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【祝 食べログ 300回記念 2013年12月吉日】
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店名 |
ふじや
|
---|---|
ジャンル | 焼肉 |
予約・ お問い合わせ |
082-243-5433 |
予約可否 |
完全予約制 一見は基本的に不可(会員制) |
住所 | |
交通手段 |
銀山町駅から400m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
4席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ドレスコード | なし |
備考 |
予算:15000〜 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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【2013年12月吉日 初訪】
栄えある食べログレビュー300回目のお店は、広島県中区にある、孤高の焼肉店『ふじや』です。この地で、焼肉一筋47年やられている、焼肉のプロ中のプロのお店です。プロスポーツ選手など身体が資本の人達が、是非食べさせてほしいと伺う、お店だそうです。
当店で扱っている肉は、広島牛。
広島牛の名称の由来は『広島県内で最も長い期間飼育された黒毛和種で最高級の肉質のものが広島牛特産化促進対策協議会により「広島牛」と認定され』るところから始まるそうです。
当店は、食べログレビュアーの中でも、類稀な食に関する感性と経験をお持ちの東京のF様のご紹介で伺いました。
会員専用と名乗る程のお店ですが、
私は会員でもなんでもありませんが、
行く前日にお電話差し上げたところ、快く受け入れて下さいました。
ただ、ここに至るまでに、色々な準備がありました。
ちなみに、訪問する2ヶ月前に電話したところ、どなたの紹介?仕事は?なんでうちに来たいの?ととにもかくにも突っ込まれまくり、新規のお客など丸で取る気もなく、でも、ここで身を引いては当店で食べられる機会を失うかも知れない、とこちらも必死で喰らいつき、最後に、『(その熱意は良く分かったから)今はどういうスケジュールになるか分からないから、じゃあ、来る直前(つまり、前日の夜)に電話して』と言われ、『はい!わかりました!そうします!』というやりとりがあって、丁度うかがう前日の夜11時頃に再度の電話をして、予約が相成りました。ここまでにたどり着くのに、何回も東京のFさんにアドバイスを頂きました。
東京のFさん、ありがとうございます!
お店の中は、確かに、昔からの段ボール箱が積み上がり、お世辞にも綺麗なお店とは言えません。ご主人、少々足を引きずられておられるので、あまり重いものなども運べないのでしょう。
また店の周囲も、広島県の中では、もっとも俗っぽい、東京で言えば新宿歌舞伎町の最深部のような場所にあります。店自体は、たとえて言えば、京成立石の『鳥ひで』のような雰囲気です。京成立石の『鳥ひで』も、かなり美味しい料理を出してくれるお店ですが、孤高の焼肉店『ふじや』さんは、文字通り孤高であり、同時に比肩できる店が無いお店です。
なによりも出してこられるお肉、タレ、おじや、漬物と漬け汁、それぞれがとてつもない研究・探究の結果、いまの形になっているのだ、とおぼろげながら透けて見えるのです。と同時に、この雑然とした店内とのギャップは私に驚きを与えます。『混沌、動乱の中世ヨーロッパから、ルネッサンス芸術が生まれた』ような感覚を持ちました。
或は、まさに、『地獄に蓮の花』でしょうか。
『こんな肉を出すのか!!!』 溜息が漏れます。
見たことも無い切り方、脂の付き方のお肉の数々。
決して、脂肪の霜降りで食べさせるタイプの肉ではない。
そして、一つ一つ、ご主人が同じテーブルを囲む形で、一番美味しく食べられるように、目の前で焼いて下さいます。
これが見事で、かつ理に適った、焼き方、食べ方なのです。
最初のロースの見事さから、最後のおじやと、お漬物まで、信じられないです。
一番分かりやすいのは、700g以上のお肉を食べたにも拘わらず、いやな胃もたれや膨満感は微塵も感じさせない点です。それどころか、あれだけの肉を食べたうえに、おじや、漬物とつけ汁を食べると、身体の組織という組織、細胞という細胞が喜んでいるのではないか、という一種独特の感覚に陥るのです。不思議です。
これは味云々というよりも(もちろん味も美味であるのは言うまでもないのですが)、この食べ物が我々の身体の組成を作るうえで、一つ一つの細胞が喜んでいるのが分かる料理、という表現が一番的確なのではないか、と思います。
頂いたお肉一枚一枚、同じ個体、同じ部位でありながら、微妙に味も食感も異なり、また焼いている薫りも少しづつ違ってきます。あああ、こんなことがあるのか!驚異の肉であることは確かです。
それをご主人に伝えると、『分かってくれるか~』、という満面の笑顔で頷かれます。
あと何年、ご主人が続けられるか分かりません。「いつまで続けられるかわからない」というニュアンスもほのめかされていました。私は、今回、行けて心底良かったな、と思います。
前代未聞の類稀なる名店。
東京のFさんは、『店主健在の今こそが、訪問の好機であると思うべきであろう。時間は無情に過ぎていくものである。』と仰っています。この言葉を胸に刻みながら、しっかり味あわせて頂きました。
『また来ていいですか?』と聞くと、『いらっしゃい、いつまでやってるかわからないけど』と仰られました。
なお、この牛肉は簡単に手に入るものではないようで、当店の常連さんでもある某地元のプロ野球選手の皆さんなどが優先的に食べられるようなっておりますので、たまたま予約が取れたら幸運と思いながら、訪問するのが良いでしょう。
なお、今が、訪問する絶好の機会。いつもラストチャンスと思い、『礼を尽くして』、是非、訪問させてもらうべきでしょう!
東京のFさん、ありがとうございます!