行ってみたかったお店でお昼ご飯 : お好み焼 長田屋

河内屋にございますぅ〜

ホテルで朝ごはんを食べたあと、自分なりに考えていたコースをアプリで確認したら、12時半過ぎに原爆ドームに戻れる結果が出ました。行きしなにちょっとだけ急いだのと、宮島からの船もぎりぎりで１本前に乗れたので、これは余裕ができました。ただ、この日の宿泊施設には到着予定時間が少し遅れる旨を連絡しました。遅延は30分なんですけどね。

宮島口駅を12時04分発の電車に乗り、横川駅で路面電車に乗り換えます。12時45分過ぎに原爆ドーム前に到着です。アキさんは無言です。無言で見上げてます。ひょっとしたら思ったほど大きくないと思ったのかな？
わたしの説明に何度も頷きます。反応がよくわからん。。。
ただ、わたしの父方の家族は長崎で被爆死していますので、長崎と広島の場所は違えどもわたしの原爆ドームへの想いは理解していると思います。

ドームの近くにあるこちらのお店に行きます。もちろん下調べしてましたよ。並んでても回転が良いから大丈夫という情報も信じてます。外で待っていた時間は15分もなかったかな。店内の待合に案内されたら、それからは５分くらいでした。

お店のスタッフの方々、とても愛想が良いです。

今回の旅行は新幹線利用ですから、一度やってみたかったのがお昼呑み。わたしは昼間っからお酒は飲めないんです。肝太郎が「ご主人様、いまだととのっておりませぬ」というのです。そこを押して飲むと「ほらぁ〜、だから言うたやろ」って肝太郎から冷たくあしらわれるんです。

でも生ビール一杯なら大丈夫！
先ずは牡蠣の鉄板焼きをお願いします。正確には牡蠣バター焼きです。

注文したものを整理しておきます。
牡蠣入りお好み焼き×２　＠1,590
牡蠣バター焼き　　　　　 1,190
生ビール　　　　　　　　 590
ウーロン茶 290
合計5,250円でした。

実は出発前に「いくら持って行く」と訊かれたので、初日の晩御飯が15,000円で、２日目の昼ごはんが5,000円と計算して、３日目のお昼ご飯が・・・と、この時点でほぼパーフェクトです。

ちょっと失敗したのは、飲み物は料理と一緒にお願いしますと言えば良かったかな。それくらいです。お昼時の満席状態ですから、すぐに料理が運ばれることはありませんもんね。
前夜の教訓が仇になったか。。。

牡蠣バター焼きですが、かなり大ぶりの牡蠣が６個です。ぷりっぷり。アキさんはそんなに牡蠣を食べる方ではないので、内心わたしが４個って思ってたんですが、「3個食べて良いねんやな」と言われてしまいました。応としか答えられませんよね、半分こなんですから。

心の中で舌打ちしながら、ビールの飲むスピードを調整します。広島焼きに合わせることにします。

さてメインディッシュ登場です。

見た目からしまった！です。
でかい！いや、どでかい！

先日「でかい」という言葉は江戸時代前期には使われていた言葉で、河内屋説は「大（dai）」+「厳い（いかい）」＝でかいと申し上げました。どでかいという言葉は近代明治末期から大正期にできたと考えております。「ど」は漢字の「弩」を当てるのだと思います。ちなみに「弩級」とは当時就役した英国の戦艦「ドレッドノート」をさします。ドレッドノートの登場は、それまでの戦艦の基準を一新するものでした。ドレッドノート級の戦艦を「弩級」と呼び、それよりも大きければ「超弩級」と言われました。


話を戻します。
それでも最初は余裕があったのか、一方はうどんにすれば良かったかなって話してたんです。あ、すんません。どうやら広島焼きには麺が入っていて、そばかうどんかを選ぶんです。そばは蕎麦ではありません。為念。

山盛りのネギを見て、ふたりとも、これはそのまま食べるものと思ってしまいました。テーブルにお好み焼きソースや広島カープの帽子をかぶったマヨネーズが鎮座してるにもかかわらず。

とりあえずコテを使って食べ始めます。見た目以上のボリュームです。
ひと口目は気にならなかったのですが、このソバには味付けしてないのね。
ふた切れ食べ終わって、ようやく「どうもこれはお好みソースとかマヨネーズで味を足さないといけないのでは」と思うようになったんです。

周囲のお客さんを見ると、みんな最初っからソースとマヨネーズをぶっかけてます。そうなんや！

それにしてもこのお好み焼きには牡蠣が大量に入ってます。
美味いです！

でも、大阪で食べてる「お好み焼き」と広島で食べる「お好み焼き」はかなり違うもの、粉物のくくりでは同じでしょうけど、そこまで土俵を広げないと比較対象にはならないような気がしました。見た目は同じように見えますが、明らかに別物という判定です。いえ、誤解しないでくださいね。広島焼きが「お好み焼き」ではないということではありませんよ。あ、まぁそういう意味では「広島のお好み焼き」と「関西のお好み焼き」ではどちらが好みですかという質問は大丈夫だと思いますが、答えには窮するところがあります。「広島のお好み焼き」は美味しいです。

こういう出会いっていいなぁ。今まで、本場の「広島のお好み焼き」を食べずに関西の、特に「大阪のお好み焼き」が美味いっていうのはあかんなぁと。

お腹がいっぱいになりました。
最後の一切れ、ふたり揃って鉄板にらめっこです。
なんとか完食しましたが、旅館での今夜の夕食までにお腹が空くんかなぁと心配になりました。

広島駅の構内を歩いて運動することにして、新幹線の時間を予定より一本ずらしてますからね。
さぁ、広島駅まで戻って歩こう。