中盛りごぼう天そば : そば処 大番 テレビ塔本店

相変わらず旨い。
中盛りはやはり凄い量だ。
腹がヤバいのでスープは残した。
無念だ、、、。

また来てしまった、、、

今日はちょっと腹がきつく、汁を飲み干せず。
残念。

ごぼう天そば600円。

とにかくこれが至高なんである。
テイエムオペラオーなんである。
大番は腹一杯そばを食えてなおかつ美味しく、それでいてシンプルなスタイルを崩さない。
そして安い、まさに大衆向けなんである。
しかし、この極細ごぼう天は温かい汁につけ口に含むと無くなってしまうこの繊細さはとても大衆そばとは思えない。
この一品は日本そばグランプリ(そんなものがあるかどうかは知らないが)に出品してもおかしくないほどのそばだ。

惜しむのはこの至高のごぼう天を食べるには、ごぼう天そばを食べる一択しかない事だ。
出来れば元の様にトッピング制にして欲しい所だ。
冷たい山菜そばや、冷やし狸そば、なめこそばとも是非合わせて食べてみたい。
シンプルに冷やしごぼう天そばでも良い(夏だけでも良いので専務何とかお願いします。)

しかし、極細ごぼう天の繊細さを味わうならばこの温かい汁が一番なのだろうとも思う。

自分はそばに一味はほぼ100%かける。
ざるや冷やし狸にはわさびがつくのでかける事はないが、温かい汁はやはり辛味が絶対欲しい。

所がこの極細ごぼう天はそのあまりに繊細で、ある種の儚ささえも感じてしまうこの芸術的天ぷらの前では一切の手を加える事が罪に思えてくる。

真っ白なごぼう天がとにかく美しい。
そしてうまい。
これにハマっている。
抜け出せない。

ある周期で大番モードにスイッチが入ってしまう。
大番のもり蕎麦が無性に食べたくなる。
たった400円で普通盛りの2倍はある。
一口食べると氷つく様な冷水でがっちり冷やしいるのがわかる。
これで茹でたてなんである。
この冷水で締める作業は非常に辛い。
手がちぎれるのではないかと思えるほど辛い。
しかし、この冷めたさは半端ない。
丸亀製麺の冷の20倍は冷たい。
安いのに、量も多いのに、こういう所を一切手を抜かない。
脱帽である。
多めのわさびをタレで溶かし、究極さっぱり系を頂く。
言うなれば氷結そばだろうか。
こりゃあ堪らん。
明日また行く。

再訪
(本当は何度も何度も再訪しているが)
なめこおろしを食べる。
いきなり前回のコメントに相反する注文だが、なめこおろしを食べたくなってしまったのだから良いのである。
そば通が最後に言い残した言葉を思いだす。
『ああ、最後にそばをつゆにいっぱいつけて食べたかった、、、』
そば通ともなると、つゆにそばつけ過ぎてしまうと、そばの風味が損なわれてしまうのでやらないのだ。
全く、通とは大変である。
自分はそば好きとは言うが、通とはけっして言わない笑。
さて、なめこおろしだが、これ系統はありがちな弱点がある。
そう、つゆが足りなくなる事だ。
ところが、大番に限ってそれはない。
それどころか、ちゃんとそば湯でとかして飲む分までつゆの量は多い。
そば屋で、もり系で、つゆが足りなくなれば、大抵言えばすぐに追加してくれる。
板そばで有名な、なみ喜などは二杯目でも全然気にする事なく追加してくれる。
内地のそば屋にあったが、追加料金がかかる場合や、全く受け付けてくれない所もある。
そもそも、つゆが少な過ぎとは考えない。
北海道のそばは内地のそばに決して負けていない、いや優っているとさえ思える。
大番で使われているそば粉は輸入ものではあるが、高い技術のせいで国産そばとも十分渡りあえてしまう。
大番はそば居酒屋も出していて、ひとりで静かに一杯やるのに実にオススメだったりする。


そばの爆盛り店。値段が普通なのに、いや、新札幌にある某そば屋より安い。そして旨い。
自分は田舎そば派だが、このそばは普通に旨い。
向かいにある大番は日本のそば粉を使い、手打ちで、また手間もかける。
当然、こちらの方が値段は高く、量も少ないが旨
い。
旨いそばは温かくても旨い。

うどんもそうだが、そばは冷たい水で締めた方が旨いに決まっている。
そして、少し濃いめの冷たいつゆにつけて食べる形式が、最もそばの味を引き立てる食べ方だ。
つまり、うどんとそばは、『盛り』か『ざる』が一番旨い。
そばの状態にもよるが、ネギは入れずにつゆに、ほんの少し多めにワサビを入れて食べる、冷たい盛りそばは絶品だ。

ここ大番での一番のオススメも、当然、ざると盛りである。
たまに丸亀製麺の様にタネに凝るのも良いが、やはり、つんとワサビの効いたつゆにつけたそばは毎日食べても飽きが来ない。
それを安く腹一杯食べたいという欲求を実現できるのが大番だ。

言うのもなんだが、自分は今まで色んなそばを日本中食べてきた。
驚く事に北海道のそばは旨い。
そばの名産地に少しのひけをとらない処か、勝っている。
大阪のそばは信じ難い程、不味い。(しかし大阪はうどんがめちゃくちゃ旨い)

大番は大衆スタイルではあるが、そばの基本である、ざる、盛りは東京にあるそば屋と遜色ない程に旨い。

まったく北海道は恐ろしい程の食王国である。
旨い物をたらふく食べたいなら、しのごの言わず北海道である。
江戸前鮨の様なキレのある美しい技能を堪能する事は出来ないが、素材の圧倒的パフォーマンスには一流のプロも唸り、脱帽する事だろう。