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限定の「味噌島三郎ラーメン(二郎風みそ味)」(1,300圓)、「江波卷き」(250圓)を頂きました
本日(令和6年1月21日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
昨日と本日とは限定のみでの營業です。昨日、中々の數、限定が出た爲、本日は47杯(だつたかな?)ぐらゐの提供である事が、Instagramで告知されてゐました。ですので、開店時間の30分まへぐらゐには御店に到著して、竝びました。
「ブライトン・ロック」の文庫版を讀んで、開店時間を待ちます。私は5番目ぐらゐだつたでせうか……? 入店して、まづは券賣機でチケットを購入します。私の註文は以下のとほりです――。
「味噌島三郎ラーメン(二郎風みそ味)」(1,300圓)
「江波卷き」(250圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
店内の音樂は北島三郎メドレーです。味噌と云へば北海道、北海道と云へば北島三郎だからとの事でせうか。「ラーメン二郎」と云へば、コールがある事が有名ですが、今囘の限定に關しては、ラーメンが提供される直前に「ニンニクセアブラーユ」の有無を聞かれます。之は「背脂ミンチをベースに辛味と香りを加へた自家製ラー油の中に、フライドガーリックをたつぷり漬け込んだもの」との事です。
勿論、私は「有り」と答へます。また、今囘、通常(竝)だと麺の量は300グラムです。二郎系としては標準とも云へる量ではありますが、一般的なラーメン店では可也多い量です。「Penguin」さんのばあひ、不斷は繊細な仕上がりのラーメンを提供されてをり、通常は麺の量も130グラムとの事ですので、さう云ふ不斷のメニューに慣れてゐる方用でせうか、「ハーフ」も用意されてゐるとの事で、「ハーフ」を擇んだばあひ、100圓キャッシュバックとの事です。
味噌で二郎系と云へば、私は池袋の「花田」さんをよく食べますが、「Penguin」さんの今囘の限定は、スープは左記しました「花道」系列のものと云ふよりも、純粹な札幌系に近い仕上がりに感じました。熱々のスープは、コクや旨みは適度に備へつゝも、意外にもアッサリしてゐます。「ニンニクセアブラーユ」を攪拌して行く事で、そのスープにパンチが加はります。
麺は「Penguin」さんでは珍しい太麺が、上述しましたやうに300グラムです。大量の太麺に負けないだけの存在感がスープにあるやうに感じました。
具材は、豚が二個、もやし、キャベツ、そして白髪ネギ邊でせうか……。チャーシューと云つてゐる人がゐましたが、二郎の豚と云ふに相應しい豚です。赤身の旨み、脂身に據る甘み、いづれも美味です。エキニシの「ラーメン徹」さんが閉店されてから、廣島市では二郎系を食べてゐない私ですが、今囘の「Penguin」さんに據る限定に大滿足です。この豚、出來れば増したかつたです(勿論、追加料金を拂つたうへでです)。
最後に「江波卷き」に就いては、「漁師が舟の上で食べたと言はれる江波發祥の郷土料理」との事で、店主さんは江波が地元との事です。「燒き海苔にご飯と廣島菜漬、かつをぶし、醬油、ごまを和へたものを乘せて卷いたもの」と説明してゐるサイトさんがあります。之は非常に素朴な感じがする、郷土料理らしい卷物だと思ひました。
とまれ、御馳走樣でした。
今年の食べ納めは、「クワトロ煮干しらぁ麺 鹽」(1,000圓)に「雲呑」(350圓)をトッピング
本日(令和5年12月29日、金曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
年末迄、定番メニューの販賣はなく、限定のみの提供です。12時まへに御店のまへに到著すると、8名の行列が生じてゐる状況です。時間がかゝるやうであれば、諦めようかと思ひましたが、直ぐに3名さんが御店に案内されたので、私も待つ事にします。
12時15分前後には私も店内に案内されました。まづは券賣機でチケットを買ひます。私の註文は以下のとほりです――。
「クワトロ煮干しらぁ麺 鹽」(1,000圓)
「雲呑」(350圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
「全部のせ」(1,500圓)もあつたのですが、慥か「全部のせ」だとワンタンは二つの筈です。「雲呑」トッピングだとワンタンは3つなので、ワンタンが大好きな私は、ラーメンにワンタンをトッピングしました。慾を云へば、「雲呑」のチケットを二枚買つて、ワンタンを6つにしたいぐらゐです。
チケットを提出して、8分ぐらゐで待望のラーメンが屆きます。「クワトロ」とは、云ふ迄もなく4と云ふ意味です。何が4かと云へば、燒きアゴ、いりこ、さば、うるめと云ふ4種の煮干しを用ゐたスープとの事です。
今囘は動物系(豚、鷄等)は用ゐない、魚介系のみを用ゐたスープとの事です。煮干しのスープと云へば、東京都でラーメンを食べて來ました私としましては、嘗ては(今はなき)「めとき」さん、最近では「勝本」さんのそれを想起します。
いづれも、煮干しに據る苦味も、一つの味はひや癖として用ゐられてゐるやうに思へます。「勝本」さんのスープは清湯ですが、今日、東京都で煮干しと云へば、可也濁りがあるものも好まれてゐると云ふ印象です。
一方、「Penguin」さんの煮干しスープは、可也澄んでゐると云ふ見た目です。その澄んでゐるイメイジどほりに、スープの風味も頗る圓やかです。同じく廣島市にある「呼白」さんの「いりこ」に似てゐるかも知れません。
鹽味で勝負するタイプではなく、各種の煮干しを主に、恐らくは昆布や干し貝柱等が用ゐられてゐるのでせうか、旨味の重なりと調和感とで勝負してゐるやうに感じました。煮干しらしく、苦味もわづかに感じますが、飽く迄、嫌味ではない程度であり、そのわづかな苦味が、スープの旨味や甘みを生かしてゐるやうに感じます。
ワンタンも麺も、相變らず美味しいです。ワンタンと云へば、私は、長年、廣島市の「上海總本店」さんのそれが大好きですが、タイプは異なるものゝ、「Penguin」さんのそれも大好きです。ワンタンつて、東京都でも中々美味しいものが見つからず、四谷のとある老舗さんのそれは私の好みではなく……。先月、たづねた「櫻上水 船越」さんのワンタンは、評判どほり、頗る美味でした。
とは云へ、廣島市でも「Penguin」さんや「呼白」さんのラーメンはとても美味しくて、御仕事や觀光で、縣外から廣島市に來る方々は、まづはお好み燒きや牡蠣を食べるのでせうが、左記しました兩店のラーメンも、是非とも食べて欲しいと思ひます。
とまれ、御馳走樣でした。
限定の「アサリ・煮干し・鷄・豚の中華そば」(1,200圓)に「雲呑」(350圓)トッピング
本日(令和5年12月25日、月曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
近年、廣島市のラーメン店では、最も通つてゐる御店だと思ひます。今囘の目的は限定の「アサリ・煮干し・鷄・豚の中華そば」です。本日がこの限定に關しては最終日で、水曜日からは新たな限定が始まるとの事です。
11時20分ぐらゐに御店に到著します。まづは券賣機にてチケットを購入します。私の註文は以下のとほりです――。
「アサリ・煮干し・鷄・豚の中華そば」(1,200圓)
「雲呑」(350圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
御店のInstagramを讀むと、「4種の食材をそれぞれ別々にスープを攝り、ひとつにまとめて複合的なスープ」にして、「タレは生揚げ醬油ダレにチャーシューダレをブレンドして、ちよつとまろやかな感じで」、「チャーシューはPenguinでは珍しいバラ煮豚を仕込み」、「あとは、アサリといりこで香味油を作りまして、盛り附けは八王子ラーメンのやうに玉ねぎのみじん切りを乘せ」、「粗挽きのブラックペッパーをしつかりかけて」提供されるとの事です。
大盛もトッピングも可能との事で、今囘、私は「雲呑」を加へました。
「上品だけど上品ぢやない」とも記されてゐるとほり、スープに關しては、基本は上品なやうに感じますが、ブラックペッパーや玉葱の微塵切りが、一杯に於けるHookと化してゐます。
バラ煮豚はトロりとしてをり甘みが拔群で、鷄チャーシューは瑞々しく旨味もあります。同店では、どのメニューを註文するにせよ、私は必ず「雲呑」を附けますが、本當に同店の雲呑はお薦めです。
麺は大盛にするかどうか迷ひましたが、「雲呑」をトッピングして具澤山な爲、今囘は通常の量にしました。今囘の限定もスープと麺との相性が良好です。茲最近の「Penguin」さんの限定では一番と思へるぐらゐ美味しい一杯で、最終日に間に合つて良かつたです。
とまれ、御馳走樣でした。
久し振りの「醬油」は頗る美味です
昨日(令和5年11月25日、土曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
Facebookのストーリーズを見ると、けふの「醬油」はお薦め、理想の味です、と云ふやうな事が書かれてゐた爲、それならばと歩いて自宅から「Penguin」さんに向ひました。
13時30分よりまへに御店に到著します。早速、券賣機にてチケットを購入します。私の註文は以下のとほりです――。
「特製醬油らぁ麺 全部乘せ」(1,500圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
限定を除いて、通常のラーメンにて、「醬油」を食べたのは、若しかしたら、最初の時以來かも知れません。その後、長らく、同店ではつけ麺を食べてゐましたし、「鹽」も氣に入つてゐます。
今囘の「醬油」ですが、結論から云ふと、とても美味しく頂きました。本當に久し振りの「醬油」ですが、スープに關して、醬油ダレが全面的にアピールするやうな仕上がりではなく、お出汁の旨味や適度な酸味が生かされた、正に調和が素晴らしいスープでした。
お出汁に關しては、鷄(や豚?)、昆布や魚介系が用ゐられてゐるのでせうか。よく/\スープを味はへば、昆布などに據る旨味を感じられます。適度な酸味は醬油ダレに據るものでせうか……? 鹽味に就いては、角のやうな性質のものは一切感じなく、非常に圓やかな感じがします。
麺も具材も安定の美味しさです。麺は小麥のかをりと甘みとが特徴で、旨味や繊細な酸味が特徴のスープを飮みながら、麺を啜ると、麺自體の甘みが引立ちます。「全部乘せ」の具材は、その全種類がどれも主役級の存在感です。
最近、「Penguin」さんでは、「鹽」が氣に入つてゐた私ですが、「醬油」も御店の方のお薦めだけに、とても美味しいなと思ひました。少しだけ、御店の方と御話も出來、三日後にせまつた東京行きに就いても御話しました。
とまれ、御馳走樣でした。
期間限定「復刻版Penguinつけ麺(改)」
昨日(令和5年10月30日、月曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
開店時間の10分まへぐらゐに御店に到著します。暫くすると店主さんが出て來られて、先日の猿猴橋に於けるイヴェントに就いて、語られました。私は時間の關係で、待つのがむつかしかつた旨、御傳へすると、それではその分も、本日、樂しんで下さい、と店主さんがおつしやいました。
最近、御店のInstagramを讀むと、兔に角、「醬油」推しなのが同店であり、その「醬油」を食べる事も考へましたが、一方、期間限定で「復刻版Penguinつけ麺(改)」も發賣されてゐるとの事です。此方は御店がOpen當初から暫く發賣してゐたつけ麺の復刻版であり、私も當時は之許り食べてゐました。と云ふ訣で、私が購入したチケットは、以下のとほりです――。
「復刻版Penguinつけ麺(改)」(1,100圓)
「大盛」(250圓)
「雲呑」(350圓)
「味玉」(250圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
もう何度も言及してゐるメニューの爲、詳述はしません。
つけ汁に就いては、御店のInstagramに據ると、「あご出汁を效かせた魚介白湯と地鷄清湯のブレンドスープに、たまり醬油をメインにした醬油だれを使用したつけだれです。(以前はサンマ出汁を使用してました)」との事です。
まづは麺のみを食べて見ますが、小麥のかをりと甘みとが豐かな麺は、矢張り、美味しいです。お氣に入りの一つである雲呑は、つけ汁の中に入れて貰へます。そのつけ汁は、以前に比べて、アッサリ目な仕上がりですが、自然で落著いた出汁の旨味を感ぜられて、頗る好印象です。
「味變」用の柑橘類を麺に振掛けると、麺に清涼感が増し、加へて、小麥のかをりと甘みとが引立つやうに感じます。辛味は、途中からつけ汁に入れると、つけ汁全體の印象が引締まります。
とても美味しいだけではなく、見た目も鮮やかな「Penguin」さんのつけ麺です。その味や見た目だけではなく、麺の量も大滿足です。
次囘こそは、御店一推しの「醬油」を食べようかしら……?
