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謎多き孤高の焼肉屋
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店名 |
ふじや
|
---|---|
ジャンル | 焼肉 |
予約・ お問い合わせ |
082-243-5433 |
予約可否 |
完全予約制 一見は基本的に不可(会員制) |
住所 | |
交通手段 |
銀山町駅から400m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
4席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ドレスコード | なし |
備考 |
予算:15000〜 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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2013年7月再訪
ここも、再訪などという言葉の似合わない常連の店であるが、注意点等を改めて記すことにしよう。
野球選手をはじめ、芸能界では名の知れた店であるが、その質は東京の高級店などとは次元が違う。
焼き方に関して、10年以上通っていても、店主に文句を言わせない域に達することは困難である。
中ちゃん亡き今、広島の最もディープな食文化を担っている唯一の重鎮であることは間違いない。
会員制とは謳っていても、事前の予約と訪問時間の厳守さえすれば、一見の客にも訪問可能。
そして、私にとって、肉を食べる喜びを、ここ以上に感じられる場所はない。
店主健在の今こそが、訪問の好機であると思うべきであろう。
時間は無情に過ぎていくものである。
---
~焼肉屋回顧シリーズ その5~【ふじや@広島】
その1【田無羅@福岡】
その2【味助@福山】
その3【彦九郎@京都】
その4【みょうが屋@宮崎】
私がここふじやの焼肉を知ったのはかなり昔のことである。
その後、各地のステーキハウスの名店を知り、このシリーズにあるような各地の焼肉の名店も知った。
しかし、私にとって最高の焼肉屋、いや、牛肉を一番美味しく食べられる場所(「一番美味しい牛肉」とは少し意味が異なる)、それは今も変わらずここふじやである。
私はこと食に関しては決して個人的な思い入れに囚われる人間ではなく、あくまでも美味の追求に徹し、たとえ店主と懇意になり、常連となった店があったとしても、それ以上の料理を供する店を知ればためらうことなく訪問先を切り替える性質である。
(実際、そうして優先順位が下がったがために訪問を打ち切ってきた「かつて常連だった店」はいくつもある)
にもかかわらず、ここふじやは、例えばそのロースを口にした瞬間の感動は、幾度確かめても決して色褪せることがない。
各地の名店を巡り、上質な牛肉を口にする経験を積むたびに、「いい加減、もうこれが最後の訪問になるだろう」と内心覚悟しつつ訪れることも多々あるのだが、ふじやはそんな私の覚悟を毎度ことごとく打ち砕いてきた。
非常に謎の多い店であり、正直なところ私の理解が及ばない部分も大きいのであるが、事実とにかく美味く、また旨いのである。
立地や店構えがもたらすマイナスの先入観が、「意外さ」という心理によって味の印象を底上げしていると考えるむきもある。
しかし、それは同時に「いくら旨いといっても所詮はこの程度の店」という、ある一線を越える評価への足枷にもなっていよう。
使用している広島牛の肉質が優れていることは間違いない。
しかしふじやの焼肉は単に素材だけでは語り尽くせない。
これだけの肉質なのだからタレなど付けずに岩塩などで食べた方がいいという声を聞くが、辛み調味料を混ぜたドロッとしたタレをたっぷり絡めてこそ、それこそが「ふじやの焼肉」という料理なのである。
店主曰く、「うちはステーキ屋じゃなく焼肉の店なんだからタレが命」とのこと。
そのタレであるが、何やら見えないところで大変な手間と時間と材料費をかけて作っているようである。しかし詳細は謎。
ロースに続いて供されるレバーやミノも旨いが、これははっきり言ってそこまで凄いと推すつもりはない。
訪問のタイミング次第で、レバ刺や肉の刺身が食べられることもある。
広島の焼肉屋では比較的定番となっている「こうね(ブリスケ)」、これは是非ともふじや流で食べておきたい。
締めの「おじや」と「水キムチ風の漬物」、これがロースと並ぶこの店のいまひとつの名物である。
この「おじや」もまた、何やら見えないところで大変な手間と時間と材料費を投じて作っているそうであるが、例によって詳細は決して明かされない。
ただ、店主によれば、この「おじや」を食べることによって、肉の消化が促進され、食後に胃もたれなどを起こさずに済むという医食同源的な意味合いがあるのだという。
しかしそれ以前に、これがまたとにかく美味い。
この店の流儀に従って、熱々の「おじや」を「水キムチ風の漬物」で冷ましつつ一緒に食べるのであるが、一体何をどう計算すればこんな組み合わせの妙を発見できるのかと思うほど、この相性が素晴らしく、玄妙なる味わいなのである。
恐らく、この店をここまで高く評価するということについては同意を得がたいものと思う。
そして無論、私個人の好みの偏りや店への思い入れが一分も混じっていないなどと強弁するつもりも毛頭ない。
ただ、この特異にして孤高のふじやの焼肉は、広島の中の名店という域にとどまらず、全国的な名店という水準で評価されるのが妥当である、と私は確信している。
なお、店主が撮影不可と言ったので、写真は外観のみしかない。
また、他のレビューにも書かれている通り、やや癖のある(しかし実のところ人柄はいい)店主が肉の焼き方について事細かな「指導」をするので、それに素直に従えない者は訪問を避けるべきである。
そして、「会員制」と謳ってはいても、電話予約のうえ時間厳守で訪問すれば一見でも全く問題はない。
「広島の生ける伝説」という文句がこの店主には相応しいと思っている。
かつては「中ちゃん」の店主にも相応しかった。
中ちゃんは永眠してしまったが、ふじやの店主は健在である。
どうか、末永く、あの孤高の焼肉を作り続けてほしい。
焼肉屋としての最高評価4.0をここふじやに捧げることとする。
総評:★4.0
素晴らしい。