Ｌボーンステーキでクライマックス : カ’ジーノ

今宵の宴は、 少し前にお邪魔した銀山町にある "カ'ジーノ" さんを再訪。

前回の熟成仔羊のスペアリブがとても美味しく、またTボーンも美味しいとレビューアーさんから教わったので、是非 肉とワインを食べに行こうと思いお邪魔する事に。

今回は2回目なので何となく段取りが分かっており、 ワインを飲みながら前菜をつまみ、メインの肉料理を待つというスタイルで進めることに。

まず、焼き上がるまでに時間が掛かるメインをオーダー。
今回は総意で、Lボーンステーキ(サーロインのみ)をチョイス。

Ｔボーンの肉は、ヒレとサーロインが含まれているようで1Kg以上の塊しかなく、１Kg弱があったLボーンをチョイス。ちなみにグラム当たりの価格は同じ。

そして、メインが出来るまでの間、

☆1本目のワイン:前回も飲んだ、ASSOLO REGGIANO(アッソーロレッジアーノ)。
メディチ家の末裔が造る赤の微発泡。イタリアン産。飲みやすく少し渋い感じもするがとっても美味しい。

☆ハムの盛り合わせ(ネーミング適当):
何種類もの自家製ハムは全て美味しく、赤ワインと相性バッチリ。お洒落にスロースタート。

☆ 砂ずりのアヒージョ:
前回あまり美味しさにスプーンを頂いて最後の一滴までさらって食べた逸品。
今回は2度目なので少し余裕はあるが、それでも砂ずりとキノコ類そして粒胡椒のミックスは絶品。

☆ 2本目の赤ワイン:フェウド アランチョ カントドーロ。
シチリアに伝わる愛の歌の楽譜があしらわれたラベルが貼られた····。1本目よりは渋みの薄い軽い感じでとても飲みやすく美味しい。

そしてクライマックス、メイン登場。

☆Lボーンステーキ
見た瞬間に来て良かったと思うほど、ボリューム感、質感、色味/コントラストどれもGood。
味付けは、塩/コショウ/レモンと肉の主張を邪魔しないメンバーだけだが、それが肉の味をかえって引き立たせとっても美味。大満足の逸品。

コース料理にしていないので、メインの後にデザートやコヒーは出てこないが、口の中が肉の味で終るのも全然OK。

イヤ〜今晩もどうもご馳走様でした。
またお邪魔したいです。

今宵の宴は、ネットで探した 銀山町にあるイタリアン/ビストロ/ドイツ料理の “ カ’ジーノ（CA’GINO）さん ”を訪問。

お店のHPに、
“ヨーロッパの雰囲気・・・欧州料理を中心・・・先端技法を用いて伝統的料理を再現、自家製加工肉をはじめとする様々な肉料理をダイナミックにご提供・・・”と記述あり。肉料理をダイナミック？良い言葉の響きに惹かれ訪問する事に。

場所は、銀山町の少し外れた静かなエリア。そこのビルの２Fにお店はあるのだが、ヨーロッパのお城のイメージか鉄格子？がある入り口。訪問すると決めていなければ入るのに少し躊躇しそうになるイカツさ。店内も同様、電気の通っていなかった中世ヨーロッパの少し暗がりな空間？これはアンティーク?

そんなお店に入ると、とても愛想の良いニコヤカな女性が対応。席に案内され、目が若干慣れて雰囲気を理解した事もあるが、そこは渋い大人な落ち着く空間に早変わり。
メニューを簡単に説明頂き、最後に「ゆっくり料理を吟味して下さい」の一言。その言葉で、分から無いながらも美味しい料理をあれやこれやとチョイスしようかという気になり、楽しさもUP。

で、手始めにまず、

◆ワイン：ASSOLO REGGIANO(アッソーロ レッジアーノ) 弱発泡性のイタリア産 赤ワイン。
色彩的にかなり濃厚な赤。フルボディになるのだろうが、微発泡ということもありとても飲みやすく美味しい。

◆羊のチーズ：ペタ
聞いたこともないものをあえてチョイス。それほど匂いもきつくなく味も食べやすい。

◆ハム：生ハムやチーズ入りサラミ等6種類。
このビルの3Fで全て製造。自家製。「・・・加工肉専門工房は、国際ハム・ソーセージコンテストで計10個のメダルを受賞・・・」とHPに書かれており、注文して正解。とても美味しい。ワイン✕ハム、こんな食べ方を普段しない身にとっては、なんともお洒落で贅沢。

そして、次は、

◆砂ずりのアヒージョ：
オリーブオイルにマッシュールームとシメジの良い香りと味の出汁が加わり、更にたっぷりと入った3種類の粒胡椒が味を締めた逸品。とても美味。
バゲットだけでは全部すくって食べきれないので、スプーンをもらいスープのようにして最後まで完食。

◆玉子の黄身：料理名？
黄身だけをつぶれない硬さで半熟にし、水分が丁度いい具合に抜けた状態。それに、バルサミコ酢？の水分を飛ばしたようなソースと合わせて頂く。繊細な味わいがとてもGoog。

そして、オーダーしておいた真打、肉の登場。
各種ある肉の中からチョイスしたのは、

◆熟成仔羊スペアリブ：
仕入れた肉の塊で調理されるので、きっちり200ｇと言うようなカットは出来ないとの事。そんな中、今回は380ｇの塊をチョイス。
これがHPで謳われていた「・・・肉料理をダイナミックに・・・」と言うことか!!!

ミディアムレア状態の肉は、塩味だけだがとっても肉のジューシーさが際立つ絶品料理。牛とは違った別の美味しさ。手の汚れを気にせずガンガン素手で、狩猟本能の覚醒のせいか美味しく感じる。

肉はやっぱり美味しいと再認識。たまにはこんな料理を食べないと人生を損するとまで思ってしまうほど堪能。幸せなひと時。

デートや記念日には、是非お邪魔させて頂きたいと思います。

本日はどうもご馳走様でした。