とまれ、御馳走樣でした。
「特製しおらぁ麺全部のせ」(1,500圓)を頂きました
本日(令和5年9月21日、木曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
此方ではつけ麺を頂く囘數が多いのですが、本日の目當は鹽ラーメンです。以前、一度だけ、鹽の全部乘せを食べて、頗る美味しいと感じた爲です。あれから、鹽に就いては、一旦、販賣が中止されて、Renewalする形で復活したやうです。
が、以前、その鹽を食べたのは、結構、まへである爲、味に就いては、勿論、詳しく覺えてはゐません。レヴューを讀みなほしても、抽象的な記載に終始してをり……。
12時12分に御店に到著すると、行列はなく、店内にも少しばかり空いた席があるやうです。其處でまづは券賣機にて、チケットを買ひます。
「特製しおらぁ麺全部のせ」(1,500圓)
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。カウンター席に著席して、チケットを提出、待つ事約10分でラーメンが屆きます。
以前の鹽に於ける記憶が薄れてゐる爲、詳細な比較は出來ないのですが、Renewalしたとは云へ、大幅に味の印象が變化したとは私には思へません。
スープを飮んで見ると、非常に繊細で多層的な出汁の旨味を土臺として、其處に上品な鹽味が加はつてゐると云ふ感じがします。スープに就いて、繊細だとか上品だとか云ふ言葉を用ゐる事に否定的な方達が一定數ゐるやうですが、決して味が薄いだとか、個性に缺けるだとか云ふ事ではなく、麺との相性を考慮されたうへでの鹽梅だと私は思ひます。
油膜の使ひ方にしても、非常に効果的で、之は「めん 呼白」さんのラーメンにも云へる事ですが、麺に於ける小麥のかをりと甘味とを損はない、麺との一體感を重視したスープの仕上がりです。とは云へ、「Penguin」さんのばあひ、麺は普通ぐらゐの茹で加減、「呼白」さんのばあひ、柔らかめな茹で加減と云ふ違ひがありますものゝ。
また、私は長らく、「Penguin」さんでは醬油は食べてゐませんが、出汁の旨味を味はふには、醬油よりも鹽のはうが向いてゐるやうに思へます。同樣の事が、「呼白」さんでの醬油といりことに云へるやうにも思へます。まあ、尤も之は私の感想であり、好みの問題も多分に大きいものと思はれます。
東京都の「自家製中華そば としおか」さんでも、私は普通の中華そば(醬油)よりも鹽が好みですから。
具材は、瑞々しい鷄チャーシュー、香り高い炙りチャーシュー、レアチャーシュー、長くて存在感がある穗先メンマ、自家製のワンタンが二つ、半熟の具合と濃厚な甘味とが拔群な味玉が一つ、白ネギに青ネギ、そして酢橘(?)ですかね。ワンタン好きな私は、更に別途ワンタンのチケットを買ふ事も考へたぐらゐです。
1,500圓と云ふ値段だけを見ると、殊に御高齡な方は高いと思はれるかも知れませんが、之だけのスープ、麺、樣々な具材のクオリティと量とを考へれば、妥當な價格であるか、寧ろ、安いぐらゐではないでせうか。
とまれ、御馳走樣でした。
久し振りの「Penguin」さんにて、期間限定「名古屋コーチンと鰹出汁の和風冷やしらぁ麺」(1,100圓)
本日(令和5年8月23日、水曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
本日から8月26日の期間限定にて、「名古屋コーチンと鰹出汁の和風冷やしらぁ麺」(1,100圓)が提供されるとの事で、今囘の目當は、勿論、左記しましたメニューです。御晝のみの一日約15食との事で、私は開店まへに御店に向ひます。
開店時間の15分まへぐらゐに御店に到著すると、まだ竝びはなく、私が一番です。が、その後、澤山の方々が到著して、一巡目の人達が入店した後も、御店のまへに行列が生ずる状態でした。
まづは券賣機にてチケットを購入して、一番奧のカウンター席に著席します。久し振りにたづねる同店ですが、御店の方には未だ顏を覺えられてゐたやうです。今夏は酷暑だけに、限定で冷やしを提供されてゐるのかも知れませんが、今囘、その初日は雨……。が、そんな天氣にもかゝはらず、御店には澤山の方々が、平日にもかゝはらずたづねるのですから、人氣の程が窺へます。
就中、私にして見れば、少し許り雨が降つてゐたはうが、涼しくていゝぐらゐなのですが……(笑ひ 註文は上述しましたやうに、以下のメニューです――。
「名古屋コーチンと鰹出汁の和風冷やしらぁ麺」(1,100圓)
――以上です。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。冷やしのメニューは提供に時間がかゝると見えて、待望のラーメンが屆いたのは、入店して15分後です。が、之は想定内の事ですので、氣にはなりません。
同店の公式Instagramに據ると、トッピングは以下の内容です――。
肩ロースレアチャーシュー
とり天
茄子天
大葉
すだち
大根おろし
針海苔
サムライネギ
――以上です。具材の内容から想像出來ますやうに、蕎麥やうどんの冷やしを、ラーメンにて提供して見たと云ふ感じの一杯です。
冷たいスープは、標題のとほり、出汁を主に名古屋コーチンや鰹からとり、返しには主に醬油を用ゐたものです。鷄、鰹、返しの醬油、その他の食材が、個として主張するのではなく、飽く迄も調和がThemeだと感ぜられるスープです。思へば、限定に限らず、「Penguin」さんの「醬油」や「鹽」は、調和がThemeだつたのだなと不圖、思ひ出しました……。
とは云へ、最近、通常メニューである「醬油」や「鹽」は食してゐない爲、機會があれば、試して見たいです。
麺は、低加水の細麺が、かために茹でられてをり、しつかりと冷水で〆てあります。コシや彈力と云ふよりも、いはゆる「パッツン」と表現されるタイプの麺です。麺は啜るのみならず、勿論、咀嚼するものですが、その際の「齒切れ感」が頗る心地好いです。温かい麺として食べるよりも、今囘のやうな冷やしだと、更にその「齒切れ感」が増すのではないでせうか……? 冷たいスープともよく合ひます。
具材は上述したとほりの内容です。とり天、茄子天には、すだちをかけて食します。各種天麩羅、大葉、すだち、大根おろし、そして和風の醬油スープ、この組合せは正に「鐵板」です。肩ロースレアチャーシューは、麺と共に、この一杯がラーメンである事を象徴する存在です。脂身の量もそこ/\で、甘味を請負ひ、赤身は勿論、肉の旨味を請負つてゐます。味附の鹽梅、瑞々しさ、肉の柔らかさ(齒應へ)、いづれも素晴らしいです。
もうそろ/\涼しくなつて欲しいと希ふ私ではありますが、八月も下旬に突入して、久し振りの「Penguin」さんで、頗る美味な限定の冷やしを食べる事が出來ました。とまれ、御馳走樣でした。
つけ麺の日が始まつたやうです
昨日(令和5年3月13日、月曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
「ん? 月曜日なのに『ペンギン』さん? 休みなのでは?」と廣島市在住の人達なら思ふかも知れません……。實は、御店のInstagramにて、「鰹昆布水つけ麺の今後」に就いて、告知がありまして――。
鰹昆布水つけ麺の今後についてご報告です。
現状2人体制では、つけ麺のご提供に大変
お時間がかかってしまい、つけ麺をご注文されたお客様はもちろん、それ以降お待ちの方にまで提供が遅れてしまう現象が起こってしまっております。
ですので3月以降、
ご提供の曜日を決めさせて頂こうと思います。
3月の、鰹昆布水つけ麺ご提供日は、、、
3/6 月曜日
3/13月曜日
3/27月曜日
逆に月曜日はお昼営業しまして!(昼のみ)
月曜は、つけ麺だけ!の営業を致します。
――との事です。上記の投稿を不圖、思ひ出して、久し振りに「ペンギン」さんにつけ麺を食べに行かうと決めた訣です。大分、暖かくなつて來たので、電車ではなく、歩きで八丁堀方面から鷹野橋方面へ向ひます。
御店には11時35分に著きました。先客は何名かゐましたが、行列はなしです。私の註文は以下のとほりです――。
「鰹昆布水つけ麺」(1,350圓)
「麺大盛り」(200圓)
「地鷄、海老 二種のワンタン」(250圓)
合計1,800圓
――です。今囘は純粹につけ麺を味はひたい爲、ビールはなしにしました。「久し振りのつけ麺ですね」と店員さんから云はれて、通ひ難い日にちになつて了ひ申し訣ないとも云はれましたが、御店の御事情は、私は私なりに理解してゐる心算です。
扠、「ペンギン」さんのつけ麺にせよ、ワンタンにせよ、以前に大體の事は書いてゐる心算ですので、こゝで繰返しません。上質である東京スタイルのつけ麺を廣島市で食べられる事が出來るのは、非常に有難い事です。少しだけ我が儘を云へば、また以前の(開店當初の)つけ麺も食べて見たいな、と不圖、思ひました。いや/\、今のつけ麺も頗る美味しくて、今のメニューを否定する訣では斷じてありませんよ。
