３８年以上愛されるお好み焼”瀬尾”♪　一見さんにも超優しいです☆ : 瀬尾お好み焼

H27年09月08日（火）　14:40訪問


休みの本日火曜日、朝からお好み焼きモードだったので車でブ～ンと安芸郡海田町にあるおっ好み焼ようように向かうも、まさかまさかシャッターが・・・　しかし海田町には他にも複数行きたいお好み焼き店があるんです。広島にはどの町にもローカルなお好み焼き屋がありますが、海田町は中でもかなりな激戦区だと個人的には思います。
そこで次に向かったのがこの瀬尾お好み焼き。昔ながらの超ローカル店でいつか行きたいと思っていたので丁度よかったです。

場所は電車ならＪＲ「海田市（かいたいち）」駅の北口を出て右に向かい一つ目（右に踏切がある）を左折、しばらくすると四差路があり右前方にセブンイレブンがありますが、ここの左角地がコチラです。左隣には肉のウエダがあるところです。
ちなみにありがたいことに専用駐車場２台完備で、セブンイレブン真向かいの月極駐車場の１３と１５が利用できます。仮にココが空いてなくてもコインパーキングもあります。

14:40に入店すると、鉄板カウンター５席＋４人テーブル１卓＋８人テーブル１卓にお婆ちゃん店主と常連さんがテーブルに腰掛けて話し込んでます。「まだやってますか？」と聞くと常連さんはササァ～っと「んじゃまたね～♪」と私に気を使って帰って行きました。常連さんが自分よりもお店を大切に思っている証拠ですね。

腰の丸まった優しい人柄のお婆ちゃん店主が「なんにしましょうか～？」と言い、壁面のメニューからお決まりの◆「お好み焼 肉玉子そば」６００円をお願いしました。観光客が押し寄せる人気店ではあり得ないローカル店ならではのこの価格！　しかもかなり年季の入った鉄板を囲むカウンターはなんと白いタイル、クーラーなんて洒落たものはなく扇風機で、この何ともお婆ちゃん家に行った感じの雰囲気がたまりません！

まずその年期の入った鉄板にお玉で生地を広げ、その上にソバをのっけてオタフクソースを塗る昔ながらの焼き方。そこにモヤシと共にツーオーダーで切ったキャベツをのっけて、豚バラスライスを３枚。上から生地を垂らししばらくしてからひっくり返して、鉄製の重しをしてしばしテレビを見つつ放置。プレスが終わると「ネギはかけられます？」と聞かれたのでもちろんお願いしました。すると本体の横に卵を割り本体とドッキング、コテで軽くプレスしたらひっくり返してオタフクソースを刷毛で塗り、塩コショウと青海苔を振りかけて、右手で一掴みの青ネギをパラッとかけて完成です。お冷と共にコテを出してくれますが、箸はありません。
いつも通り写真撮影の許可を請うと、「あぁどうぞいいですよ、最近はよぉ撮っての人が多くて。まぁ～便利な世の中になりましたよね～♪」と優しい人柄全開なご対応に気持ちよくなります。


◆「お好み焼 肉玉子そば」　６００円

結構盤の大きめなお好み焼き、エアーズなんちゃらみたいな昨今の若者が作ったものとは違いモロに優しいお婆ちゃんが作ってくれた感がバンバンに伝わるややしんなり仕上げ。早速コテで一口サイズに切って頂くと中までしっかり熱々で、塩コショウの塩梅も良くて野菜の甘味もしっかりとしていてこれは旨い！ 　キャベツともやしも少なすぎず多すぎず、両方共にいい感じの存在感があって麺の量も含めてバランスが凄くいいです。

ちなみに食べながらお婆ちゃんと色々話をしてると、麺は呉市三条の坂本製麺から仕入れたものだそう。それ以前は呉製麺（※今は無い）から仕入れていたんだとか。呉市民にとっては坂本製麺の麺には何かとお世話になってる人が多いので、なんだか親近感が増します。


昭和５２年２月創業で営業年数３８年とわたしと同年生まれのこちら、ローカル店でしか味わえないこの雰囲気もさることながら、この昔ながらのお好み焼きも非常に美味しく、更にお婆ちゃんのこの優しく話好きなお人柄に、常連さんがたくさんいるのも当然だと思います。

営業時間については現在は11:00～15:00L.O.で定休日は水曜日とのこと。本来は18:00頃まで営業するスタイルを続けてきたそうですが、夏場はクーラーもなく鉄板の灼熱に体調を崩してしまうので、ここ３年は８月は休んで９月より15:00までの短縮営業をされてます。が、もっと涼しくなったら18:00頃までやりたいと仰ってました。　お婆ちゃんにも言いましたが、常連さんのためにもお店のためにも、もちろんご自身のためにも、絶対に無理せず休む時にはしっかり休んで切り盛りしてもらいたいです。