お久しぶり訪問 : どやぐ酒場 てらこや

翌日のイベント会場へは15時半の到着。同僚と共にサクサクっと30分ほどで準備を終え、ワタクシは宿舎へ。なお、同僚はお子さんのところで宿ということです。

この日は翌日も含め道都の宿がパンパンな状態。調べてみても安くて２万ウン千円という状況で、ワタクシも発寒宅にお世話になる覚悟もありましたが、何とか新道東のユ◯タさんにそこそこのお値段でお世話になることができました(^^)v

時刻は18時半頃になり、徒歩７分ほどで辿り着けるてらこやさんの扉を開ける。「一人なんですが‥」と伝えるとスタッフさんが店主に確認してカウンターへ案内されました。先客はカウンターとテーブル席に三組。予約も入っているようですね。金曜日ですから当然かと。

まずは当然生ビール。最初の一杯だけはプレモルが泡にプリントされます。お通しは鱒？の酢漬けでしょうか。旨い。まず、"冷やしピーマン(肉みそ付き)＆塩ザンギ"をオーダーしてゆっくりめに呑んでいきます。

10分ほどで冷やしピーマンの登場。大振りなのを一つ噛み締めると、口中で細かい水の粒が弾けていくような瑞々しさ。ピーマンの爽やかで少しだけ甘さを感じる味がたまりません。肉みそとの相性も激アツなのです。

ビールをお代わりすると程なく塩ザンギの登場。レギュラーメニューからのチョイスですが、塩加減・柔らかさともに抜にして群！ 実は先客数組も頼んでおり、ワタクシのオーダーでラストだったようです。それだけ人気ということでしょう。

ここでこの日のお楽しみメニューをオーダーしておきつつ(時間かかる)、ハイボールもメガでいただいておきましょう。そのハイボールも塩ザンギそして残しておいた肉みそと実によく合います。ゆっくりめで吞みますが、それでもハイボールは無くなり焼酎へ。"横手のどやぐ"というたかきび焼酎をロックでいただきますが、わりと刺激のある味でした。

オーダーから実に40分でお楽しみである"知内産ニラおひたし(フィフィ卵乗せ)"の登場。昨春にいただき陶酔感を覚えたお味でした。本来は醤油なのですが、ワタクシは前回に続き塩でもいただいてまいりましょう。

まずは黄身も崩さず味も無しでその味と薫りと愉しみ、次に黄身を崩して鰹節とともに混ぜ込み、ひと口ずつ塩をかけて愉しむ。最後に少しの醤油をかけるとまた違う姿を愉しませてくれるのです。知内ニラは本来３月ぐらいが旬らしいのですが、この時期でもしっかり甘さ含め風味を感じられ旨いですね～♬ 野菜料理の経験上トップクラスだと思います。

この後は芋焼酎を１杯いただき、20時半頃に大満足なごちそうさま。エアコンの効いた店内から酷暑でモワ～っとした外で少々彷徨い始めるのでしたw

ス○キノやサ○エキ方面へはなかなか行き辛く、列車系にも乗りたくないこのご時世。美味しいお店に徒歩で行けることを考えて宿舎とお店を決めた今回。宿舎はホテルユキタで美味しいお店はてらこやさんになるのです。

宿舎に15時半過ぎに入ってまずはしばしゆっくりと。17時半からシャワーなど動き出して18時半前にお店到着。まだまだ明るい中10分ほど歩いてまいりました。

扉を開けて一人と伝えると少ししてからカウンターへ案内。カウンターは１席しかなく、３つあるテーブル席も１つは入っていて、残りも予約の電話がちょうど入っていました。一人でなければ予約しといた方が良かったかもしれません。

まずはプレモル生をオーダー。お通しのハモ湯引きで否が応にも期待値を上げさせられたところで、まずは串３本(塩)と冷やしピーマン(肉みそ付き)をオーダーしました。

程なく串物が登場。焼き過ぎてない豚串に皮目をパリッとさせた鶏串そしてコリコリ感が残ったヤゲン。どれもが火の通りに拘りがあるなと思わせる美味しさ。一方で冷やしピーマンは氷よりも冷たいのではと思わせる冷たさで、それがピーマン自体の甘さと秀逸な食感に繋がっていると思います。肉みそはそれ単体がお酒によく合うこと！

プレモルお代わり⇒ジムビームのメガハイボールと流れつつ、メイチダイ刺と揚げたて厚揚げをオーダー。メイチダイを調べてみるとまずまず高級な部類のお魚とのことで、実に上品な白身がハイボールにもその後の日本酒にも当然合うじゃないですか。

遅れて出てきた厚揚げには生姜と小ネギが降りかかっており、醤油はかけ過ぎに注意しつついただきます。何やら豆腐を自家製しているらしく、豆腐自体からして旨いんだろうなと思わせてくれます。もちろん揚げたことによる芳ばしさもしっかりプラス。

全てが美味しいてらこやさん。この日も"食べ・呑み"ともに十二分に満足。決して安くはないのですが、お値段に見合った味と満足感をしっかり得られることは間違いないですね。この１軒で宿舎へ帰還することに何のためらいもない内容でした(^^)b

今回の道都行きは夜の行動を決めておりませんでした。翌日は月曜日(年休)でこの日は当然日曜日。本来なら数店ある"あの店"に行きたいところでも、日曜定休ならそれも叶わず。サツエキ付近からアテもなくチカホをテクテクと南へ向かう途中で閃いたのが、昨年末のこれまた日曜日に伺ったてらこやさん。大通駅から東豊線で栄町へ向かいましょう。

