群馬の焼肉聖地。人気メニューは350円〜？！ : 焼肉宝来軒

上カルビ
上ハラミ
上ロース
上タン
くつべら
豚ホルモン
白菜キムチ
センマイ
中とろほるもん
自家製もつ煮
ホタテのチャンジャ
生ビール（キリン一番搾り） 中ジョッキ
アサヒスーパードライ（大瓶）
バイスサワー
草家マッコリ 300ml

今回は、孤独のグルメ撮影地ともなった群馬の焼肉の聖地である焼肉宝来軒さんにお邪魔しました！
ラーメン屋ばかり巡っている自分ですが焼肉屋にも最近目をつけていまして、その目をつけていた中の一つがこのお店ですね。目をつけていた理由としては、破格の安さなのにも関わらず味の評判も良いと言うところですね。牛が高くても1300円というのもおかしな話ですが、豚だと大抵がワンコインで食べれてしまえますし、1番人気の豚ホルモンは350円とキムチより安くなっています。これでお店がやっていけるのか不安になる値段ですが、これは企業努力らしいですね笑。
都心や都心近郊からだと少しアクセスは悪いものの、電車で行ける範囲で行けそうだったので今回訪問しました。孤独のグルメの影響もあり、人気すぎて予約必須となり当日訪問はほぼ不可能のお店となっています。自分は念の為、訪問した週の最初の営業日に予約をしたため案外簡単に予約できました。予約ハードル的にはそこまで高くなさそうですが、当日や前日ではなく数日は余裕を持たせた予約をした方が確実だと思います。

では味の感想に移りたいと思うのですが、ほぼ全てが美味しかったので一つ一つ感想を述べていきます。

・白菜キムチ
最初に頂いたのはキムチですね。美味い店かどうかはキムチを食べて判断できるくらいにキムチの味はその店の味に反映します。味としては、辛さが抑え目になっているもので、口に入れた瞬間に辛さが来るもののすぐに辛さがふわっと消えます。そこからタレと白菜の甘みがじわじわと来るような美味しいキムチでした。割とあっさりめなキムチとなっていて、前菜としてそして箸休めとしてちょうど良いものとなっていました。

・ホタテのチャンジャ
今回食べた中でトップクラスに印象に残った一品ですね。通常のメニューにない、ホワイトボードに書かれたメニューですがだからこそかなり印象的なメニューが多いですね。チャンジャと言うだけあってビリリと来るような辛さがあるものとなっていますが、ホタテ自体の海鮮系の風味にごま油の味付けと韓国のりが結びあっていて非常に美味しいつまみとなっていました。たしかに辛いのですが、このタレと相まって癖になる1品となっていました。また次きた時にもこちらがあればぜひ頼みたいですね。

・センマイ
ここまで記した2品は小鉢できたので、まぁセンマイもそんなに多くないのかなと思っていましたが、まぁまぁ量があります。550円でこの量が来るのは嬉しいを超えて少し心配になります。じゃあ美味しくないのかというと全然そんなことはなくこれもかなり美味しいものとなっていました。センマイはコリコリ感がしっかりと残されており、臭みのない処理がなされているものでした。そのセンマイ自体にネギ塩ダレが付いていて、これだけでもあっさりなツマミとしていけますが、甘めの酢味噌をつけるとあっさりなセンマイにクリーミーなタレが付いてまた美味しくなります。焼肉を焼いている間に頂くツマミとして程よいものでした。

・自家製もつ煮
こちらはほとんど〆として頂いたものです。こちらもホワイトボードに書かれているメニューなので、時期によってはないこともあるかもしれません。The もつ煮込みという見た目をしていて、出汁がよく染み出ている滋味深いものとなっていました。メインとなるもつはえぐみが一切なく、臭みも抜けていて食べやすく美味しいですし、出汁が染みた大根やにんじんなんかもホロホロで嬉しくなるものばかりでした。七味とネギを合わせていただく王道の食べ方も良いですし、卓上のニンニクを合わせればパンチがまして更にツマミとして適すようになっていました。

・上カルビ
ここからは肉ですね、正肉からということでまずは上カルビです。5枚ほど入っていました。肉に関してはまだまだ疎いので、肉を見てどの部位かを当てられるという技量は持ち合わせていないためなんの部位かは分かりませんが、今回頂いた牛の中では1番サシの入り方が綺麗なものでした。これはこのお店のどのお肉にも言える事なのですが、お肉自体にはあまりタレが付いておらず、気持ち程度のごま油のタレがついているので、素材そのものを楽しむか自分でタレをつけていただくかに委ねられているスタイルとなっています。このお肉に関してはサシがしっかりと甘さと柔らかさを持っているので、焼くとぷりぷりになり甘さが増します。ですが、サシによるお肉の風味が強くなっているため、そのまま食べるかお店の焼肉のタレにつけていただくのが良いと思います。タレはやや辛さのある濃いタレとなっているため、サシの強い焼肉にも負けない良いタレとなっています。