とまれ、御馳走樣でした。
歸りも徒歩で、元安川沿ひは平和公園の櫻を見ましたが、流石に未だ蕾ですね。でも、こゝ最近、とても暖かいですから、櫻の開花は例年よりも早いかも知れませんね。
裏メニューの「鶏油まぜそば」(1,000圓)は頗る美味しいですし、見た目も華やかです
本日(令和5年2月15日、水曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
慥か「ペンギン」さんのInstagramに據ると、最近、大分、鶏油が取れてゐるとの事で、それならばと、裏メニューとして「鶏油まぜそば」を、本日から提供されるとの事です。
11時過ぎに御店に到著すると、6、7人ぐらゐの行列が生じてゐたでせうか? 平日の廣島市としてはめづらしい事だと思ひます。私は何とか一巡目としてカウンターに著席出來ました。が、勿論、そのまへに券賣機にてチケットを購入します。
上述しましたメニューは、「裏メニュー」ボタンを押してチケットを購入します。價格は1,000圓ちやうどです。本日は後に他店での「聯食」を考へてをり、ビールやサイドメニュー抔は註文しない事にしました。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
「鶏油まぜそば」は提供に時間がかゝると御店の方に云はれました。また、同メニューの提供期間中、つけ麺の提供はないさうです。
鶏油に關しては、「名古屋コーチン鶏油60cc」を贅澤使用との事です。なほ、本日、私は夜勤明けだつた事もあり、自分なりに分析的に、「鶏油まぜそば」を食べる事は出來ませんでした。
が、勿論、「鶏油まぜそば」は頗る美味しく頂けました。美味しいだけではなく、見た目も華やかであるのが「ペンギン」さんらしさだと思ひます。
私、まぜそばと云へば、醬油系の味と云ふイメイジがありますが、今囘の「鶏油まぜそば」のばあひ、鹽系の味であるやうに私は思ひました。鶏油に關しては、諄い事はなく、中太麺自體の風味と程良く共存してゐます。
もう「ペンギン」さんの麺には慣れてゐますから、殊に感動すると云ふ餘地はないのですが、それでもなほ、小麥のかをりと甘みとは、廣島市のラーメン店で随一だと思ひます。
具材に關しては、「ペンギン」さんの常連さんには、最早、御馴染みな三種のチャーシュー、味玉、穗先メンマ、海苔邊で、此方も美味しく頂けます。
藥味は橙が丼に盛られてをり、ブラックペッパーの容器も渡して貰へる爲、二種類の「味變」が可能です。
通常メニューであるつけ麺、醬油、鹽も美味しいのですが、今囘のやうに裏メニューや限定メニューをも提供されて、客を飽きさせない「ペンギン」さんは素晴らしいと思ひます。
とまれ、御馳走樣でした。
三日間の限定「俺の廣島中華そば ぺんぎん」と「おでん おまかせ二種」他を頂きました(※「食べログ」に就いて追記あり)
昨日(令和5年1月29日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
1月27(金)、28(土)、29(日)の三日間、「ペンギン」さんのラーメンは限定のみの營業でした。Themeは「俺の廣島中華そば ぺんぎん」との事です。
扠、東京は早稻田にあるとあるラーメン店では、牡蠣を用ゐたラーメンを、「廣島」と稱して販賣されてゐたのを見て、慥かに廣島の牡蠣を用ゐたラーメンであれば、「廣島」と名附けても間違ひではないものゝ、矢張り、違ふだらうと云ふ思ひがします……。と云ひますのも、ラーメンで廣島と云へば、「陽氣」さんや「小鳥系」を中心とした廣島市に於ける醬油豚骨を指すのが、いはゞ常識だからです。
「ペンギン」さんの店主さんは、廣島生まれ江波育ちと云ふ事で、江波と云へば、上述しました「陽氣」さんの本店がある地名です。私も十年以上まへ、本店に行つた事がありますが、所謂廣島中華そばの中でも、と云ひますか、全國的にもトップクラスに美味しいラーメンを提供される御店です。然し乍ら、通ひ難い場所にあるのが難點です……。
其處で私は「陽氣」さんに關しては、大手町の御店を利用してゐます。その「陽氣」さんも美味しいのですが、私の中での廣島中華そばと云へば、東觀音時代の「すずめ」さんが一番です。今ある「すずめ」さんとは、何かが違ふ感じがします……。とは云へ、當時の味の記憶に關しては、殆ど薄れてゐるのが實際です。
嘗ての「すずめ」さんに關しては、醬油豚骨ですから、醬油に據る返しが效いてゐるのは當然として、それに負けず劣らず、根菜に據る甘みが凄まじく、複雜でありながら、それでゐて調和を感ずる一杯だつたと云ふイメイジを、未だに私は抱いてゐます……。
廣島市の中華そばであれば、昔も今も、私は「上海總本店」さんのラーメンが一番好きですが、此方は、「陽氣」さんや「小鳥系」に據る醬油豚骨とは全く異なるラーメンです。寧ろ、系統としては、京都の「新福菜館」さん邊に近いかも知れません……。と云つて、「上海」さんが京都のラーメンを眞似した訣ではないです。關西の人々には、自分が中心だと思ひ込む、惡しき傾向があるやうに私には思へますが……。
とまあ、大分、前書が長くなりましたが、當日に於ける「ペンギン」さんでの私の註文は以下のとほりです――。
「俺の廣島中華そば ぺんぎん」(950圓)
「おでん おまかせ二種」(250圓)
「地鶏、海老二種のワンタン」(250圓)
「Session'sBrewery樽生クラフトビール」(600圓)
――上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
クラフトビールですが、何時も飮んでゐる「廣島レモンエール」に加へて、當日は「Bruno SMASH」と云ふものもあるとの事で、後者を選擇しました。ワンタンは別皿ではなく、中華そばに於けるトッピングのやうです。その中華そばに就いては、以下のやうに店主さんがInstagramにて記されてゐます――。
無化調でやります。無謀です。化調は決して惡ではありません。正直不斷は普通に攝取しますし。
丼顏、味、寄せすぎないです。ある意味、俺流です。
太もやしです。邪道といふ勿れ。丼は眞つ白です。邪道といふ勿れ。
麺は原田製麺さんの定番で行きます。醬油だれは岡本醬油さんです。
スープは、もみぢ豚のゲンコツ、背ガラに背脂。廣島赤鶏のガラと香味野菜たち。
香味油はラードをメインに鶏油と植物性油をブレンドし、昆布とネギとニンニクで香り漬けしてみました。
penguinで無化調のらぁ麺を追求し續けてゐる故、それもこだはりの一つに加へてをる次第です。
――との事です(原文は畧字新假名)。
入店して6分後、まづはクラフトビールが屆き、更にその2分後、おでんが屆きます。廣島市の中華そば店には、おでんを扱ふ御店が多いのです。まづはビールを飮みながらおでんを頂き、〆で中華そばを食べると云ふ人もゐる筈です。
おでんは大根ともう一つは棒天でせうかね……。前者は云ふ迄もなく、おでんで一番人氣の種であり、後者は九洲地方で好まれる種のやうです。おでんのおだしは、可成、薄めの味附です。具材自體の味を尊重する爲の西日本らしい味附(九洲は異なるでせうが)と云へます。大根は、齒應へも適度にあり、大きめに切られてゐる事もあり、中々、食べ應へもあります。
クラフトビールは、今囘、「SMASH」と云ふ銘柄を擇びましたが、何時もの「廣島レモンエール」よりも、醉ひ易いやうに感じました。私が疲れてゐた事も理由の一つかも知れませんが、歸宅して「Session'sBrewery」さんに就いて、調べて見ると、「廣島レモンエール」がALC 5%に對して、「SMASH」はALC 5.5%のやうです。成程と納得しました。
おでんが屆いて7分後、中華そばのワンタントッピングが屆きます。既存の老舗に「寄せすぎない」「俺流」と書かれてゐる意味は、その見た目からも理解出來ますし、實際に中華そばを食べて見て、更にその意味を感じました。
畫像を見れば判るやうに、いはゆるClassicalな廣島中華そばとは、樣子からして異なります。味玉やワンタンがトッピングされてゐる事のみならず、チャーシューにしても、昔ながらなものと今日のものと、雙方の在り方を折衷したやうな仕上がりです。低温調理に據るものとClassicalなものと、雙方のイイトコ取りのやうなチャーシューでとても美味しいです。
スープは、香味野菜に據る甘みは脇役に徹してゐて、表舞臺では、醬油を主役にした返しに據る程良い辛みが、一杯の味を牽引してゐるやうに感じました。然しながら、主役が引立つのは、數々の脇役や裏方さん達の仕事があつてこそです。その點、樣々な味はひが合はさり、一杯を成してゐます。
