昭和22年創業の屋台から続く札幌最古のラーメン店(#だるま軒) : だるま軒

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だるま軒

(だるまけん)

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4.0

~¥9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
2022/01訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

昭和22年創業の屋台から続く札幌最古のラーメン店(#だるま軒)

だるま軒@北海道札幌市
・醤油ラーメン 750円

札幌市民の台所として100年以上の歴史がある「二条市場」で、昭和22年(1947年)創業の札幌最古のラーメン店と呼ばれる「だるま軒」。元々は狸小路二丁目の金市舘前で屋台として創業し、昭和24年に二条魚市場の中にお店を構えたそうだ。

札幌ラーメンの象徴として味噌ラーメンだけでなく、醤油ラーメンや塩ラーメンにも使われているツルツルしてコシがある黄色くてちぢれた熟成多加水麺。あの麺を作っているのは「西山製麺」という札幌市内にある老舗製麺会社で、こちらの「だるま軒」が「西山製麺」の原点となっている。

昭和20年代の戦後の札幌ではまだまだ物資が少なく、中華麺に必要なかん水も入手が難しかったそうだが、富山生まれで「だるま軒」の創業者である西山仙治氏が天然のかん石(かん水の原料)の入手ルートを知っていたため、当時の札幌では珍しい中華麺を手作りすることが出来たそう。

若い頃に東京で料理人として、中華調理一般と、そば、うどん、ラーメンなど麺類の修業を積んでいたこともあり、麺づくりの名人と評判となり、自分のラーメン屋台で使う分だけでなく、他の屋台からも中華麺を頼まれて作っていたそうだ。

他のお店に卸す分にも対応するため、昭和25年にそれまでは手廻しだった製麺機から動力付きの製麺機械を導入。人手不足を補うため、従兄弟の西山孝之氏を郷里の富山から呼び寄せて、本格的な製麺工場を立ち上げた。その後、創業者の西山仙治氏は北見へ移り住み、製麺工場は従兄弟の西山孝之氏に譲って現在の「西山製麺」の礎となっている。

「だるま軒」の店主は現在四代目になるが、お店の地下室にある製麺室では昭和25年(1950年)に創業者が導入した動力付きの製麺機械がいまだに現役で使われているそうだ。動力付きとはいえ、ミキシング、圧延、カットと全ての工程で生地の様子を見ながら細かく手をかけなければいけないので、現代の製麺機械に比べればスピードも効率も劣るが、先代の師匠たちがずっと使ってきた機械を大切に使い昔ながらの自家製麺にこだわっている。

食べログ上では営業時間は11時~17時となっているが、店頭に掲示された営業時間は8時~14時となっている。10時30分頃に二条市場に到着して、ぶらりと海鮮市場を眺めて開店時間まで時間をつぶそうと思っていたが、既に営業していたので入店。カウンターに座り「醤油ラーメン」(750円)をオーダー。

札幌ラーメンといえば"味噌ラーメン"の印象が強いが、"札幌味噌ラーメン"の発祥は昭和25年創業の「味の三平」が昭和38年代(1960年)にメニューに加えたのが元祖とされている。それ以前の札幌ラーメンは醤油ラーメンが一般的で、「だるま軒」も醤油・味噌・塩と3種類あるが、醤油が一番人気だそう。ラーメンのスープを使って作るカレーライスも人気で、甘口と辛口が選べるらしい。

豚骨、鶏ガラ、削り節、昆布、香味野菜などでとった昔ながらのあっさり清湯の醤油スープ。自家製麺もゆるやかなウェーブのかかった中太麺。滋味深いスープに合うようなスルスルとしたのど越しと主張しすぎない歯応え。

トッピングも昔ながらの豚もも肉のチャーシューにメンマ、ネギ、海苔に加えて、なぜかナルトではなく伊達巻が乗っている。町中華の"五目そば"に伊達巻が入ったりすることはあるけど、ラーメンに入っているのは初めてだ。

何十年も営業している老舗のラーメン店の場合、一見すると創業当時のままのように見えて、食材や調理工程は現代的に進化しているケースもあるが、こちらのラーメンは本当に70年前の創業当時のままを思わせるノスタルジックな味わい。

現代人の舌にはスープの味が薄くて物足りなさを感じるぐらいだが、時代に合わせてアップデートされることなく、昔のままで変わらずに残っていることに本当の価値がある。"変わること"より"変えないこと"の方が勇気と知恵が必要なこともある。タイムマシーンのような一杯。

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 -
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  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 - ・醤油ラーメン 750円

    ・醤油ラーメン 750円

  • だるま軒 -
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sanokuni

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
だるま軒(だるまけん)
ジャンル ラーメン、カレー
予約・
お問い合わせ

011-251-8224

予約可否

予約可

住所

北海道札幌市中央区南三条東1 新二条市場内

交通手段

地下鉄大通駅より徒歩8分
地下鉄東西線バスセンター前駅徒歩5分

豊水すすきの駅から435m

営業時間
  • 月・火・水・金・土・日

    • 11:00 - 17:00
    • 定休日
  • スープ・麺がなくなり次第終了
予算

~¥999

予算(口コミ集計)
~¥999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

席・設備

席数

28席

(カウンター12席/テーブル16席)

個室

貸切

禁煙・喫煙

全席喫煙可

2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場

空間・設備

落ち着いた空間、カウンター席あり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

オープン日

1947年

備考

アルコール類なし

お店のPR

札幌最古のラーメン店 引き継がれるシンプルな味で今なお人気の名店です。

初投稿者

tsu-maritsu-mari(8)

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