春夏秋灯 -冬休み明けまた会えますように- : 蕎麦喰い処 利めい庵

ソバオ…12月は予定盛りだくさんの為、
利めい庵さんは今回にて年内訪問終了…泣

お母さんに聞くと“年内は営業”とのことで
最後に「寒い時期…お身体気をつけて」と
お伝えできたこと、本当に良かった。

以前のレビューでも書いているが
10年程前にミシュラン北海道に選ばれ、
その“粗挽き”という美味さを発信してきた。

今や営業は、金曜・土曜・日曜で、
雪の多い地区の為、1月・2月は冬休み。
そして、知っている方もいるだろうが、
店主はお店の後継者を探している。

そんな事を考えると…
冬が明けた後に訪問したときと、
年内の営業を終了させたときは
いつも安心の気持ちになるので、
必ず11月から年末に行くようにしていた。

そんなお店とも今年は最後ということで、
一人で盛大にやってきました(*⁰▿⁰*)笑

◇地鶏せいろ 一三四〇円
◇辛汁追加 二〇〇円
◇鱧(ハモ)の天麩羅単品 一〇〇〇円

利めい庵さんといえばの、地鶏と鱧(ハモ)。
結論から言うが、最高だった。

地鶏はいつも通りのホロホロ肉がゴロンと。
そしてその肉汁と、香ばしい葱が、
温かいつけ汁に溶け出す。
分厚い陶器と肉の脂で中々冷めない。

だからいつも冷たい汁を頼む私…笑
ただ、出汁強く辛口の汁も見事に美味い。
蕎麦はいつもキンキンに冷〆されている。
以前より粗挽き感は弱くなった印象で
蕎麦の切れも少し気になったが、
それでも美味いのが“利めい庵”の蕎麦だ。

ほとんど蕎麦を辛汁で食べた頃に
薬味の葱と、山葵に気付く…笑
それにそもそもの地鶏温汁も…笑
だから地鶏温汁はそのまま“抜き”で頂く。
途中からの生姜での味変はこの時期格別だ。

そして…鱧天。

フッカフカとしか言いようがない！笑
穴子天もそれなりのお店はフカフカだが、
いや、鱧は、フッカフカである。
塩も天汁もつけてくださるのだが、
余った山葵と塩でいただいてみたり、
地鶏脂葱生姜温汁につけてみたり、
楽しみ方は無限大である！！笑

白濁の蕎麦湯をそれぞれで頂き、
ご馳走様でした。やはり美味かったな。

最後に…
このレビューを読んでくださった方へ。

お店は12月末まで営業します。
是非この美味蕎麦を味わってほしいので
金曜・土曜・日曜で予定が無ければ是非！！

ただ、
その際は前日迄に予約をして行くのがお勧め！
メールや電話でお一人でも予約可能。
ご夫婦お二人で切り盛りされているので、
予約なしの土曜・日曜は厳しいかもと
考えていただいた方がいいだろう。

あと、昼のピーク時に予約や
店内の状況の確認の電話は避けて欲しい。
私が言うことでもないかもしれないが、
ご夫婦がどれだけ忙しく動いているかを
是非一度頭に入れてからの問い合わせを…。

そして予約を取れた時は存分に、
お店の雰囲気や味を楽しんで欲しい。
味わって、感想を帰る時に伝えて欲しい。

そこには最高のお二人の笑顔があって、
これからも無理せず頑張っていただく為の
大きなエールになるんじゃないかな？

辞めないで欲しいけど無理しないで欲しい。
言っていることはあべこべだけど、
大好きなお店の大好きな蕎麦…。
また来年3月に笑顔で会いに行きます(*⁰▿⁰*)

こちら、利めい庵さん。
10年前にミシュラン掲載も、
その後はひっそりと、
ご主人・奥様とお二人で営んでいる。

営業日は週末(金・土・日)の週3日。
そして、こちらの場所は降雪が多いため、
冬の期間は冬眠と題して長期休暇となる。
土曜と日曜に予約して入るのが良いでしょう。
ちなみに平日は予約なしでも行けます！
※混み状況によって異なります

