-
「ちゃーしゅーみらくる」880円(税込)
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212490 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212490","content_type":"ReviewImage","content_id":85212490,"voted_flag":false,"count":20,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」上から。トッピングは、柔らかジューシーな豚バラチャーシュー 5枚、メンマ、木耳、海苔、九条青ネギである。パツパツの細麺と比較的クリーミーでまろやかな『味楽留』の豚骨スープは、実に相性が好い。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212500 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212500","content_type":"ReviewImage","content_id":85212500,"voted_flag":false,"count":15,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」接写。しっかりと骨粉が感じられ、表面には大量の背脂が浮かぶビジュアルであるにも関わらず、獣臭は全く感じられず、一口啜ってみると、比較的まろやかな豚骨スープであることが分かる。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212507 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212507","content_type":"ReviewImage","content_id":85212507,"voted_flag":false,"count":13,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」麺リフト。麺は機械打ち角刃麺、低加水率でパツパツのストレート細麺である。が、博多〔長浜〕麺ほどの角張ったパツパツ感ではなく、若干の滑らかさが感じられる。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212512 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212512","content_type":"ReviewImage","content_id":85212512,"voted_flag":false,"count":15,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」チャーシューリフト。味わいも肉質が大変柔らかくほろほろで、箸で持ち上げながら解れてしまうほどだ。バラ肉使用なので、脂身の甘味も相当なものであり、美味しくたっぷりと戴くことが出来た。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212521 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212521","content_type":"ReviewImage","content_id":85212521,"voted_flag":false,"count":11,"user_status":"","blocked":false}
-
「替え玉」150円 オーダーして、スープ量が少ないようだと、追加スープをしてくれるとのことのようで、もし足りないようであれば、依頼してみると好いだろう。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212530 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212530","content_type":"ReviewImage","content_id":85212530,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
「替え玉」接写。個人的には、味わい的に「固め」の方がこちら『味楽留』のスープには合っているように思えた。次回再訪時は、「バリカタ」「ハリガネ」「柔(やわ)」当たりでも試してみたい.
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212542 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212542","content_type":"ReviewImage","content_id":85212542,"voted_flag":false,"count":11,"user_status":"","blocked":false}
-
「替え玉」を「ちゃーしゅーみらくる」のスープに投入し、「紅生姜」「辛子高菜」を加えてみた。卓上にサービス品として置かれている、半擂り白ゴマ、紅生姜、辛子高菜などを投入して、自分好みにカスタマイズ可能である。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212553 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212553","content_type":"ReviewImage","content_id":85212553,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」スープ完飲後に丼の底に沈んでいるザラザラした粉状のものの正体は「骨髄粉」ではなく、骨の表面が溶け出した「骨の粉」なのだそうだ。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212568 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212568","content_type":"ReviewImage","content_id":85212568,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店内掲示のメニュー表。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212576 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212576","content_type":"ReviewImage","content_id":85212576,"voted_flag":false,"count":10,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗入口に掲示されているメニュー表。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212583 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212583","content_type":"ReviewImage","content_id":85212583,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』英語版メニュー表。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212591 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212591","content_type":"ReviewImage","content_id":85212591,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』トッピングメニュー。