天の座スイート : あかん鶴雅別荘　鄙の座

高級旅館だからと言って、どの宿も
どの部屋でも泊まってみたいということはないわけで
人それぞれ好みは違いますよね。
若い頃はバイトでお金を貯めては
すべてを旅につぎ込み
『職業は？』と聞かれると
『旅人です』と答えていたほど・・・
そんな私がず～っと泊まりたいと思っていたのが
あかん鶴雅別荘　鄙の座さんの天の座スイートなんです。
　
北海道の高級旅館の公式HPは
ほぼ全部見ていると思うんですが
ずいぶん前に初めて見た時から
いつかは泊まってみたいな～って思っていたお部屋です。
　
若い頃は札幌から網走まで一気にドライブしたり
平気でやっていましたが
この歳になると帯広から先が辛い・・・　(^^;
そんな訳で今回は鶴雅グループさんのバスで
行ってまいりましたー
　
札幌駅北口を9時に出発し
15時30分頃、阿寒湖温泉に到着します。
いや～快適でしたね～(*^-^*)
バスの運転手さんもとっても良い方でしたよ！
　
グループの別のホテルに寄りながら最後に鄙の座に到着。
入り口の前では、すでにスタッフの方が待ってくれていました。
バスから荷物を運んでくださるのですが
荷物を抱きかかえるように大事そうに
持っているのが印象的でした。
　
エントランスの自動ドアが開くと
そこからは非日常の世界に・・・
木彫りの可愛い動物たちが出迎えてくれます。
湖が見えるバーのカウンターで
抹茶のクリームブリュレをいただきながら
ここでチェックイン。
一息ついた後、お部屋に案内していただきます。
　
そうそうこの部屋！
この露天風呂！！
やっとこれた♪
素敵な音楽のCDがあったので
さっそくかけてみたのですが
音が良い！最高の気分ですね(*^-^*)
　
翌朝、朝霧が湖面をすべるように
流れていく中聴いていたのが
Louis ArmstrongのWhat a wonderful world
美味しいコーヒーをいただきながら
極上の時間を過ごすことができました。
　
夕食はお食事処でいただきます。
コロナ禍の今、個室での食事はやっぱり安心ですね。
　
萌木会席
　
食前酒
　
箸附　北寄貝と野菜の胡麻酢かけ　イクラ
　
前菜　北海縞海老浜茹で
　　　紅鱒の手毬寿司
　　　柿と春菊の白和え
　　　胡桃チーズ豆腐
　　　真つぶ貝旨煮
　　　九十レモン煮
　　　松葉銀杏
　
造里　与種盛合せ
　　　幻の魚　いとう　本鮪　雲丹　牡丹海老　他、あしらい
　
鍋　　道産めんめ白味噌鍋　鄙の座風
　
焼物　大助とエリンギの挟み焼き
　
煮物　真だちのみぞれ煮　白蕪　南瓜　もみじ麩
　
強肴　道産黒毛和牛のロースト
　　　インカのめざめ
　　　山わさび醤油漬け
　
食事　栗と千石黒豆の炊き込み御飯（むかわ産ふっくりんこ）
　　　赤だし　香の物
　
菓子　パティシエ特製　季節のデザート
　
いっただっきまーす＼(^o^)／
びっくりしたのがイトウ！
幻の魚をいただけるとは、思ってもみませんでした。
阿寒湖スキー場のそばで養殖していると
スタッフの方が教えてくれました。
昆布塩でいただいたのですが
とっても美味しかったです。
本鮪も牡丹海老もとろけた～
この山の中でよくこんな鮮度の良いものを
提供できるな～っと感心しちゃいますね。
　
そして北海縞海老の味の濃いこと濃いこと
いや～美味しかったですね～
　
柿と春菊の白和えも柿がとっても甘く
春菊を最高に美味しく食べさせてくれました。
　
大助は日本近海で獲れるキングサーモン
エリンギと合わせることで食感も楽しめて
本当に美味しい一品でした。
　
そしてなんといってもめんめの鍋！
味噌が優しい味つけで
これは名物料理になりますね。
めんめは皮の部分とかも、まあ美味い！！
すごい美味しかったです。
　
すごい量で、もうお腹が一杯になってきているんですが
たたみかけるように和牛の登場＼(^o^)／
鶴雅グループさんはエプイさんも杢の抄さんもそうでしたが
肉は間違いなく美味しいですね。
飲み込みたくなくなる美味しさでした。
付け添えのインカのめざめもほっくほくで美味しかった～
大満足の夕食でした(*^-^*)　
　
お部屋にもどる途中も館内には
いたるところに置物やオブジェがあり
足をとめてしまいます。
ゆっくりと流れる時間・・・
満たされた心・・・
これを求めに来ているんでしょうね～
　
バーラウンジ 座・BAR
外の木はライトアップされ
チェックインの時とは違う顔を見せてくれます。
このお洒落な空間でカクテルをいただきながら
お話をしていると、あっという間に夜は更けていきますね。
　
楽しみにしていた、お夜食タイム！
鮭のお茶漬けです。
お腹が減ったわけではないのですが
この時間に食べるお茶漬けって、なんか幸せですね(*^-^*)
　
この後はお部屋の露天風呂が最高なので
何度も何度も入ってしまいました。
　
翌朝、カーテンを開けると
阿寒湖は朝霧のせいか、なんとも神秘的に映ります。
冷たい空気を感じながら大好きな朝風呂(*^-^*)
もう言うことないですね。
　
朝食は昨日と同じ個室でとりました。
たまに朝ごはんは、がっかりするお宿もあるんですが
鄙の座さんは、満足させてくれました。
銀だらの美味い事美味い事♪
百年水で作った豆腐も美味しかったな～
いくらもたっぷりの量でとっても美味しかったです。
スタッフの方が、いくらは『いくらでもあります』って
ボケてくれたのに
『いくらだけに！』って、
すぐに返せなかったのが
この宿で唯一の心残りです(^^;
関西人じゃないので、そういう返しに慣れてなくて
すいませんでした。
そんな和やかな会話も提供してくれる
スタッフさんでした(*^-^*)
みなさん距離感が絶妙で素晴らしかったです。
　
ここに住みたい～！！！
帰り支度をしながら
叶うはずのない言葉を口にする二人。
もちろん期待はしていましたが
期待以上の満足をいただきました。
　
天の座スイートは最高に気持ち良い
露天風呂がついているんですが
ひょっとしたら
神秘的な阿寒湖を見ながら
コーヒーを飲んでいる時間が
一番幸せを感じていたのかもしれません。
What a Wonderful World・・・
阿寒湖の自然の美しさに癒されました。
住むことはできませんが
また、この部屋に帰ってきたい
そんなことを思いながら宿を後にしました。