中華そばの味に就いても、「寄せすぎない」「俺流」と云ふ意味をよく感じられる一杯だと感じました。廣島中華そばの範疇にとゞまりながらも、「ペンギン」さんらしさをも感じられる、とても美味しい一杯でした。
とまれ、御馳走樣でした。
以下、追記です――。
最近の東京に於ける新店舗に就いては分りませんが、廣島市の新店舗に就いては、その盛上がりと評價とを、「食べログ」は反映してゐないと感じます。譬へば、この「ペンギン Penguin」さんや「めん 呼白」さんに就いてがさうです。リアルタイムに盛上がりを反映してゐると思はれるのは、矢張り、Instagramです。御店の公式アカウントもInstagramにはありますし、幅廣い層の人達が、良い意味で氣樂に利用してゐるのがInstagramだと私は感じます。
初めての「鹽」はとても繊細で調和を感ずる一杯です
本日(令和5年1月15日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
實は西區天滿町にあります「出雲そばいいづか」さんへ行き、ビール、天麩羅、割子そば邊を食べようかとも考へてゐたのですが、温かい一杯を戀しく思ひ、「ペンギン」さんへと行き先を變更しました。
その「ペンギン」さんではつけ麺を食べる事が多いのですが、今囘は未だ食べてゐない「特製 しおらぁ麺 全部のせ」(1,500圓)が目當です。開店の15分まへ、御店に到著しますと、既に3組7名ぐらゐの方々が竝ばれてゐます。たゞ同店はテーブル席もあり、席數が多い爲、一巡目にははひれます。
まづは入店後、券賣機にてチケットを買ひます。私の註文は以下のとほりです――。
「特製 しおらぁ麺 全部のせ」(1,500圓)
「Session'sBrewery樽生クラフトビール」(600圓)
「穗先メンマ」(200圓)
――上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。メンマは別皿で出して頂けるとの事、加へて、おつまみ用として、ラーメンのまへにビールと共に出して頂けるとの事です。
まづは入店して4分後、ビールが屆き、その更に1分後、別皿のメンマが屆きます。ビールは前囘同樣、「レモンエール」です。前囘も記しましたが、廣島市らしい一杯です。穗先メンマは、穗先の部分は比較的柔らかくて、茎の部分はしつかりとした食感です。全體的には甘めの味附です。たゞし諄いと云ふ事はありません。
ビールとメンマを頂きながら、待つ事20分ぐらゐで待望の「特製 しおらぁ麺 全部のせ」が屆きます。私は鹽ラーメンと云へば、東京は早稻田の「としおか」さんの「舊鹽」を好むのですが、當然ながら「ペンギン」さんの「鹽」はまた別のタイプのラーメンです。
素人が偉さうな事を云ひますが、「醬油」「鹽」「味噌」とラーメンには3種類があるとして、一番、作るのがむつかしいのが「鹽」ではないでせうか……? 最近、「ペンギン」さんのInstagramを拜見しましたが、ちやうど「鹽」に就いて言及されてをり、そのThemeは、「調和」、「親和性」、「麺とスープのバランス」との事です。
「麺とスープのバランス」との事ですが、「特製 しおらぁ麺 全部のせ」のばあひ、麺、スープ、具材(豚や鷄三種のチャーシュー、穗先メンマ、半熟味玉、二種のワンタン等)、適度な油膜、全ての存在に「調和」や「親和性」を感じます。何か一方が主張するのではなく、一杯の全體として美味しいです。と云つて、主役が不在な訣ではなく、云ふなれば、現代サッカーに於ける、アップデイトされたティームの在り方に譬へる事が出來ると思ひます。
「ペンギン」さんではつけ麺を食べる事が殆どであり、御店の方にも、私がラーメンを食べる事に就いては、珍しいと思はれたやうですが、初めての「ペンギン」さんに於ける「鹽」をとても美味しく頂けました。「醬油」に就いても、最近、醬油ダレがアップデイトされたとの事で、今後、機會があれば食べて見たいです。尤も同店で「醬油」を食べたのは、可成以前の事ではありますが……。
とまれ、御馳走樣でした。
久し振りの「ペンギン Penguin」さんです
本日(令和5年1月11日、水曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
「ペンギン」さんを利用するのは、久し振りの事です。最近は、西十日市町の「めん 呼白」さんに通ふ機會が多かつた爲です。
「ペンギン」さんでは、「醬油らぁ麺」の醬油ダレが變更されたともInstagramで確認してゐましたし、同店では未だ食べてゐない「しおらぁ麺」も氣になります。と云ふ訣で、何を註文するのか、結構、迷ひましたが、矢張り、つけ麺を食べたいと思ひ、以下のチケットを購入しました――。
「鰹昆布水つけ麺」(1,350圓)
「麺大盛り」(200圓)
「Session'sBrewery樽生クラフトビール」(600圓)
――上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
話が前後しますが、通常ですと、11時ちやうどに開店ですが、本日は仕込の關係で、開店時間が11時30分へと變更されたさうです。11時まへに到著した私は、他の場所で時間を潰す事も考へましたが、卻つて、それも面倒なので、その儘、待つ事にしました。
入店して、まづは5分後にクラフトビールが屆きます。本日は「レモンエール」との事で、廣島らしいビールであり、私が好きなビールでもあります。その4分後に、つけ麺とは別皿で、三種のチャーシュー他が屆きます。以前と内容が若干變つたとの事で、その説明を受けました。此方をおつまみに、ビールを飮み進めます。
更にその4分後、二種のつけ汁(醬油と鹽)と具が盛られた鰹昆布水の麺とが屆きます。この邊、慥か、以前のレヴューにて言及してゐる事と記憶しますので、詳述はしません。この時期は、すだちではなくて、橙であるのが、不斷と違ふ點との事です。
本日は、ワンタンをサーヴィスして頂き、有難い限りです。
スープ割は、醬油は御店の方に温かいスープを御願ひして、鹽は昆布水を入れて、つけ汁を割りました。廣島市にて、本格的な東京スタイルのつけ麺が食せるのは、本當に嬉しいですし、本日も美味しく頂きました。
とまれ、御馳走樣でした。
イヴェント後、初訪問です
本日(令和4年9月4日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。同店に伺ふのは、「ぺんこば食堂」と稱するイヴェントが行はれた同年7月24日以來で、「食べログ」に記すのは、今囘で9囘目です。
開店時間は11時ちゃうどの豫定ですが、定刻より少しまへに入店出來ました。この邊、不圖、東京の「自家製中華そば としおか」さんの店主さんを思ひ出します。今はどうか知りませんが、私が在京してゐた頃は、何時も開店時間の10分まへには御店を開けて呉れてゐました。
それは扠措き、イヴェント後、「ペンギン」さんに就いては、幾つか變更點が確認出來ました――
一、以前は、後拂ひでしたが、券賣機が導入されて先拂ひに變更。
一、價格の改定。
一、一部メニューの變更。
一、麺の變更。
――と云ふ邊でせうか……。詳しくは「ペンギン」さんのInstagramを御覽下さい。なほ、その券賣機に就いては、畫像を撮り忘れました。私に關しては、イヴェントまへは――
「Penguinつけ麺」(950圓)
「麺大盛り」(200圓)
「海老ワンタン」(3個、250圓)
「山椒香る、スパイスレモンサワー」(600圓)
――と云ふ組合せで註文する事が多かつたのですが、「Penguinつけ麺」は、「鰹昆布水つけ麺」(1,350圓)へと變更され、「海老ワンタン」も「地鶏海老二種のワンタン」(250圓)へと變更です。また、ドリンクは「session’s」ブランドの生ビールのみへと變更されました。と云ふ訣で、本日の私の註文は――
「鰹昆布水つけ麺」(1,350圓)
「地鶏海老二種のワンタン」(250圓)
「session’s」ブランドの生ビール(ラガー、600圓)
――と云ふ組合せです。ダイエット中の爲、「麺大盛り」は止して置きました。「鰹昆布水つけ麺」は、イヴェントで提供された「牡蠣醤油ダレの昆布水つけ麺」(1,300圓)を基に、通常メニューとして改定が施されたメニューと云ふ事でせう。
まづは、「session’s」ブランドの生ビールを出して貰ひます。ラガーと云ふ事で、切れのよい苦味が特徴の一つですが、それでゐて、果實の風味も確認出來て、仄かな甘みさへ感じます。あゝさう云へば、イヴェント以前迄は、店主さん、女性、男性の三人體制でしたが、イヴェント後は、店主さんと女性の二人體制へと變更されてゐました。この邊、十日市町に新店舗が出來た事が影響してゐるのでせうか……?