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212595 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212595","content_type":"ReviewImage","content_id":85212595,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗外観。北東側の産業道路から。「前橋とんこつ」を冠した店名からも分かるように、この群馬前橋の地を第二の故郷として溶け込み、ここに骨を埋める覚悟なのであろう。その姿勢に、店主の誠意と真摯さが見えてくるような気がした。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212604 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212604","content_type":"ReviewImage","content_id":85212604,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗外観。北西側の駐車場から。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212615 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212615","content_type":"ReviewImage","content_id":85212615,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗入口
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212632 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212632","content_type":"ReviewImage","content_id":85212632,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』駐車場表示看板
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212647 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212647","content_type":"ReviewImage","content_id":85212647,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗内観「カウンター席 1」
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212654 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212654","content_type":"ReviewImage","content_id":85212654,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗内観「カウンター席 2」
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212744 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212744","content_type":"ReviewImage","content_id":85212744,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』店舗内観「カウンター席 2」対面型に作られてはいるが、仕切りが高く対面側を覗けない仕様だ。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212749 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212749","content_type":"ReviewImage","content_id":85212749,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』テーブル付属の各種調味料類。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212755 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212755","content_type":"ReviewImage","content_id":85212755,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
『味楽留』「辛子高菜」はかなりの激辛である。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212761 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212761","content_type":"ReviewImage","content_id":85212761,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」880円(税込)総重量(実測値)676g。うち麺・具材重量 421g、うちスープ重量(麺・具材等完食後)255g。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212776 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212776","content_type":"ReviewImage","content_id":85212776,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
「ちゃーしゅーみらくる」チャ-シュー1枚当たり重量(実測値)1枚目 20g、2枚目 22g、3枚目 20g、4枚目 19g、5枚目 25g × 5枚〔合計重量 106g〕
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85212785 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85212785","content_type":"ReviewImage","content_id":85212785,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
「替え玉」150円(税込)× 2 総重量(実測値)1回目 184g、2回目 188g。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-85217401 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-85217401","content_type":"ReviewImage","content_id":85217401,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
GW 後半、その一日目となる5月3日 文化の日、その日は、敷島の『正田スタジアム群馬』サブトラックでの練習指導であった。
練習会場は前橋市北西部にあるのだが、その近辺には利根川が南北に流れている。『正田スタジアム群馬』の南西方向に架かる「大渡橋」を越えた利根川西岸域は、優良ラーメン店が数多くあり、今回は、練習指導を終えた午後、昼食を摂るべく、先ずは『麺屋 双喜』〔群馬県前橋市総社町総社2014-5 大山マンション 101〕を訪問、続いてこちらを連食訪問してみた。