・上ロース
上系はどれも行ってみようということで、上ロースも頂きました。5枚ほど入っていました。かなりサシが少なく、正肉らしい赤身の肉となっていました。ただこれは、焼き加減をほんの少し間違えるとパサパサになってしまうのでかなり扱いが難しい上に、思っていたよりかは肉の風味が弱かったかなという印象です。焼肉ダレとつけると焼肉ダレが強すぎて肉を殺してしまうので、店員さんにごま油と塩を合わせたものを注文して、それと一緒にいただくと程よい塩梅でいただけるためオススメです。

・上タン
ここからはホルモンです、まずは上タンからですね。4枚入っていました。正直見た目的に言えば、印象はあまり良くはなかったですね。半分はタン元に近い部分となっていると思うのですが、タン先に近いような切られ方をしていたので、少し雑かなとは思いました。ということもあり、上タンだけどかなり硬いタンなのかなと構えていましたが、そんなことはありませんでした。タン独特のモチモチとコリコリを合わせたようなコリモチ食感は健在で、特にモチ感強めな柔らかいタンでした。タンの味もしっかり出ていましたし、美味しいタンでした。ただ、レモンダレはどこかお酒のような風味が強かったため、個人的にはレモンダレには付けずそのまま食べるのが良いかなと思います。

・上ハラミ
こちらは、5枚ほど入っていました。上ハラミは乳牛でしょうか、本来の牛の肉の風味に加えて乳の香りがするものとなっていました。ただ、それが臭みとなっている訳ではなく旨味として機能していたため美味しくいただけました。これは完全に焼肉のタレと相性が良かったですね。タレにニンニクを入れるとなお良しです。

・くつべら
ここからは豚のホルモンです、まずはくつべらです。小さいのも入ってはいましたが、10個以上入っていました。こちらは別名「のどぶえ」とも呼ばれているのどの軟骨部位のホルモンです。自分は豚なんこつが好きなので、いざ頂いてみたかったのですが、そういう名前のメニューはなかったため事前に調べたところこのくつべらが豚なんこつに近いということでこちらを頂きました。こちらは味というよりかは軟骨由来のコリコリ感を味わうものとなっていて、塩ダレすらかからず強めの胡椒の風味のみとなっています。ですが、その胡椒の風味とコリコリ感が病みつきになりお酒が欲しくなる逸品です。ごま油と塩を合わせたものと一緒にいただくのが良かったですね。

・豚ホルモン
このお店の名物である豚ホルモンですね。10個ほど入っていました。1人前でかなりの量が入っている上に一つ一つがかなり大きいので、非常に食べ応えがあるホルモンとなっています。豚ホルモンらしく臭みがありますが、噛めば噛むほど旨みが口にだんだんと溢れてきます。歯ごたえがしっかりしていて噛んでいてもすぐには噛みきれないものとなっているので、長ーくひとつのホルモンを楽しむことが出来ます。このお店で評判が良いのも納得です。こちらは味の濃い焼肉のタレにニンニクを入れてパンチを増したものと合わせていただくとさらに癖になる美味しさとなります。

・中とろほるもん
ボードに書いてあったメニューで気になっていたので注文してみました。こちらは10個ほど入っています。見た目的にはシマチョウやテッポウといった小腸付近の部位になるかと思います。トロと書いてはありますが、そこまで脂身がしっかり来るというタイプではないかなと思います。上記の豚ホルモンよりかは脂身が多くはありましたが、歯ごたえも豚ホルモンに劣らずとも負けずなものとなっていました。ただ、豚のホルモンによくある臭みは全く無いものであったため、臭みが苦手な人にとっては食べやすいかもしれませんね。こちらはごま油と塩でもいいですし、焼肉のタレでも合いますね。

ざっと注文したフードについてまとめてみました。安いこともあってついつい頼みすぎて1人で1万円をゆうに超えてしまいましたが、普通は超えないと思います。 都心からだと行くのは少し大変ではありますが、その苦労をしてでも行く価値のあるコスパの良い美味しい焼肉がいただけるお店です。
今度伺う時はホルモンをメインに頂きたいと思います。