ビールを飮んでゐて5分程で、三種のチャーシューと藥味とが其々別の皿で屆きます。畫像にて、一番左が鷄チャーシュー、眞ん中が豚バラ、右が豚腿の吊るし燒きとの事です。加へて、小松菜、すだち、岩鹽です。藥味は、白ごまとすりおろしニンニクです。更に待つ事4分で、つけ汁二種、二種のワンタン、鰹昆布水の麺と具材とが屆きます。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
まづは、鰹昆布水つけ麺の麺のみ食べて見ます。イヴェントの時に比べて、鰹昆布水の味は濃くなつた印象です。つけ汁に浸ける事なく食べられるぐらゐです。粘り氣がある鰹昆布水を纏ふ麺の爲、小麥の風味自體は感じ難いかしら、と思つたものゝ、完全には然にあらず、小麥のかをりや甘みも感じ取る事が可能です。麺のうへには、低温調理されたチャーシュー、三つ葉、穗先メンマ、海苔が乘せるなり、添へるなりしてあります。
つけ汁は、畫像左が鹽で、右が醤油です。
鹽ダレは、各種の鹽、昆布、鰹節、鮪節、帆立貝柱干物との事ですが、それを踏まへて、鹽のつけ汁は、勿論、鹽味が主役で、昆布や鷄に據る旨味が、スープを下支へしてゐるやうに感じます。敢へて、鹽角を取らない設計であるやうにも感じます。
醤油ダレは、各地の醤油を、丸大豆に拘つてブレンドしてあるとの事で、それを踏まへて、醤油のつけ汁は、醤油に據る返しの主張は、鹽のそれに比しては控へめに感じ、個人的には豚や魚介系に據る旨味と上手く調和してゐる印象を受けました。若干の酸味は、醤油に據るものなのか、出汁の仕上がりに由來するものなのか、素人の私には、勿論、判別出來ません。が、以前の「つけ麺」が、酸味が特徴の一つだと感じたやうに、今囘のそれも出汁の旨味や返しの風味を引立てる役割を擔つてゐると私は感じました。
因みに、藥味である白ごまとニンニクとは、途中、鹽に入れるのがお奬めとの事です。すだちは、途中、果汁を麺のうへに搾つて食します。
上述しました三種のチャーシューに關しては、どれも適度に味附が爲されてをり、豚バラと豚腿に就いては、程好くかをりもして、私はつけ汁に浸けずに頂きました。
ワンタンは、二種のワンタンに變更されましたが、矢張り、私は海老のはうが好みです。
最後は、鰹昆布水を、鹽と醤油、其々のつけ汁に入れて、スープ割にして、スープも全部飮みます。以前の「Penguinつけ麺」も好きでしたが、「鰹昆布水つけ麺」も美味しく頂けます。たゞ廣島市と云ふ地方都市で、つけ麺が1,350圓と云ふのは、それを高く感ずる人がゐるやうな氣がします。之だけの質と量であれば、私は妥當な値段だと思ひますが……。とまれ、御馳走樣でした。
「牡蠣醤油ダレの昆布水つけ麺」、「麺大盛り」、「別皿特製チャーシュー盛り」を頂きました
本日(令和4年7月24日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
本日は「ぺんこば食堂」と稱する「ペンギン」さんと「らーめんこばやし」さんとのコラボ企劃です。Conceptは「麺で繋げる安藝と備後 廣島を牡蠣でひとつに!」との事です。廣島市の御店と福山市の御店との協働と云ふ訣ですね。
當日のコラボ企劃に就いては、事前に「ペンギン」さんのInstagramに於ける御投稿で知りました。全席、各時間、豫約のみの企劃であり、Instagramのアカウント宛に、DMを送信して豫約を行ひます。私は、7月の上旬に豫約を行ひました。
豫約の段階で註文を行ひ、私は――
「牡蠣醤油ダレの昆布水つけ麺」(1,300圓)
「麺大盛り」(茹で前300グラム、+200圓)
「別皿特製チャーシュー盛り」(六白黒豚吊し燒き、もみぢ豚低温調理、私のばあひ、名古屋コーチンもも肉低温調理、500圓)
――と云ふ内容です。私は10時からの一巡目を豫約し、9時50分過ぎに御店に到著しましたが、全席豫約にもかゝはらず、御店のまへには豫約した方々による行列が發生してゐました。
10時の開店時間ちやうどに店内に案内されて、私は一人ですので、カウンター席に著席します。カウンターには、上述しましたつけ麺他の「Spec」が張り紙してあります。その「Spec」と上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
開店して2分後、まづは「別皿特製チャーシュー盛り」が屆きます。三種類のお肉に加へて、味玉も附いてゐます。お肉はいづれも美味しいのですが、殊に「六白黒豚吊し燒き」は、炭火で燒かれてゐるのでせうか……? 非常に香ばしくて美味です。「名古屋コーチンもも肉低温調理」は、鷄の旨味を味はへる事と適度な齒應へが特徴です。この際、クラフトビールを頼まうかどうか、頗る迷ひましたが、初めて食べるつけ麺の爲、お酒は止めて置かうと云ふ判斷に落著きました。
別皿のチャーシューが屆いた更に5分後、「牡蠣醤油ダレの昆布水つけ麺」が屆きます。繰返しではありますが、つけ麺に就いての詳しい情報は、アップロードします畫像を參考にして下さい。實は私、昆布水のつけ麺を食べるのは、今囘が初めてです。昆布水入りの丼には、全粒粉入りの中太麺が盛られてをり、麺のうへには「もみぢ豚低温調理」、すだち、「牡蠣有馬山椒煮」、穗先メンマ等が更に盛られてゐます。
まづは昆布水のみで、麺を啜つて見ます。昆布水は、その性質上、或程度の粘り氣を帶びてゐるのですね。その薄味である昆布水が膜となり、麺を啜る際には、ツルリとした食感がします。麺を咀嚼して見ると、その際、口腔に於て、初めて麺自體の香りと小麥の甘みとを感ずる事が出來ます。「牡蠣有馬山椒煮」は甘辛な濃厚な味附です。
次につけ汁を飮んで見ると、醤油ダレと特製牡蠣オイルに據る、鹽味、旨味、香りを感じます。通常のつけ麺であれば、酸味も感じるのですが、今囘のつけ汁に於ける醤油ダレは酸味ではなく鹽味が主體であり、其處に牡蠣に據る旨味と風味とが附加されてゐると云ふイメイジです。つけ汁には、大きめに切られた白ネギとナルトが入つてゐます。この白ネギが、何とも香ばしくて、適度に甘みも感ずるやうな氣がしました……。もしかして、燒いてあるのでせうか……?
つけ汁に浸けて麺を或程度、啜つて行きますと、つけ汁と昆布水が合はさる事によつてでせうか、次第に醤油ダレの鹽味や牡蠣に據る旨味と風味とが控へめになつて行き、その代りに、それまで、つけ汁の味附を下支へしてゐた、豚と鷄とに據る動物系スープと昆布や各種の節に據る魚介系スープとの味はひが表面化して來たやうに感じました。どちらかと云へば、魚介系スープの風味が強めでせうか……?
麺も具材も全部食べ終へた處で、昆布水をつけ汁に入れて、スープ割りとしてスープを飮み干しました。と云ふ訣で、私にして見れば、大きく分けて、三段階、スープの味はひが變化したやうに感じ、この變化が今囘のつけ麺の樂しさの一つだと思ひました。
スープも、麺も、具材も、總て美味しく頂けました。とまれ、御馳走樣でした。
とても美味しい東京スタイルのつけ麺とレモンサワーを頂けます
本日(令和4年5月29日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘で7囘目です。4月1日(金)にたづねて以來です。廣島市にて、廣島つけ麺(冷麺)であれば、中の棚商店街の「廣島つけ麺 ぶちうま」さんが一番だと私は考へてゐますが、廣島市にて、東京スタイルのつけ麺であれば、私は「ペンギン」さんが一番だと思ひます。
そんな訣で、廣島市にて、東京スタイルのつけ麺が食べたいと思へば、私は同店をたづねます。亦、同店のつけ麺に就いては、過去のレヴューにて、何囘か言及してゐる爲、今囘は餘り言及しません。【詳しくは以前のレヴューを御覽下さい】。
11時20分ぐらゐに御店のまへに到著すると、既に2名の方が竝んでゐる状態です。私も竝び、11時30分の開店迄待ちます。定刻どほりに開店し、私は一人ですので、カウンター席に著席します。後の御客は可也の多數です。私の註文は――
「Penguinつけ麺」(950圓)
「麺大盛り」(200圓)
「海老ワンタン」(3個、250圓)
「山椒香る、スパイスレモンサワー」(600圓)
――と云ふ前囘と同じものです。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
【山椒香る、スパイスレモンサワー】
入店して7分程で、まづは「山椒香る、スパイスレモンサワー」が屆きます。つけ麺は出來上る迄、時間がかゝる爲、レモンサワーを飮みながら、氣長に待ちます。同店の「山椒香る、スパイスレモンサワー」は、その名のとほり、山椒の香りが豐富で、酸味や甘みは控へめな、スッキリとした味はひです。若い方々にも好まれるのではないでせうか。
入店して15分後、「つけ麺」「麺大盛り」「海老ワンタン」が屆きます。同店の「つけ麺」にしては、出來上るのが早いやうに思はれます。
【つけ汁と海老ワンタン】
「海老ワンタン」はつけ汁にはひつてゐます。そのつけ汁は、清湯と白湯のブレンドであるスープの旨味を土臺にして、酸味がほんの少しばかり主張してをり、返しの鹽味や甘みが合はさつたやうな味はひです。魚介節も使はれてゐるとの事ですが、私が感ずる限り、その風味は裏方に徹してゐるやうな感じです。「海老ワンタン」は、海老の風味豐かで、ワンタンの食感もツルリとしてをり、相變らず美味しいです。つけ汁には、藥味として、刻んだ白ネギが多數はひつてゐます。
【胚芽太麺】