栄町駅４番出口から徒歩５分ほどでてらこやさんへ到着。先客はおりませんでしたので、奥側のカウンター席を確保しつつ、まずはプレモル生をオーダー。そしてオーダーを考えます。

見た目にも泡がきめ細かいプレモルが到着しまずはひと口。まさに"神泡"です。そしてオーダーは、まずレギュラーからルスツ産もち豚・ハツ・ハツモトと串を三種(塩)。おすすめから"石川県産タケノコの天ぷら"をチョイス。それからお通しのエビのから揚げをいただくのですが、そもそもこの通しの段階で期待度がグ～ンと上がるのです。

その串物は三種とも秀逸で、塩加減と柔らかさが素晴らしい。特に豚串は生涯イチと言えるかもしれません。そしてタケノコ天は結構な量があり塩でいただくのですが、柔らかなのに適度なサクサク感で薫り良し。ビールにも、途中で替えたハイボールにも合います。

ハイボールと一緒にオーダーした"知内ニラのフィフィ玉子のせ"が到着。ニラの上に朱色クラスの卵黄が乗り鰹節がかけられております。これをまずはニラだけ賞味。もうこの時点でどんなギョウジャニンニクのおひたしよりも旨い！ それから黄身を崩し少し醤油をかけていただくと思わず唸る美味しさ。全体にまぶしてタケノコ天の塩をほんの少し付けていただくとさらにニラの甘さが引き立ちます。これはワタクシ自身過去に記憶がないほどの旨い野菜を食した経験となり、まさに"破滅的"な美味しさでしょう。

ニラを食しながら日本酒を２杯。これも合わない訳がない。そうしている内に追加しておいたアカハタ刺の到着。キレイなオレンジ色の魚体からこんなキレイな白身が取れることは某動画から知っておりましたが、その身も期待に違わず上品でしっかり美味しい。もう１杯日本酒をと思いつつそこは自重しておきます。

繁華街でもない東区の栄町の名店に痺れあがりつつ東豊線を南へ向かうのでした(^^)v

先日、元同僚と一献傾けたこちらのお店。日曜営業ということでこの日も東豊線に乗ってやってきました。少々遠くても地下鉄１本でというのは来やすいものです(^^)

18時過ぎに扉を開けるとカウンターに先客が２名。ワタクシもその列に加わり、まずはプレモルをオーダー。それからこの日のおすすめメニューからまずはチカの天ぷら、そしてレギュラーメニューから豚串と砂肝串をオーダーしました。

チカ天はなかなか大ぶりなのが５本で喰い応えありそう。揚げたてを塩で喰らいビールを流し込む。かなり久々に喰いましたが、チカ独特の風味がクセになりますね～。おっとここでだし巻き卵を追加しておきましょう。

前回も感じましたが串モノは両方とも焼きが丁寧。豚串はジューシーさを極限に近いレベルで引き出し、砂肝はギリギリ火が通ったぐらいの柔らかさに感じます。

だし巻き卵は結構な量。味が付いているということですが、色的にはそこまででも無さそう。ところがしっかり味付きで醤油は不要なのです。フワフワというよりはしっかりした巻きでこれはこれで旨い。プレモル２杯から切り替えたハイボールにもしっかり合います。

隣の酔客らと話し込んでいるうちに無くなったドリンクはナポリンサワーへ。久々に飲みましたがこんなに甘かったかなぁ。

最後はオーダーが漏れていた馬刺し。芋ロックとともにいただく赤身は肉の味をしっかり感じられ、さらし玉ネギでさえも酒のアテになります。なのでお代わり(笑)。最終的には２時間ほどでお店を後にしました。

※隣の酔客が「丁寧なからみ酒」で、ゆっくり呑むという訳にはいかなかったなぁ。

今回の道都の夜は、下部消化管検査が無罪放免という条件付きで元同僚と呑むことにしていました。その住まいが東区ということで東豊線沿線にイイ店がないかリサーチしていたところ、これは良さげだとてらこやさんをセレクトし席予約。

18時開始で訪問しスタート。結構狭いお店ですが４人掛けテーブル席に案内されました。てっきりカウンターだと思っていたのですが…。

ビールはプレモル。｢神泡 超達人店｣という称号を得ているらしく、確かに素晴らしい泡。お通しはニシン漬けでこれはまあ普通。

刺身盛りというメニューはないところをなんとかお願いしましたが、そのクオリティは実にしっかりしており、これなら我がマチの漁師連中も納得するでしょう。

いぶりがっこは今は無きススキノの酒蔵 秋田の薄切りに馴染んでいたので、この少々厚めには若干の違和感。

そして５種類の串物はすべて丁寧な火の通し。砂肝でさえもゴリゴリとまでいってなく、塩の塩梅も絶妙。とんぶり長いもも美味しかった(写真失念)。

料理全体がビール→ハイボール→冷酒という変遷にもしっかり付いてくる良いお店。いつのまにか店内はほぼ満席で地域に根ざした良いお店だと思います。

ただ、途中で３人客が来て、我々がテーブルからカウンター席に移ることになったのですが、そのこと自体はともかく、最初からそういうこともあり得ると言ってもらえればと思いましたし、クオリティが高い分価格的にはリーズナブルとまではいかないかなと感じました(単に頼みすぎかもしれないですが 笑)。

栄町というワタクシにとって未開の地に銘店あり。普通に一人で愉しみに来てしまうかもしれません♬