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和とフレンチの高次元での融合…『五十嵐』
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計算し尽くされた味のミルフィーユ…『五十嵐』
2017年の食べ納めに選んだ店は札幌を代表するカリスマシェフ『五十嵐 光』さんが目の前のオープンキッチンで腕を揮われるライブ感たっぷりの『五十嵐』さん｡結論から先に申し上げますと口福 且つ 至福の時間を過ごさせていただき感無量でした｡アペリティフには『GOSSET CHAMPAGNE 』､お任せで供された料理の内容はアミューズには長崎産の上質な『鰡子(ﾎﾞﾗｺ)』を使った自家製の『唐墨(ｶﾗｽﾐ)』から日高産の『螺貝(ﾂﾌﾞｶﾞｲ)』にキウイの酢漬けを合わせた一品へと繋ながれ､45日間熟成させたという根室沖の13㌕超の『寒鰤(ｶﾝﾌﾞﾘ)』にスモークを掛けた『鰤ハム』の登場｡鰯(ｲﾜｼ)や秋刀魚(ｻﾝﾏ)等の青魚(ｱｵｻﾞｶﾅ)を食べずに主に烏賊(ｲｶ)を食べている北海道産の鰤(ﾌﾞﾘ)は青臭さがなく味が濃密でとても美味｡五十嵐さん的には15㌕アップの身の締まった鰤が理想的だと話されて居られましたがなかなかそこまでの大物の鰤には巡り合うことが出来ず残念と言いつつも次に供された『間八(ｶﾝﾊﾟﾁ)』は28㌕もの大物を30日間熟成させたものに蕪のピュレを引き紅蓼(ﾍﾞﾆﾀﾃﾞ)を天盛りと和仏融合の皿が続きます｡そして五十嵐さんのoriginal料理であり色々なメディアやSNSでも御馴染のspécialitéの『小鰭(ｺﾊﾀﾞ)』のミルフィーユ仕立の登場です｡丁寧な仕事ぶりが窺える一品の登場でもう気分は最高潮です｡山口県産の800㌘級の『鮑(ｱﾜﾋﾞ)』は柔らかさの中のにもクニュっとした食感のニュアンスを敢えて残し仕上げられており無二の鮑好きには食感も鼻腔を駆け上がり抜けてゆく香りも最高でした｡これが『鮑』ですよ『鮑』｡常節(ﾄｺﾌﾞｼ)の端材のような塩辛いものを平気で客に供される何処ぞの『鮨屋』さんにも是非とも見習っていただきたいものです｡鮑の『肝』も美味く肝ソースも最高でした｡そんな『鮑』の余韻に浸っていると次の皿の登場です｡ミルキーで濃厚な味わいの仙鳳趾(ｾﾝﾌﾟｳｼ)の『牡蠣(ｶｷ)』を自家製の『オマール海老』の特製オイルで一度コンフィし『毛蟹』の剥き身と『ボタン海老』の甲殻類のソースで味わう一皿は悶絶級の美味しさでした｡更に増毛産の直撒きの4㌢超の肉厚の『帆立貝柱』に『しらす』のコンフィを載せ貝柱の下にはブラッドオレンヂとバニラのソースを敷いた一品は筆舌に尽くし難い味の積算が醸し出す美味しさ｡圧巻は193㌕の大間産の『本鮪』の腹上を贅沢に使い表面を軽くソテーした一品｡ソースは赤酢ベース､本鮪はミディアムレアな火入れで赤酢使いのソースは一流の高級鮨屋店で供される酒肴の鮪のネギ間焼にも通じる一品｡この器の中に鮨舎利を入れて食べてみたいと思ったほど｡そしてメインの料理は新冠町 松本牧場産の『黒毛和牛』の雌牛を使った肉料理です｡昆布を飼料に混ぜて育てられた和牛の上質な肉を何と『スッポン』のスープで軽くしゃぶしゃぶの要領でしゃぶり湯霜仕立にしたものの上から『フォアグラ』のソースを掛けたもの｡赤身の部分にはコクと本来の牛肉の旨味が凝縮されており更にフォアグラとスッポンのW成分が肉の味をぐーんと昇華｡卒倒しそうな美味しさに思わず身体が仰け反ったのは言うまでもなく｡食後のデセールはカカオ成分が80㌫以上と思われる超濃厚 且つ まろやかなショコラ､そしてコーヒーにて五十嵐さんのお任せコース料理はひと通りです｡料理に合わせて泡からデザートワインまで全9種の完全ペアリングによるマリアージュを存分に満喫させていただいた2017年のフィナーレを飾るに相応しい豪華な料理をいただき2018年の新年を迎えたのでありました｡最高の料理とおもてなしに感謝。新冠町 松本牧場産の『黒毛和牛
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店の外感
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
閉店
五十嵐