麺は胚芽太麺です。最初に食べた時程の驚きはありませんが、矢張り、小麦の香りに就いては、芳醇と云ふべきなのでせう。加水率はどの程度でせうか、何時も必死に食べて了ふ爲、考へた事がありません。中庸や多加水率寄りなのでせうか。麺自體の小麥に由來する甘みも、中々のものです。御店の方が、最初は何も浸けずに、麺のみ食べて見て下さいと云ふのも分ります。麺とつけ汁との相性も、何時もどほり拔群です。
【基本の具材と藥味】
ひやもりのばあひ、基本の具材は、麺のうへに盛られてゐます。面積が廣い豚のチャーシュー1枚、鷄チャーシュー1枚、穗先メンマ1本、味附玉子半分、小松菜、青ネギ、すだちです。各種チャーシュー、メンマ、味玉は、いづれもしつかりとした味附であり、つけ汁に浸けずに、獨立した御數として樂しむ事が出來ます。詳しくは、之また、以前のレヴューにて、言及したでせうか。
別皿の豆板醤やすだちは、今囘、比較的早い段階で使用しました。豆板醤はつけ汁に、すだちは麺に、です。最後は、つけ汁をスープ割りして貰ひ、スープを完飮しました。矢張り、廣島市で東京スタイルのつけ麺を食べるならば、「ペンギン」さんだなと再認識しました。たゞし少し太つて了ひました。亦、明日から節食して、運動もしないと行けません。
とまれ、御馳走樣でした。
「Penguinつけ麺」(950圓)、「麺大盛り」(200圓)、「海老ワンタン」(3個、250圓)、「山椒香る、スパイスレモンサワー」(600圓)を頂きました
本日(令和4年4月1日、金曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
今年2月23日(水、天長節)にたづねて以來であり、「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘で6囘目です。同店では、「Penguinつけ麺」(950圓)を註文するばあひが多いのですが、前囘はあつもりにしたものゝ、私の好みではないかなと感じた次第です。
さう云へば、高田馬場に「べんてん」さんがあつた頃、冬に一度だけあつもりにして、その際も失敗したなと感じたのではないか、なんて思ひ出しました。ですので、何處の御店と云ふ事ではなく、どうにも私はつけ麺に關しては、あつもりとは相性が惡いやうです……。
然し、之は何度も書いてゐますが、廣島市で東京スタイルのつけ麺を食べようと思へば、私は「ペンギン」さんが一番だと思ふのです。久し振りにそのつけ麺を食べたいと考へて、同店に伺ひました。
11時15分或は20分ぐらゐに御店のまへに到著すると2名の行列です。11時30分開店の爲、私も竝びます。定刻より1分早く御店は開店して、私は1名ですので、カウンター席に著席します。後の客も、平日の正午まへの割には、そこ/\の人數です。
註文は、「Penguinつけ麺」(950圓)、「麺大盛り」(200圓)、「海老ワンタン」(3個、250圓)ですが、つけ麺は提供迄、時間がかゝる爲、「山椒香る、スパイスレモンサワー」(600圓)も御願ひします……。之でちやうど2,000圓ですね。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
註文して2分で「山椒香る、スパイスレモンサワー」が屆きます。私はレモンサワーと云ふものに就いては、人生で片手で數へられる囘數しか飮んでゐないですから、論ふ事は出來ません。が、アルコールがキツイと云ふ事もなく、レモンの風味に加へて、山椒他スパイスのかをりも心地好く、美味しく頂く事が出來ました。
レモンサワーを飮みながら、つけ麺が屆くのを氣長に待ちます……。豆板醤は早めに著きますが、麺、具、つけ汁が屆く迄には、15分を要しました。前囘、あつもりの際、具材は麺とは別皿でしたが、今囘はひやもりの爲、具材は麺のうへにトッピングされてゐます。
扨、「ペンギン」さんのつけ麺に就いては、「食べログ」に於ける2囘目、3囘目邊のレヴューを參考にして頂ければと思ひます。
【つけ麺の食べ方】としましては――
(一)まづは一口だか數口だか、麺のみを啜る。
(二)その後、つけ汁に浸けて麺を食べて、更に後に、好みで麺や具にすだちを絞つて、果汁をかける。
(三)豆板醤は好みで、つけ汁に入れて食す。
――と云ふのが、御店の方がお勸めする方法です。今囘も、そのとほりに食べて行きます。【麺】のみ啜ると、胚芽太麺の特徴として、小麦胚芽の豐かなかをりを感じますし、小麦の甘みも樂しめます。一度目、二度目に食した際程の驚きはありませんが、何度食べても美味しい麺です。
【具材】は、豚のチャーシュー一枚、鷄チャーシュー一枚、穗先メンマ一本、味附玉子半分、小松菜、青ネギ、すだちと麺のうへにトッピングされてゐます。追加トッピングの「海老ワンタン」は、スープのはうに入つてゐます。青ネギは、つけ汁に入れて食します。豚、鷄いづれのチャーシューも、しつこくない程度にちやんと味附されてをり、具材と云ふより、御數として美味しく頂けます。いづれも瑞々しい食感であるのも好印象です。玉子は、半熟で、濃厚な味はひです。穗先メンマも程良い味附と食感です。
【つけ汁】は、清湯+白湯のブレンドで魚介節が使はれてゐるとの事です。とは云へ、魚介節の風味を強烈に感ずる事はないやうです。表向きの味はひとしては、適度な酸味が目立つのですが、つけ汁の土臺として存在してゐるのは、動物系や魚介節に由來する旨み、風味なのだと思ひます。「適度な酸味」と記したのは、その酸味が目立ち過ぎないやうに、だしの旨みやまろやかさが機能してゐる爲でせうか……?
すだちの果汁を麺のうへに絞ると、小麦のかをりや甘みが引立ちますし、豆板醤をつけ汁に投入すると、風味や味はひのアクセントが加はります。
【海老ワンタン】も相變らず美味しいですね。
麺、つけ汁、具材の纏まりも良く、今囘も大變美味しく頂けました。最後にスープ割をすると、通常のつけ汁よりもまろやかさが増した印象です。とまれ、御馳走樣でした。
今囘は「あつ盛り」にしました。「ひやもり」と「あつもり」とに就いて
本日(令和4年2月23日、水曜日、天長節)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
1月21日にたづねて以來です。廣島つけ麺(冷麺)ではなく、つけ麺が食べたいと思つた爲、「ペンギン」さんに伺ふ事にしました。11時23分に御店のまへに到著すると、既に5名の行列です。11時30分開店ですので、暫し、待ちました。
今囘も一巡目にはひれました。同店は、そんなに囘轉が早い御店ではない、と私は感じてゐる爲、豫定が許される限り、早めに御店に行くように私は心掛けてゐます。
註文は、上述しましたやうに「Penguinつけ麺」(950圓)、加へて「麺大盛」(170圓)、「海老ワンタン」(3個、200圓)です。今囘は、寒い日だと云ふ事もあり、「あつ盛り」で頼みました。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
私は、在京時でも、つけ麺を食べる際は、殆どと云ひますか、ほゞ總てのばあひ、「ひや盛り」です。我が人生に於て、つけ麺を「あつ盛り」で食べた囘數は、片手で數へられる程度でせう……。然し、今囘、「ペンギン」さんでつけ麺を食べるのは三囘目ですし、上述しましたやうに寒い日ですし、それならば「あつ盛り」を試して見ようと思ひました。
と云ふ訣で、今囘のレヴューに於ては、「あつ盛り」と「ひや盛り」との違ひに就いて、言及します。つけ汁や具材に就いては、以前のレヴュー二本を御覽下さい。
註文して直ぐに豆板醤がはひつた小皿が提供されます。註文して約20分後には、つけ汁、麺(あつ盛り)、具材が屆きます。なほ、以前は、麺のうへに具材がトッピングされてゐましたが(海老ワンタン以外)、具材は別皿で提供されるやうに變つた見たいです。之は、今囘、「あつ盛り」だからなのか、それとも「ひや盛り」でも同樣に變更されたのかは分りません……。
「あつ盛り」ですと、丼の奧に御湯がある爲、その爲、御湯を吸ひ上げた麺を、つけ汁に浸けてゐると、次第につけ汁が薄くなるばあひがあり……、そのばあひはつけ汁の味を濃くするので、店員さんに問ひ掛けて欲しい、との事です。
何時ものやうに、まづはつけ麺の麺のみ食べて見ます……。小麦の良いかをりが、不斷よりもします。食感は、矢張り、「あつ盛り」の爲か、心做しか柔らかめに感じます。「ひやもり」の際は、強烈な甘みを感じましたが、「あつ盛り」だと甘みは抑へ氣味です……。然し、當然ながら、温かい麺ですので、麺をつけ汁に浸けて食べて行つても、つけ汁が冷める事はないです。終始、つけ汁が温かい儘、つけ麺を食べ終へる事が出來ました。
以下、いちわう、私自身の勉強の爲、「あつ盛り」と「ひや盛り」に關する一般論に就いて、とあるサイトさんから、文章を引用して置きます――。
【王道のひやもり】
つけ麺の基本はやはりひやもり。茹でた麺を冷水で締めることでツルッとした食感が味はへる。長所は小麦の風味と味がよく分かり、麺の甘みを樂しむことが出來る。
逆に短所だが、つけ汁が徐々に冷めていく。ただつけ麺はつけ汁の温度低下によつて旨みがよく傳はりやすくなる。それこそがひやもりの醍醐味である。
【寒い時にはあつもり】
茹でた麺を冷水で締め、もう一度湯にくぐらせ温めたものです。長所は最後までアツアツの状態で食べることが出來ます!
ただ、ひやもりと比べると食感が緩めになる(麺のコシが落ちる)ことと、小麦の風味が弱くなります。さらに時間が經つと麺同士がくつついてしまひ少し食べづらくなります。
寒い時期にはオススメです!
