酒のアテも充実している激狭なお寿司屋さん : 丞怜家

もめんの日本全国 食べ歩きの旅　札幌編

2週間続いた札幌の仕事が明日で終わるんです
休みの日に函館や鵡川、滝川なんかにまで遠征
したりして・・・楽しかったなぁ
でも、長いようであっという間の2週間でした
ということで、今日は札幌のラストナイト！！

・・・と言っても、大阪には一旦帰るだけで
また2週間後に札幌に来るんですけどねぇ（ｗ
まぁ・・・とりあえず一区切りってことで♪
最後の夜は、やっぱり寿司屋呑みでしょう！

今回私が選んだ店は、豊水すすきの駅から東
創成川を渡ってすぐのところにある
お寿司屋さん「丞怜家」さん♪

ちなみに、食べロガーの旅のお供のデジカメが
なんと電池切れになってしまったんです
充電器を持ってくるの忘れたんですよねぇ
なので、iPhoneで写真を撮ったので
少し写真の質が残念だぁ

●お店は驚くほど狭い

　すすきの側から創成川を渡ると
　すすきのの華やかな呑み屋街とは正反対
　お店もほとんどない、とっても寂しいエリア
　そこにポツンとあるのが、こちらのお店
　なので、一見の飛び込みでお店に入ったら
　お店のご主人や先客で呑んでいた常連さん
　からビビられた（ｗ

　建物は小さな長屋風で、小さな呑み屋が3軒
　連なっている中の1軒なんですが
　店内は・・・まぁ驚くほど狭いです
　板場と向かい合う形のカウンター席が7席で
　お客さんが椅子に座ると後ろは通れません（ｗ

　ちなみに、トイレはお店の奥の扉を出ると
　あるんですが、長屋の呑み屋3軒で共有している
　みたいですねぇ
　ただ、店が狭いのでトイレに行くには
　奥に座っているお客さんに一旦お店の外に
　出てもらわないと駄目ですね（ｗ

●お寿司以外にも一品料理も充実しています

　店内には手書きのメニューが置いてあるんですが
　お寿司以外の一品料理も豊富ですね
　ちなみに、お寿司には値段が書いてありますが
　一品料理には値段が書いてないですねぇ
　あと・・・一品料理のところどころ・・・
　「カニミソ新」とか「かき大きい」とか
　なんか不思議な表現のものもチラホラ（ｗ

　■一品料理■
　　・いか納豆
　　・スのもの
　　・ス味噌和え
　　・玉子焼
　　・穴子焼き
　　・かき大きい
　　・酒盗バター
　　・カニミソ新
　　・下足塩ダレ
　　・煮物
　　・のり汁
　　・天ぷら
　　・うにいくらのせ茶碗蒸し
　　・ホヤしお
　　・えびしお
　　・沖づけ
　　・白つんつん
　　・ワインらっきょう
　　・チーズ豆ふ
　　・さっぱりづけ
　　・くんせい
　　・刺身
　　・生春巻
　　・ワカメす
　　・ちゃ豆漬け
　　・舎利茶漬け

　■お寿司■
　　・おまかせ十貫　3000円
　　・とろ　500円
　　・赤み　300円
　　・白み　300円
　　・光　300円
　　・貝　300円
　　・いか　200円
　　・たこ　300円
　　・イクラ　400円
　　・うに　700円
　　・穴子　400円
　　・えび　300円
　　・かに　400円
　　・内子　400円
　　・紅葉こ　200円
　　・とびっ子　200円
　　・とろたく　900円
　　・穴子巻　900円

●今回食べた料理たち

　では、今回もいつも通りご主人にオススメを
　聞きながら適当にオーダーしてみた
　今回食べた料理はこんな感じ♪

　■燻製■
　　付き出しは小鉢に入った燻製
　　内容は「タコ、烏賊、ホタテ」の3種類
　　口に入れると燻製の良い香りがフワッと
　　燻製なので身はシコシコした感じ
　　そして、噛むほどに独特の甘みがジンワリ
　　うん・・・美味しい美味しい！

　■刺身盛り合わせ■
　　お寿司屋さん呑みのスタートはやっぱり
　　造り（刺身）盛り合わせでしょう！！
　　内容は「マグロ、烏賊、生シシャモ、平目」

　　出た！！生シシャモ！！
　　皮が銀色に輝いていますねぇ
　　食べると身がめっちゃモッチリ！
　　淡白な旨味がしっかり・・・
　　やっぱり生シシャモの刺身は美味しい！
　　赤身もモッチリ、中トロの一歩手前ぐらいで
　　脂も適度に入って良い感じ
　　烏賊は熟成もしっかりでネットリ甘い
　　平目は昆布〆ですねぇ
　　〆具合は若干強め、昆布の風味と旨味が
　　淡白な平目によく合う
　　うん・・・お造り、全部美味しいですわぁ