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ、寿司、日本料理 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
地下鉄 西４丁目駅から359m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥15,000～￥19,999 ￥15,000～￥19,999 |
| 予算（口コミ集計） |
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| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 |
| サービス料・ チャージ |
サービス料 １０％ |
席・設備
| 席数 |
10席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
ランチタイムは子供同伴可 |
| ドレスコード | 夜はセミフォーマルな装いが必要 |
| オープン日 |
2013年11月11日 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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『一年の計は元旦にあり』ということで2018年は昨年以上に『食』を極め､より多くの『口福』の時を過ごせるように足を向ける『店』も吟味し食べ歩きを楽しむと同時に出処の分からないものは身体の中に入れたくないので外食一辺倒の生活を見直し自身の手にも極力､包丁を持ち宝の持ち腐れになっている南部鉄器のスキレットやハイテク調理器具類を総動員し自分で作って食べる｡ことと極ごく一部の例外を除き『受動喫煙』を間接的に強いる食事環境が整わぬ店への立入りをしない｡を年頭の目標に掲げました｡さて､2018年の食べはじめのディナーは札幌を代表するカリスシェフである『五十嵐 光』さんが目の前のオープンキッチンで腕を揮われる『五十嵐』さんからのスタートです｡あれ？と思われる方もきっと居られることでしょう｡そうです2017年のディナーで食べ納めをした店『五十嵐』さんで二十四時間後に2018年のディナーの食べはじめです｡全席満席の中アミューズには長崎産の鰡子を使った自家製の『唐墨』を3㌢程の厚切りにし炙った一品から『カスベ』＝『エイヒレ』の煮こごり風のテリーヌはコリコリとした軟骨とプルプルした身の食感を同時に楽しみ､ふわっふわの『鮟鱇の肝』に『生海胆』の組合せの口福な一品へと繋ながれていきました｡これだけふわっふわの鮟鱇の肝は食べた記憶は今まで無いかもしれません｡生の『いくら』でも口にした濃厚でねっとりとした感覚に海胆の旨味が重なり合います｡そして士幌町の『豚肉』に『穴子』を使った『パテアンクルート』と続きます｡実山椒と柑橘が佳きアクセントになっており､ひと口目よりもふた口目の方がじわじわと旨味が増してきます｡そして五十嵐シェフのoriginal料理でありspécialitéの『小鰭』のミルフィーユ仕立の登場です｡前日のものは仕込んでから10日間余りのもので今回のものは仕込んでから60日間寝かせたもので『新子』サイズの小鰭が170尾も使われているとのこと｡発酵とともに熟鮓(ﾅﾚｽﾞｼ)化した味わいは深みも旨味も桁違いです｡更に昆布を飼料に混ぜて育てられた新冠町 松本牧場産の『黒毛和牛』のA5の霜降り肉を前日より濃度を薄めたスッポンスープで軽くしゃぶり湯霜にしたものをヘーゼルナッツのペーストと柑橘で味わうしゃぶしゃぶ仕立の肉料理を味わいメインの皿は花巻 石黒農場産の『ホロホロ鳥』のモモ肉をオマール海老の自家製オイルでコンフィと真狩村産の『百合根』と『桜海老』のコンフィを合わせ上から『フォアグラ』のソースを掛けた絶品の一皿の余りの美味しさに身体を仰け反らせ悶絶しながら堪能させていただきました｡食後のにはカカオ成分が半端なく使われたショコラのデセールにエスプレッソでひと通りです｡料理に合わせて泡からデザートワインまで全6種の完全ペアリングによるマリアージュを満喫させていただきました｡座席も両手に華の状態とお気遣いいただき2018年の食べはじめはスタートを切りました｡美味しい料理と楽しい時間､札幌美人さんとの会話にも花が咲きとても楽しい時間を過ごさせていただき感謝です｡