今回は“新そば”ということもあり、
訪問は今年最後(冬眠前最後)かなと思うと
楽しみで楽しみで仕方がなかった！！

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…さて、いつものように山を上り登場。
古民家を改装したような作りの一軒家。
壁には草が根付き、中に入ると、
店主のこだわりのアイテムや内装で、
それだけで美味しさ倍増である。

◇地鶏せいろ 一三四〇円

この寒くなってきた時期、
やはり私はこちらの一択だった。
(辛口も別途注文可能です！)

地鶏はごろっごろっと大粒。
汁の表面に脂を残し、身は汁に沈む。
炙ったネギも香り香ばしく、お味良し。
こだわり抜いているであろう器は
分厚く温汁が最後まで冷めない…良き！

蕎麦…
産地はどこにも書いていなかったのと、
写真も撮ってなく、すみません…。

しかし入り口に飾られている
“新そば”の札をみても、口に運ぶときの、
香りでも新そば感をしっかり感じられた！
粗挽きで、やや乱打ちで、味わい深い蕎麦。

この蕎麦とつけ汁の相性が堪らない。
〆の蕎麦湯も白濁トロトロで最高だ。

訪問前は今年最後と思っていたが、まだ10月。
あと、2-3回は来ようかなと思った！！笑

行ったことのない方は予約をして是非！！
雰囲気と美味い蕎麦に感動間違いなし！！

コロポックル山荘という
江別のお店を今年春にレビューさせて頂いた。
雪があるうちは辿り着けない程の険しい場所。

樹庵という恵庭のお店を2度かな？
レビューさせて頂いた。こちらは、
1日10食しか打っていない予約必須店。

その2店がどうしたという話ではないが、

長い冬の冬眠期間と自然豊かな場所ということで、
今日の蕎麦どこにしようかな？と考えていた時に
ポンと浮かび上がったのが、利めい庵さん。

雪が溶けたら…と思いながらも、行けず。
今年初めての訪問になってしまった…

◇地鶏せいろ 一三四〇円
◇大盛り 二三〇円増し
◇辛汁追加 二二〇円

10年程前にミシュラン掲載されてから、
その後の受賞(掲載)は無かったが、
改めて掲載されるべきお店と感じた。

11年前に存在した超粗挽蕎麦。
今や粗挽きは多くのお店が出している中、
本当に元祖なのであれば賞賛したい。

やや細打ち、粗挽きなだけに、
蕎麦の切れが気になるが、
やはり冷たい辛汁で食べると風味豊か、
舌触りが最高である。

そして、温せいろについては、
地鶏の柔らかいお肉がごろごろふわっと、
香ばしく焼いて(炙って)ある葱。
その出汁がしっかり出ている汁。
辛口だが蕎麦湯との相性への期待でもある。

結論。
とにかくここの蕎麦は美味い。

ご夫婦での切り盛り。提供までは遅い。
駐車場も停めることができるかは運次第。
金・土・日と、週に3日の営業。
(ただ、メールや電話での予約が可能)

世界観だけで美味しさが漂う、拘った店づくり。
鱧や穴子などの美味い魚の天ぷら。
地鶏などのせいろは勿論だが、
追加でも頂きたくなる程に美味い辛汁。
どこをとっても好き。美味い。

殆どの方が、会計時にサラッと帰るではなく、
「美味しかった」「またきます」など、
お店側との会話が成立するのは、
“本当に来てよかった”の表れでは無いだろうか？

これからも何十年も応援し続けていきたい。
決して“過去のミシュラン店”ではなく、
今も続く最高級の美味しい蕎麦屋に間違いはない。

自然に囲まれた、
山の中にある哀愁漂う古民家、利めい庵。

雪が積もる1月と2月は、
毎年休業となることから
この時期はどうしても行きたかったお店。

古民家を改装した店内にまずやられる。
店主ご夫婦でのご経営に更にやられる。
陶器などのこだわりにもやられてしまう。
そりゃ、ミシュランガイド2012北海道版で
掲載されただけあり、レベルが高い。

なんといってもおすすめは地鶏せいろ。
地鶏と焼かれたネギの風味、最後は生姜も。
そりゃ美味くないわけがない。

ただ、本当の蕎麦の美味しさを楽しむ為に、
辛汁も追加で頼んでみていただきたい。
熱いつゆにも、冷たいつゆにも相性のよい蕎麦。
ただただ、美味としか言えない。