片田舎の無人駅のそばにある町中華のお店。 : 三輝

毎度おなじみ、ウチのマイペース両親とのランチ。
無駄に長いのでスルーＯＫです( ￣▽￣)

最初にザックリ言うと、お店は普通です。
安くてそこそこウマイ町中華のお店です。


土曜日の朝10時、マダムから電話。

「今テレビ見よる？今『元就』で出たカレー屋さんに行きたいんよ」

注)元就とは、広島ローカル番組、アンガールズの二人が広島の片田舎を訪ねて回る番組。

…土曜日の朝に元就はやってない！(　ﾟ皿ﾟ)

「えーでも今やりよる」

それはＢＳ！(　ﾟ皿ﾟ)うちは入っとらんのじゃ

というやり取りがあり、さらに

「店名は？」

「わからん」

「どうやって調べろっちゅうねん」

「玖村駅のそばなんと」

んー、それなら検索できるか。
玖村駅、玖村駅…
広島市内から三次へ向かうローカル芸備線。
八木の川向こうです。

カレー屋は無いが、中華料理屋さんならある。

「中華料理屋よ！」

アンタさっきカレー屋って…(-_-#)

「だから、中華のカツカレーなんよ」

あーハイハイわかりました！( ﾟAﾟ )
相変わらず説明が雑である。

で、いつ行くの？

「今日のお昼」

これからすぐやん！( ﾟAﾟ )

まあ久しぶりに父が行くと言うのでそこは了承。


行ってみると、駅のロータリーのすぐそばにありました。
駐車場は店のそばに１台。

中華料理店ですが、お店はあまり広くありません。
いわゆる昔はカウンターのみのラーメン屋さんだったのを、入ってすぐに４人テーブル席を設置し、残りはそのまま奥へ向かうＬ型カウンターが７席ほど、といった感じです。

先客は、入れ違いに出られたご夫婦さんと、ほぼ同時に入店した近所らしい女性が二人。
私達のあとも、お一人様の男性客が続々と。
並ぶほどでは無いですが、お客さんはついてるようですね！

壮年世代の店主さんと奥様のお二人で回されてるようですね。
店主さんはキリッとした雰囲気で、きちんとコック用白衣を着ておられます。

メニュー的には王道のラーメン、炒飯、餃子に丼、といったところ。

父はカツカレー丼を食べたいのであろうと思ったのですが、ここにきて迷っておる(笑)
大好きなチャンポンがあるからねー。

んで、私らに確認せず
「やきそばとカツカレー丼２つ」

オイッ！！( ﾟAﾟ )

この父は父で、しゃらーと同じものを３つ、頼もうとすることがある。
なんのために３人で来とんねん。

そこで私が
「あっすみません！カツカレー丼一つにして、炒飯にしてください」
と訂正。

すると父
「ここにきてまで炒飯食べるんか」

「炒飯は王道でしょうが。食べてみんと」

(小さい声で)「まあこの辺は滅多に来れんけの」

「私は○○の焼飯がええ」←失礼なマダム

えーいもうマイペースな夫婦め(　ﾟ皿ﾟ)

さらにマダム、少ししてから

「私、天津飯がええ…」

なぜ先に言わない(　ﾟ皿ﾟ)

「いや、もうええんよ、みんなの食べるけ 」

だったら黙ってなさいよ( ´△｀)
てか、カツカレー丼食べたいんじゃないの？？

ほんと落ち着かん…


10分ほどして、炒飯が来ました。
カウンター越しに店主さんから渡されます。

炒飯はお味噌汁と漬物がついてます。
味噌汁、てとこがいかにも日本の町中華っぽい(笑)。

炒飯は卵がふんわり入ってしっとり系です。
具はそんなに入ってなく、
味はよくある業務用ので、気持ち濃いめ。
可もなく不可もなく。

父に勧めると食べない。
私が食べて「うん、美味しい」と言うと食べる。

最終的に３人でつついて食べます(笑)。

次にきたのは今回のメイン、カツカレー丼。

私はテレビを見てなかったのですが、予想通り。
丼のごはんの上にトンカツが乗り、そこへ中華風のまったりした餡かけ。
この餡がカレー粉で味付けしてあるのです。

トンカツがちゃんとそこそこ厚いめ！

餡は、そんなに野菜はないです。
天津飯の餡タイプですね。

「私、トンカツはいらんけー」

だからそこ言わなくていいから( ´△｀)

「あっ、餡がおいしいわ！」

マダムは昔から「餡掛け」は大好きなのである。

私も食べます。
トンカツは約７ミリ。
いわゆるトンカツですね！
しっかりと揚げてあります。

餡掛けは甘め。
やはり天津飯の餡のようです。
それにエスビーのカレー粉で味付け。
とろみは強く、ごはんに染みていきません。

父は最初に勧めるとやはり食べない。
人が食べ出すとスプーンを入れてくる。
ようするに毒味が終わるの待ってるんだな。

「おお、うまいの！」

気に入ったようです(笑)。

そして、焼きそば。

こっくりと中華風の濃い色合いです。
やはり野菜は少なめ。

オイスターソースがベースかな？
色の通り、濃いめの味付けです。
ご飯が欲しくなりますねー。

父も「んー、ちょっと濃いな」

「昔は大好きだったでしょ」

「まあのぉ」

なんやかんや言いながらも、誰も箸が止まらない(笑)。

最終的に皿を綺麗にするのは私で、
３品同時に私の前に持ってくるのはヤメテ( ´△｀)
あーあー、カレー丼に炒飯入れてくるなよ
↑父の悪い癖
あれ？でも合うわ(笑)

相変わらず落ち着かない両親との怒涛のランチ。
イラチな父は
ゆっくり落ち着いて食べれない昭和戦前生まれ。
さらに残すことを絶対嫌うのである…

マイペースな母は食べたいだけ食べる。
ちょっとしか食べないのにいろいろ食べたがる。

毎回最後に皿を綺麗にするのは娘の役( ´△｀)

そんなわけで、完食！

お会計は全部で2060円！

やっす！！(ФωФ)

そこそこうまくて安いのが町中華。
人気なのがわかりますね。

これは相方も行くって言うかも。
ヤツも町中華派ですからねw

ごちそうさまでした(^人^)


このあと、久しぶりに３人で昼に車で出掛けたもんだから、ちょっとドライブ。

父)あー行け、そこ行け、とっとと行け、はよ行け、
ここはゆっくり行け、

マダム)ここどこ？どこから可部？

ウルサイ(-_-#)

深川の先、2018年の豪雨で鉄橋が流れて止まってる狩留家まで芸備線を見に行きました。
芸備線は単線で、薄暗い赤のディーゼル車両です。
今回は珍しく並走しました。

早く全線開通するといいなぁ。
復活したら乗りたいな。
三次まで２時間半かかりますけどね(^o^)