https://tomar.asia/2018/06/noodle-atusmori-hiyamori/
――との事です(原文は略字新假名)。上記、引用した内容とほゞ同じ事を「ペンギン」さんのつけ麺(あつ盛り)でも感じました。矢張り、「あつ盛り」の性質として、麺同士がくつついて了ふ事も避けられず……です。たゞ、この數日、廣島市は寒い日々が續いてゐますから、温かい「あつ盛り」は有難く感じました。
然しながら、「ひやもり」と「あつもり」、何方が好みか? と問はれゝば、「ひやもり」と私は答へるでせうね……。とは云へ、之もまた一つ、勉強です。何時もどほり、つけ汁や具材、追加トッピングした「海老ワンタン」はとても美味しく頂けました。スープ割りもして貰ひ、スープも飮み干しました。と云ふ訣で、「食べログ」に關するスコアに就いては、前囘の「つけ麺」と同じスコアにして置きます。
とまれ、御馳走樣でした。
東京・成増「中華めん處 道頓堀」さんをRespectされた「Tokyo Classic 中華そば」(950圓)を頂きました
本日(令和4年1月21日、金曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
本日より、「ペンギン」さんの「挑戰メニュー第三彈」として、「Tokyo Classic 中華そば」(950圓)が發賣開始されるとの事です。同店のInstagramには、以下のやうに記されてゐます――
東京都板橋區成増にあります、中華めん處 道頓堀のラーメンをリスペクトして作つた、魚介と鶏豚骨のWスープに、淡口醤油ダレ、ラードと玉ねぎ、エシャロットなどの香味油、多加水の中太ストレート麺を合はせたらーめんです。廣島ではあまり馴染みがないのに、どこか懷かしさを感じさせる一杯です。
(中略)
道頓堀さんのやうに、薄すぎず濃すぎない、しよつぱすぎず甘すぎないバランスの良いらーめんに仕上げるつもりです。
――との事です(原文は略字新假名)。
「中華めん處 道頓堀」さんに就いては、奇しくも、私が「食べログ」にてフォローしてゐる方が、つい最近、レヴューされてをり、高評價との事で、興味を抱いてゐた處でした。私事ですが、東京では西武池袋線沿線の地域と縁がある身ではありますが、隣接してゐる地域とも云へる成増には、一度も行つた事がない儘です。成増には、「中華そば べんてん」さんもあり、ラーメンと云ふ視點で見れば、中々に魅力的な町なのですが……。
とまれ、「ペンギン」さんに就いてです。開店時間である11時30分の5分まへぐらゐに御店のまへに到著しました。既に2名の方が竝んでいらつしやいます。開店時間ちやうどに御店が開き、私は一名の爲、カウンター席に著席します。程なくして、全ての席が埋まります。註文は、勿論、「Tokyo Classic 中華そば」です。各種トッピングは可能ですが、今囘は遠慮します。麺の大盛は不可能との事です。
註文して12分ぐらゐでラーメンが屆きます。上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
まづは【スープ】のみ飮んで見ます。醤油が主體である返しの鹽味を效かせるやうなタイプではなく、だしの旨味で勝負するタイプでせうか。スープの土臺として、鷄と豚とはちやんと存在してゐるのでせうが、表立つて目立つやうに、最初に私が感じたのは、魚介系の風味ですね。廣島市だと、いはゆる節系の苦味や酸味に就いて苦手だと云ふ人がゐるやうですが、私に關しては、苦味は皆無であると感じました。
と云つて、餘談ではありますが、私は、苦味を全否定する立場でもありません。東京・水道橋の「勝本」さんの「中華そば」は、適度な苦味がその店に於ける味の特徴の一つでさへあります。嘗て、同じく東京・大久保にあつた「めとき」さんも、同じやうな傾向でせう。
「ペンギン」さんのスープに就いては、魚介の風味を感ずる一方、或程度、スープを飮み進めると、昆布の旨みや仄かな甘み、動物系清湯のアッサリとした旨みも感じて來ますし、返しの醤油や節系の食材に由來すると思はれる仄かな酸味も、合はせて感ぜられるやうになります。仄かな酸味が、スープ全體の印象を、切れがあるものに仕上げてゐるやうに思へます。
「旨味を重ねる匠の技術」と、上述しましたレヴュアーさんは、「道頓堀」さんに就いて、評してをられましたが、「ペンギン」さんの「Tokyo Classic」もそのやうに考へられてゐるのかも知れません。
【麺】は、説明に書かれてゐるとほり、「多加水の中太ストレート麺」です。もち/\としてゐる麺が、やゝ柔らかめに茹でられてゐます。靱やかな麺は、中庸な味はひのスープとの相性も良好です。
【具】は、もみぢ豚モモ肉チャーシュー、ナルト、細メンマ、生ワカメ、九條ネギ、有明産燒き海苔、煮玉子が半分との事です。チャーシューは、昨今、逸りのレアチャーシューではなく、昔ながらのスタイルです。私は、そのはうが、肉を食べてゐると云ふ實感がありますね。分厚いと云ふ訣ではありませんが、齒應へを感ずる厚さには切られてをり、大きさも中々なチャーシューです。醤油ダレには浸けてあるのでせうが、どちらかと云へば、肉自體の旨味を樂しむタイプです。少しパサついてゐたかも知れませんが、それも味の内とさへ云へさうです。煮玉子は、黄身は半熟で、味は濃厚、タレの加減も良くて、美味しいです。メンマや生ワカメは、それぞれの食感が生かされてゐます。
總じて美味しく頂きました。御馳走樣でした。
矢張り、美味しい。「Penguinつけ麺」(950圓)、「麺大盛り」(170圓)、「海老ワンタン(3個)」(200圓)を頂きました
本日(令和3年12月25日、土曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さん(以下、「ペンギン」さんと記します)にて、御晝を頂きました。
先週の土曜日、初めて頂いた「Penguinつけ麺」と「海老ワンタン」が餘りに美味しかつた爲、同じメニューを求めての再訪です。
11時30分過ぎに御店に到著しますと、行列はなく、店内は、カウンター席は一通り埋つてゐる状態です。私は先週と同じく、テーブル席に案内されました。
註文は先週と同じく、「Penguinつけ麺」(950圓)、「麺大盛り」(170圓)、「海老ワンタン(3個)」(200圓)です。つけ麺は數量限定との事ですから、なるべく早く、御店に伺ひました。
前囘と同樣、メニューに記されてゐるやうに、つけ麺は提供される迄、時間がかゝるやうです。今囘も30分前後の時間を要しました。早く食事を濟ませたいのならば、ラーメンを選擇する事をお勸めします。
因よりつけ麺は手間がかゝるのでせうし、同店のつけ麺は、麺一つにせよ胚芽太麺を使用される等、拘りが感ぜられる爲、數量にも限りがあるのでせう。
扨、大體の事は、「食べ方」も含めて、前囘のレヴューにして記した心算ではあります。その點、【詳しい記述は、前囘の拙文に讓ります】。また、上述しましたメニューに就いては、今囘も詳しくは畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
◇
たゞし、【つけ汁=スープ】に關しましては、前囘とは少し違ふやうに感じました。
清湯+白湯のブレンドであり、魚介節が使用されてゐると云ふのは、メニューに書いてあるとほりなのでせう。素人ですので、詳しい事は分る筈がありませんが、動物系、魚介系、雙方の旨みが使はれてゐると云ふのは慥かで、とは云へ、魚介節特有の苦味やゑぐみは感じません。前囘は、「旨み、酸味、甘みが程良いバランスで共存してをり」と書きましたが、今囘、食べなほして見ると、甘みは左程感じません。だしによる旨みを土臺に、「適度な酸味を有した醤油主體の返し」が、スープの味を引つ張つてゐると云ふイメイジです。
と云つて、酸味は嫌味なものではなく、本來、醤油に備はつてゐるものなのか、他に由來するものなのかは分りませんが、その酸味のお蔭で、返しの鹽味が適度に抑へられてゐます。「醤油らーめん」に就いてレヴューした際、追記しましたが、有機酸は、鹽味を和らげて、味を引締める効果がある爲、敢へて適度な酸味を採用されてゐる醤油があるさうです(※下に追記あり)。
前囘のレビューにて、東京の「べんてん」さん、「としおか」さんの名前を舉げましたが、兩店のばあひ、私が記憶する限りでは、つけ汁に關しては、何らかの加糖が爲されてゐた事と記憶します。が、「ペンギン」さんのつけ汁に就いては、そのやうな要素は餘り感じなかつたのが、私の感想です。
後、之はラーメンのスープに就いてであり、つけ麺のつけ汁とは關係ないかも知れませんが、「ペンギン」さんのInstagramに於ける投稿に據ると、「スープは地鶏以外に、羅臼昆布や煮干しなどを使用」されてゐるとの事です。
加へて、酸味に就いては、醤油に由來するのでせうか……、と書いて來ましたが、「ペンギン」さんのInstagramに據ると、「醤油ダレ」には「ジェファバーモント酢」が使はれてゐるとの事です。少し調べて見ますと、此方の酢は、つけ麺のタレ、ラーメンダレの隱し味に最適との事です。
餘りにも酢を強調した記述になつて了ひましたが、よく味はつて見ると、まろやかさもちやんと感ぜられるつけ汁=スープであり、最後にスープ割をすると、その傾向が増したやうに思はれます。
◇
「つけ麺」と「海老ワンタン」に就いて、前囘、初めて食べた時程の衝撃はなかつたものゝ、矢張り、美味しいなあと思ひました。とまれ、御馳走樣でした。
絶品の「Penguinつけ麺」と「海老ワンタン」に感動
本日(令和3年12月18日、土曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
一昨日に續き二囘目の訪問です。前囘、麺類は「醤油らーめん」にしましたが、今囘は「Penguinつけ麺」(數量限定、950圓)が目當です。
11時34分前後に御店に到著すると、行列はありませんが、御店のカウンター席は、ほゞ埋つてゐる状況で、先客は8名前後でせうか……? 私はテーブル席の一席に坐るやう、店員さんから案内されます。
註文は、上述しました「Penguinつけ麺」(950圓)、麺大盛り(170圓)、「海老ワンタン(3個)」(200圓)です。「Penguinつけ麺」に就いては、多少時間がかゝる事、スープは清湯+白湯のブレンドで魚介節、麺は胚芽太麺で180グラムと記載されてゐます。
一巡目のをはり頃の順番であり、且つ、時間がかゝるつけ麺との事で、實際につけ麺が屆く迄には30分ぐらゐの時間を要しました。註文により、提供が前後するばあひがありますとも書いてあり、實際、つけ麺よりは、ラーメンのはうが早く屆くばあひがあるやうです。
土曜日で、後に急ぎの用事もない爲、氣長に待ちました。上述しましたつけ麺のメニューですが、結論から申し上げれば、大變、美味しく頂け、感動さへ覺えました。廣島冷麺ではなく、東京で食べられるタイプのつけ麺ですが、餘り出羽守のやうな事は云ひたくありませんが、東京でもトップクラスと云へる美味しいつけ麺です。
前後にて言及しますメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
【つけ麺の食べ方】
同店でつけ麺を食べるのは初めてである爲、店員さんから食べ方に就いて、説明を受けます。(一)まづは一口だか數口だか、麺のみを啜つて欲しいとの事です。(二)その後、つけ汁に浸けて、麺を食べて、更に後に、好みで麺や具にすだちを絞つて、果汁をかけて欲しいとの事です。(三)亦、後に小皿で豆板醤を持つて來て呉れるらしく、そちらはお好みで、つけ汁に入れて欲しいとの事です。
【胚芽太麺+麺大盛り】