　■かき大きい■
　　表現が面白くて、ついオーダーしてしまった
　　ちなみに、「生」か「焼」かを選択できる
　　今回は焼いてもらいました
　　殻つきの牡蠣・・・うん確かに大きいねぇ（ｗ
　　食べると牡蠣特有のミルキーな食感と風味が
　　しっかり・・・うん・・・美味しい美味しい

　■カニミソ（新）■
　　もう一発、メニューの不思議表現
　　カニミソは分かりますが（新）ってなんだ？
　　ご主人に聞いてみたら、最近内容を改良した
　　から（新）って付けているんだそう
　　まぁ・・・前を知らないけど、とりあえず
　　カニミソ（新）行ってみましょう！（ｗ

　　小さな耐熱皿にカニミソ＆蟹身を混ぜたものを
　　たーーーーっぷり
　　上から舞茸などのキノコを乗せてあります
　　カニミソは濃厚でマッタリ
　　蟹身もたっぷり混ぜてあるのでカニの旨味も
　　しっかりと感じる
　　またキノコがええ香りするんだぁ
　　これは・・・うまぁうまぁうまぁ！！
　　最高の酒のアテですわぁ

　■玉子焼■
　　実はこれは私がオーダーしたものではない
　　隣に座った常連さんがオーダーしたものなんです
　　仲良くなって1個分けてくれた（ｗ
　　玉子焼は結構あっさり味
　　上の梅肉も優しい風味
　　うん・・・まぁ・・・普通に玉子焼ですね（ｗ

　■ちゃ豆漬け■
　　トイレに行く扉に貼られた紙に書いてある
　　「ちゃ豆漬け」の文字・・・
　　どんなのか食べてみたくてオーダー
　　出てきたのは「ちゃ豆」を浅漬けの元で味付け
　　したものだった（ｗｗ
　　結構塩分は濃いめだった（＾＾；
　　個人的には、もう少し塩分が少な目が好きかな
　　でも、ちゃ豆の風味もしっかり残っているし
　　酒のアテとしては良いと思う

　■うにいくらのせ茶碗蒸し■
　　茶碗蒸しの上に「うに」と「いくら」を乗せた
　　なかなか贅沢な一品！
　　トロトロで滑らかな食感の茶碗蒸しに
　　うにの濃厚な風味と、いくらの醤油漬けが
　　絶妙ですわぁ
　　うん・・・これが美味しくないわけないですねぇ

　■おまかせ十貫■
　　お寿司屋さんなんだもん
　　〆はもちろんお寿司を食べる
　　私は基本はご主人におまかせする派なので
　　メニューにあった「おまかせ十貫」をオーダー
　　内容は以下の通り

　　・烏賊
　　　烏賊のミミ部分を切って、上に乗せているのが
　　　面白い・・・塩と柚子をかけてあるので
　　　そのまま食べる
　　　烏賊はモッチリとしていて甘い
　　　うん・・・美味しい

　　・平目
　　　平目も上に小さく切った縁側を乗せてあります
　　　上から煮切りを塗って
　　　小さく切ったネギもあしらってますねぇ
　　　熟成もしっかりされた平目は旨味が濃縮されている
　　　また縁側の脂と、独特のコリコリ感が
　　　ええ感じですわぁ

　　・ホタテ
　　　シャリをクルクルッと円形に握るのが面白い
　　　ホタテも円形に花が咲いたように
　　　包丁を入れて軽く炙ってある
　　　これも塩がかけてありますのでそのまま
　　　炙ったホタテはシコシコとした食感で
　　　噛むほどに、貝特有の甘みもしっかり

　　・赤身ヅケ
　　　上に生姜と茗荷を乗せてある
　　　漬け具合はかなり浅目で、醤油の風味がふんわり
　　　モッチリした赤身は、間違いない美味しさ

　　・秋刀魚
　　　クルクルっとしたシャリ第2段
　　　旬の秋刀魚ですねぇ
　　　秋刀魚は焼いてあり、シャリとの間に大葉を
　　　かましてあります
　　　また、上から梅肉と胡麻を乗せてある
　　　秋刀魚は脂がほどよく乗ってますねぇ
　　　これがシャリ（ご飯）に合わない訳がない
　　　また、大葉と梅肉、胡麻の香りが
　　　めっちゃ秋刀魚に合う

　　・甘海老
　　　クルクルっとしたシャリ第3弾
　　　剥いた甘海老を円形のシャリに合わせて
　　　渦を巻くように2匹乗せる
　　　また、海老味噌を中央に乗せてある
　　　これも煮切りが塗ってあります
　　　甘海老・・・甘いですねぇ
　　　また、海老味噌の濃厚な風味が旨味を
　　　増幅させてますわぁ

