧なアテです。

⚪︎トマトのパンナコッタ
上にジェノベーゼのソースが添えてあります。このジェノバペーストが、秀逸です。これで、ここのジェノベーゼ(メニューにあるかは不明ですが)
は絶対に美味しいと確信してしまうものでした。

⚪︎黒田庄牛のローストビーフ
これが一番分かりやすいものでした。ルッコラのソースは教えてもらはないと何のソースか？となりますが、黒田庄牛というネームバリューの割には、普通でした。(個人的にはですが)

パスタは2種類から選べます。
穴子の薫製とフレッシュトマトのタリアテッレを選びました。

タリアテッレ生麺です。美味しい。塩加減抜群です。穴子の薫香がとても楽しい感じです。多分シェフは、自家製の薫製物が非常にお得意なのだと思います。

パンは普通に美味しかったです。(私は、365日ご飯党なので、パンの評価は当てになりません。)

最後にドルチェですが、名前を失念しました。ビスケットのようなクッキーのようなお菓子で、フォーク、スプーンが添えららましたが、ご主人が
おしぼりを持って来られて、手で食べることを勧められたので、手バクバク食べました。程よい甘さの素朴なお菓子です。添えられあるチェリーが、お酒で漬けてあるので、お酒に弱い方は酔いそうです。でも美味しい。

締めのエスプレッソも美味しくいただきました。
お砂糖は、ザラメを添えられたので、拘りでもあるのかと尋ねると、拘りはないとのことでしたが、丁度溶け具合が良いサイズなのだと。言ってました。(やっぱり拘りあるのね)

非常に満足なお昼でした。結構的に、メインが付いていると、食べ切れ無かった可能性があります。ボリュームは満点です。お味も美味しいかったです。(私のような余り舌の肥えて無い者の評価なのでそこは、信憑性は？かな)雰囲気も、個人のお店としては最上級ではないでしょうか。それと、ご主人？の接客もマイルドでとてと好感の持てるものでした。

少しお金のある方はガンガンリピートするのではないでしょうか。私は無理です。

お昼は、2000円と強気な値段設定なので、好奇心旺盛な方で無ければ、入り難いでしょう。お店も、ヒッソリと佇んでいます。私達が、お店を後にした直後、女性3名がお店の前で足を止めましたが、お値段を見てそそくさと、お店を後にしていました。

少しの間は、まだ隠れ家かな？

ご馳走様でした。