まづは御店の方から云はれたとほり、麺のみ啜つて見ます。全粒粉麺なら何度も食した經驗がありますが、胚芽の麺に就いては初めてかも知れません。見た目は瑞々しい太麺で、口に麺を含んで、麺の齒觸りを感じる前後、いづれだかよく分らない段階で、明確に小麦胚芽の豐かなかをりを感じました。とほゞ同時に、輕く麺を咀嚼しますと、強烈な小麦の甘みに壓倒されます。いや/\、之は御店の方が、まづは麺のみ食して見て、と云ふ意味が分ります。極端な事を云へば、ずつと麺だけで食べてゐられます。
因みに麺が入つてゐる丼には、他にチャーシュー一枚、鷄チャーシュー一枚、穗先メンマ一本、味附玉子半分、小松菜、青ネギ、すだちとトッピングされてゐます。追加トッピングの「海老ワンタン」は、スープのはうに入つてゐます。
麺は、大盛りですと、250グラムから300グラムぐらゐの間でせうか……? 中々の量ですから、女性や少食な方は、普通の量でいゝかも知れません。
【つけ汁=スープ】
上述しましたやうに、清湯+白湯のブレンドで魚介節が使はれてゐるとの事です。鷄の清湯と白湯のブレンドと云ふ事でせうか……? 純粹にスープのみ飮んで見ますと、魚介節の氣配は左程感じず、寧ろ、一昨日、食べた「醤油らーめん」同樣、適度な酸味を有した醤油主體の返しが、スープの土臺であるだしの旨みのうへに重なつてゐると云ふ印象です。麺は胚芽太麺と云ふかをりも甘みも強いものですから、スープは清湯のみならず、白湯をもブレンドして、風味の點で麺に負けないやうにして、亦、太麺にも絡まり易いやうに、少し許り粘り氣を附けたと云ふ感じでせうか……? 魚介節は左程感じずと左記しましたが、思ひ返して見ると、古くは東京・高田馬場時代の「べんてん」さんにて食したスープのイメイジと、若干重なるやうにも思へます。旨み、酸味、甘みが程良いバランスで共存してをり、諄くはない程度に魚介節の風味が隱れてゐる……と云ふイメイジでせうか。
東京の「べんてん」さんや「としおか」さんのつけ麺が偶に戀しくなる私ですが、タイプはやゝ異なりませうが、廣島市で左記二店に匹敵する麺とスープのつけ麺を食べられるとは、驚きです。
【すだちと豆板醤】
途中で、好みですだちを麺に絞つて見ますと、すだちの清涼感溢れるかをりによつて、卻つて、小麦胚芽のかをりが引立ちますし、すだちの酸味によつて、卻つて、麺の甘みが引立ちます。
また、小皿にて別途提供された豆板醤を、後半、つけ汁に入れますと、此方も風味が引立ち、味も引締まります。
【基本の具材】
上述しましたやうに基本の具材は、チャーシュー一枚、鷄チャーシュー一枚、穗先メンマ一本、味附玉子半分、小松菜、青ネギ、すだち邊でせうか……。ラーメンの時とは、少し異なり、チャーシュー、鷄チャーシュー共に、充分な味附が爲されてをり、具材と云ふよりは、一つの御數として食せます。と云ふ訣で、私は兩方とも、つけ汁には浸けずに食べました。之が肉の旨みと鹽胡椒等の味附とのバランスが絶妙ですね。本日の鷄チャーシューは、瑞々しくもあり、一昨日よりも私好みです。
味附玉子も、半熟の度合ひもよく、黄身自體のこくとタレの味附も同時に樂しめて、美味しいです。他に就いては、省略します。
【海老ワンタン】
ワンタンに就いては、私は「上海總本店」さんのそれが廣島のみならず、日本一とさへ考へてゐますが、海老ワンタンは、基本的なワンタンとは異なるものと考へたはうがいゝやうに思へます。そして、私は海老ワンタンに就いては、餘り食べた經驗がないのですが、「ペンギン」さんのそれを食べて見て、私は純粹に「美味しい!」と思へましたし、感動もしました。ワンタンの皮は、厚めで、「上海總本店」さんのそれとは異なり、眞つ白な色合が美しいです。月竝な表現ではありますが、トゥルントゥルンの食感がとても好印象です。海老も、プリプリな食感で旨みが豐かです。この存在感ある海老ワンタンが3個も附いて、200圓とは頗る御徳ですね。
途中、既に書きましたが、廣島市にて、之だけ高いレヴェルの東京スタイルのつけ麺が食べられるとは驚きで、感動しました。とまれ、御馳走樣でした。
「醤油らーめん」(880圓)、「ミニシュクメルリ丼」(350圓)を頂きました(※追記あり)
【醤油か、鹽か、それが問題だ】
本日(令和3年12月16日、木曜日)、廣島市中區大手町にあります「ペンギン Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
御晝の營業では、ラーメンやつけ麺を提供されてをり、豫てより興味があつたものゝ、鷹野橋界隈の御店と云ふ事で、中々通へず了ひでした。が、昨日、御店のInstagramを偶々讀むと、本日よりランチタイムのみ、「ミニシュクメルリ丼」(350圓)が提供開始され、「らーめんとご一緒にいかがですか」と記してあり、それでは行つて見ようかと決心しました。
開店時間は11時30分ですが、少しだけ開店の時間が遲れたやうです。1、2分の事だと思ひますが、1分1秒でも早く、御店に入りたい私には長く感じて了ひました(笑ひ
私は何時もどほり一人ですし、一番乘りですから、奧のカウンター席に坐るやうに御店の方に案内されます。「一人」で思ひ出しましたが、聞く處によりますと、最近、首都圈などでは、若い女性の御一人樣がラーメン店で御飯を食べるのも、珍しくないさうです。私が大學生だつた頃の女子大生には、「うら若い『私』が一人でラーメンや牛丼……?」と云ふ意識があつたやうに記憶してゐます。「ワセジョ」は女子大生に非ずと云ふ意見もありませうが、その「ワセジョ」とて、同じ傾向でした。それが今では、Instagramには「#ラーメン女子」なんて云ふハッシュタグがあるやうです。「隔世の感を禁じ得ない」抔と云へば、大袈裟でせうか……?
註文ですが、數量限定である「ミニシュクメルリ丼」は頼むとして、ラーメンをどうするかです。本日は、つけ麺ではなくて、ラーメンの氣分で來たのですが、「醤油らーめん」と「鹽らーめん」、どちらにするかです。昔、東京・西早稻田にあつた「珍味」さんと云ふ食堂では、「茄子か唐揚げか、それが問題だ」と書かれた早大OBによる色紙が飾つてありましたが、そのやうな氣分です。因みにこの言葉、元はと云へば、「To be, or not to be, that is the question」と云ふ「ハムレット」の臺詞ですね。
御店の方に、「醤油と鹽、どちらがお勸めですか?」と問うた處、「スタッフ人氣では醤油ですね」との事ですので、「醤油らーめん」(880圓)を擇びます。
以下、言及しますメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
註文して、3、4分後に、まづは「醤油らーめん」が屆きます。鷄清湯スープで、麺は140グラムとの事です。
書くのが遲れましたが、同店は夜にはバーとして營業されてゐる事もあり、非常に御洒落な外觀と内裝です。が、バーと云ふよりは、カフェに近いやうな雰圍氣です。店主さんと思しき男性以外にも、何名か若い店員さんが働いていらつしやいます。若い女性も通ひ易い御店と云へませう。
【醤油らーめん】
扨、「醤油らーめん」ですが、スープの色合、油膜の程度、チャーシュー、メンマ、そして麺の裝ひは、正統派の「淡麗醤油」です。
【スープ】のみ飮んで見ますと、雜味が一切ない仕上がりであるにもかゝはらず、コクとキレとが共存してゐる、鷄の旨みが基底であるSolidな印象です。醤油中心の返しは、その風味を適度に有しながらも、鹽つぱい事はなく、それでゐて返しの存在はちやんと感じられます。廣島の中華そばよりは、返しの主張は若干強いものゝ、まろやかな味はひでもあるやうです。御店の公式サイトには、「江田島産の一黒シャモと名古屋コーチンのガラなどを入れ、あっさりながらもコク深い淡麗系鶏ガラスープに仕上げています」と書いてありますが、そのとほりの印象を受けました。
(※)追記として――。スープを飮んでゐる際、醤油由來であらう酸味を適度に感じた事を思ひ出しました。有機酸は、鹽味を和らげ、味を引締める効果があるとの事です。
【麺】は飽く迄も私の感想ですが、低加水率寄りの細麺が、やゝ硬めに茹でられてゐます。仄かに小麦のかをりも感ぜられて、喉越し、スープとの絡み共に良好です。廣島の老舗製麺所である「原田製麺」さんによる麺との事です。
【具材】は、大きめに適度な厚みにスライスされたチャーシューが一枚、鷄チャーシューが一枚、青ネギが少々、長く大きな穂先メンマが一本と云ふ組合せです。チャーシューは、昨今、逸りのレアチャーシューに近い感じです。下味は抑制的で、赤身の旨みを樂しむタイプでせうか。鷄チャーシューは、ほんの少しパサつく感じがあるものゝ、卻つて、さう云ふ食感が「味」になつてゐる氣がします。此方も下味は控へめですが、スープとの相性が良いですね。
ラーメンの2分後に「ミニシュクメルリ丼」が屆きます。
【ミニシュクメルリ丼】
牛めしの「松屋」さんが限定メニューとして提供した事で、一躍有名になつたのがジョージア料理である「シュクメルリ」ですね。斯く云ふ私も、その際、このメニューを知りました。「FamilyMart」さんの「お母さん食堂」と云ふ御惣菜シリーズにも、「ごはんにちよいかけ! シュクメルリ」なんて云ふメニューがあるやうです。この「お母さん食堂」と云ふ名前に就いては、何やら五月蠅い事を云ふ人達がゐるとの事ですが、アメリカのみならず、吾國日本も段々と不自由な社會になつて行くのでせうか……。「シュクメルリ」に就いては、食べた經驗が餘りない爲、詳しくは語れませんが、美味しく頂けました。
とまれ、御馳走樣でした。
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店名 |
ペンギン(penguin)
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ジャンル | ラーメン、ビアバー |
お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
鷹野橋駅から140m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
個室 |
無 |
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貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
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ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2020年11月1日 |
備考 |
支払いは券売機で現金のみ。 |
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本日(令和6年2月11日、日曜日)、廣島市中區大手町にあります「Penguin」さんにて、御晝を頂きました。
御店には10時40分に到著します。11時ちやうどに御店は開店です。まづは券賣機でチケットを購入して、著席です。私の註文は以下のとほりです――。
「特製鹽らぁ麺全部のせ」(1,600圓)
――「醬油」か「鹽」であり、御店としては「醬油」推しのやうな氣もしますが、私は「鹽」が好みです。東京都の「としおか」さんでも、私は「舊鹽」が好みですし。
「Penguin」さんは結構な頻度で限定も販賣されてゐますが、通常のメニューもいゝものです。全てのメニューを確認した訣ではありませんが、「全部のせ」に關しては100圓値上がりしたのかな……? そのかはり、麺の量も130グラムから140グラムへと増量したとの事です。
慥かに以前に比べて、食べ應へが増したやうに感じました。「鹽」の「全部のせ」に關しては、以前、レヴューを書いてゐると思ひますので、今囘は詳述しません。今囘も美味しく頂きました。
とまれ、御馳走樣でした。