　　・鯖
　　　薄く切った3枚付で上から煮切りと胡麻
　　　〆具合は浅目の鯖で塩分も控えめ
　　　脂もしっかりのって、なかなか良い！！

　　・カニ
　　　ホグした蟹身をたっぷりと乗せてある
　　　蟹身はめっちゃふんわりと柔らかく
　　　噛むほどに蟹の風味がしっかり
　　　うん・・・カニも良いねぇ

　　・タチ（鱈白子）
　　　クルクルっとしたシャリ第4弾
　　　北海道の定番のタチですねぇ
　　　シャリとの間に小さく切った海苔をかましてある
　　　上にはもみじおろしとネギ
　　　レアに火を入れたタチは甘ーーーーーい！
　　　トロトロで濃厚ですわぁ

　　・穴子
　　　最後に肉厚な穴子
　　　かなりしっかり目に炙ってあります
　　　口に入れたら、ホロリと融けて
　　　穴子の濃厚な旨味がしっかり
　　　また、甘いツメが穴子に合うんだなぁ

　■とろたく■
　　にぎり十貫でかなりお腹は一杯なんですけど
　　〆に大好きな「とろたく」をオーダー
　　裏巻きですね
　　外側には、大葉と胡麻を付けている
　　マグロは中トロを叩いてありますねぇ
　　ネットリと濃厚で、パリパリッとした
　　たくあんとの相性は抜群！！
　　また、海苔、大葉、胡麻の風味も
　　濃厚な中トロに合うんだなぁ

●今回呑んだお酒について

　今回呑んだお酒についても紹介してみましょう

　■ビールは瓶ビールだけです■
　　スタートはもちろんビール♪
　　生ビールはなく瓶ビールだけなんだそう
　　瓶ビールはサッポロクラシックと
　　サッポロラガーの2種類を置いている
　　今回はサッポロラガー（通称：赤星）を
　　チョイス♪
　　1杯目はご主人が綺麗に泡が立つように
　　丁寧にグラスに注いでくれるんです
　　ちょっとしたことですけど嬉しい

　■日本酒に力を入れているみたい■
　　また、お酒は日本酒に力を入れているみたい
　　日替りで銘柄は入れ替わるみたいですが
　　この日の日本酒は以下の4種類

　　　・加賀鳶 極寒純米 辛口
　　　・天狗舞 山廃純米ひやおろし
　　　・越乃景虎 本醸造 超辛口
　　　・八海山 しぼりたて原酒 生酒

　　石川と新潟のお酒だけってところが
　　旅行者向けのお店ではなく
　　地元客向けのお店であることが分かります
　　今回は・・・せっかくなので
　　4種類全部呑ませて頂きました（ｗｗ
　　天狗舞のひやおろし以外は
　　スッキリとしたお酒が中心って感じ
　　お酒の値段はどれも1合750円
　　半合や一口というオーダーもできるみたいです

　■ワインには凍らせたブドウが入っている■
　　お酒は焼酎、ワイン、ハイボールなど
　　色々置いてあるんですが、面白いのはワイン
　　隣の若い女性客がオーダーしたんですが
　　何と冷凍したブドウが1個入っているんです
　　面白いから私も真似して1杯呑んでみた（ｗ

　　ワインのことはよく分かりませんが
　　白ワインは、まぁよくある感じで普通に美味しい
　　そして、氷ではなく、冷凍ぶどうが入っているので
　　ワインが薄まらずに、最後まで冷たく呑むことが
　　できるのは良いですねぇ
　　また、呑み終った後に、少し融けたブドウを
　　食べると美味しいんだぁ

●最後に

　最後にお会計
　今回お酒は、ビール1本、日本酒4合
　白ワイン（ブドウ入り）1杯を呑んで
　ジャスト1.2諭吉でした
　一品料理は値段が分かりませんが
　お酒とお寿司は値段が分かる・・・
　お酒とお寿司でおおよそ8000円ぐらいなので
　一品料理は4000円ぐらいかな？
　うん・・・まぁ・・・そんなもんでしょう

　黒いシャツを着た若いご主人ですが
　接客は丁寧だし、話題も豊富・・・
　お寿司も全て丁寧に手を入れたものを握る
　なかなか良いお店だと思う
　場所はかなり変なところにあるけど
　常連さんが一杯付いているのもよく分かる

　はふぅ・・・お腹一杯
　こうして、札幌の最後の夜は更けていくのであった
　ごちそうさまでした

●おまけ
　ということで、今年の北海道出張シリーズは
　これで一旦終了です
　ただ、またすぐに第2弾が始まるんですけどねぇ
　第2弾もどうぞよろしくお願い致します