『前橋とんこつ 味楽留』
群馬県前橋市総社町総社2882-2
027-251-2969
R17 と繋がる、群馬県前橋市国領町の「群大病院東」交差点から、高崎市箕郷町「西明屋」交差点までを結ぶ群馬県道6号前橋箕郷線に乗って、利根川に架かる「大渡橋」を西進し、「大渡橋西詰」交差点の次の「総社町総社」交差点を真ん中の車線に乗って直進〔左車線は左折専用レーンになっているので要注意〕、JR上越線高架を越えて、『日新電機株式会社 前橋製作所』を道路右手(北側)に見ながら、「総社町総社」交差点から 900m 足らずの、JR上越線高架を降りた最初の信号を、鋭角に左折(南南東折)して、「産業道路」〔「前橋市道大友西通線」: 群馬県道15号前橋伊香保線「高井町一丁目」交差点から、R17 と交わる群馬県前橋市の「NHK前」交差点までの区間〕に乗り、南南東進すること 300m 足らずで最初の信号交差点となり、道路右手(西側)に『五味五香』『麺屋 双喜』の入居する「大山マンション」がある。その信号交差点を通過し、更に 600m 足らず進むと、道路右手に『前橋とんこつ 味楽留(みらくる)』はある。『味楽留』の先 65m 程に二つ目の信号交差点があるのだが、そこまで行くと『味楽留』を通り過ぎてしまったことになるので注意されたい。
店舗看板には大きく、店名の『味楽留』とともに、
「前橋とんこつ 味楽留 みらくる」
と書かれている。「博多」でも「長浜」でも「久留米」でも「熊本」でもない、「前橋とんこつ」。。。
こちら『前橋とんこつ 味楽留』の店主は、群馬県道3号前橋大間々桐生線沿線、前橋市内を流れる広瀬川河畔の「諏訪橋西詰」交差点から西進すること 90m 足らず、「立川町通り」北側にかつてあった、群馬県の九州豚骨ラーメンの先駆け的存在と言われていた名店『じゃんじゃんらぁめん』〔群馬県前橋市千代田町3-6-12〕で修行していたと聞いている。出身国はミャンマーで、日本の地で言うに言われぬ苦労もあったことだろうが、今や、『味楽留』は、群馬県前橋市内ラーメン店「食べログ」評価順位 第16位 評価点 3.50〔2018.5.5.現在〕の堂々たる位置を占めている。
この「前橋とんこつ」を冠した店名からも分かるように、この群馬前橋の地を第二の故郷として溶け込み、ここを青山とされるご覚悟なのであろう。それ故に自己主張よりも順化を表明しているものと思われる。その姿勢に、店主の誠意と真摯さが見えてくるような気がした。
『じゃんじゃんらぁめん』そのものが、九州豚骨ラーメンの流れを汲みつつも、特定の地域性に拘りを置いていなかったように、『味楽留』もまた、その道を堅守しているわけだ。地域限定なしの豚骨ラーメンであれば、その地に馴染む形式が好いに決まっている。それゆえの「前橋とんこつ」なのであろう。
――――――――――――――――
「将東遊題壁」 将に東遊せんとして壁に題す(『清狂遺稿』より)
月性〔1817 - 1858 幕末期の妙円寺(本願寺派)住職〕
男児立志出郷関 男児 志を立てて郷関を出ず
学若無成死不還 学 若し成る無くんば死すとも還らず
埋骨豈惟墳墓地 骨を埋むる 豈に惟だ墳墓の地のみならんや
人間到処有青山 人間(じんかん)到る処 青山有り
男子たるもの、ひとたび志を立てて故郷を出たからには、
学業の成就をみなければ、いかなることがあっても、わが故郷に帰るものではない。
自分の骨を埋めるのは、必ずしも先祖代々の故郷を望むものではない。
この世はどこに行っても、自分の墓地となる青く美しい山はあるのだから。
(『漢詩漢文の名句名言』・日本実業出版社 より)
――――――――――――――――
『麺屋 双喜』を後にしたのが 13:10。車を駆って移動し、こちら『味楽留』への現着は 13:15。実際の移動時間は 3分足らずである。この近さの距離に、有名店3つ。過当競争の産業道路沿線だ。
前述の「前橋とんこつ 味楽留 みらくる」の看板を冠した店舗は、一階部分と看板が黄色、居住区となっている2階部分は茶色のツートンカラーになっており、黄色を目印にしていくとすぐに目に付くので分かり易いことだろう。
店舗外観写真を撮影後、入店したのだが、店内には食券販売機が見当たらず、メニュー表は、写真 6枚にメニュー名・価格が記載されたものがあるのみで、一瞬、システムが分かりにくかった。
取り敢えず、全席カウンター席なので、空いていた奥の席に着き、店内掲示のメニュー板を見ながら注文を検討、決まったものを女将さんに伝えると、あっさりとオーダーが通る。
どうやら、ラーメン店に於いては、「食券販売形式」に慣れ過ぎてしまったために、極々普通の「対面販売形式」と「後払い形式」に戸惑うと言う、愚かしき結果となってしまったわけだ。参考までに、『味楽留』のメニューと価格を、この場に掲載しておきたい。
『前橋とんこつ 味楽留』メニュー
「みらくるらぁめん」600円
「辛みらくるらぁめん」650円
「しょうゆらぁめん」600円
「辛しょうゆらぁめん」650円
「みらくる南蛮」750円
「野菜みらくる」750円
「みらくる担麺」850円
「ちゃーあしゅーみらくる」880円
「角煮みらくる」880円
「替え玉」150円
「ライス」180円
「半ライス」100円
「ピリ辛そぼろ丼」300円
「角煮丼」400円
トッピング
「のり」50円
「味玉」100円
「きくらげ」100円
「青ねぎ」150円
「白ねぎ」150円
「ピリ辛そぼろ」200円
「ちゃーしゅー」300円
「角煮」300円
注文から配膳までは、待つこと 4分足らず。それはもう素早い配膳であった。それでは、早速に実食に入ろうと思う。
「ちゃーしゅーみらくる」880円(税込)
しっかりと骨粉が感じられ、表面には大量の背脂が浮かぶ、いかにもこってりスープ様のビジュアルであるにも関わらず、獣臭は全く感じられず、一口啜ってみると、脂分は存分に伝わってくるものの、比較的まろやかな豚骨スープであることが分かる。
こちら『味楽留』では、豚骨独特の匂いを抑え、旨みのあるさっぱりとした豚骨スープに拘っているのだと言う。前橋市民の口に合うよう、マイルドなスープを日々煮出しているというわけだ。
スープを飲みながら、ちょっと細かい粒子が喉奥に感じられ、魚粉のような香りも漂うように思われたが、魚粉や煮干し系の出汁ではなく、それが正しく豚骨骨粉の味わいであることに、スープ完飲時に気がついた。
スープ完飲後、丼の底の方に「骨髄粉」かと思われるものがあることに気づくのだが、この丼の底に沈んでいるザラザラした粉状のものの正体は「骨髄粉」ではなく、骨の表面が溶け出した「骨の粉」なのだと以前聞いていたからである。あのザラザラをそのまま放っておいて乾燥させると白い粉になるのだと言うことだったが、その「骨の粉」を、こうしてまた拝見することが出来たので、一人密かにほくそ笑んでしまった。
ザラザラの粉がどんぶりの底に沈むような豚骨ラーメンの店は、それほど豚骨をじっくりと煮出しているわけだから、間違いなく美味いのだと、通の方々がよく口にしているのである。
麺は機械打ち角刃麺、低加水率でパツパツのストレート細麺である。が、博多〔長浜〕麺ほどの角張ったパツパツ感ではなく、若干の滑らかさが感じられる。
麺の太さ的には、博多〔長浜〕麺と比較すれば太め、久留米麺・熊本麺と比較すれば細め、と言った感じで、両者の間くらいの太さである。ただ、中細麺という言い方は不適切だ。分類するとすれば飽くまでも細麺である。ただ、極細麺とは言えない感じの太さだと言うことだ。
この麺、大量の背脂が浮かびつつも、比較的クリーミーでまろやかな、こちら『味楽留』の豚骨スープとは、実に相性が好い。
トッピングは、柔らかジューシーな豚バラチャーシュー 5枚、メンマ、木耳、海苔、九条青ネギである。そこに、卓上にサービス品として置かれている、半擂り白ゴマ、紅生姜、辛子高菜などを投入して、自分好みにカスタマイズ可能である。
実際のところ、辛子高菜が無料トッピングとなっているのは実に嬉しい。群馬県内の豚骨ラーメン提供各店舗では、有料トッピングとなっているところも少なくない。
しかも、この辛子高菜、相当な激辛ものである。欲を掻いて大量に投入してしまうと、後で(翌朝あたり)泣きを見ること必至である。
柔らかジューシーな豚バラチャーシュー 5枚。チャ-シュー1枚当たり重量(実測値)は、1枚目 20g、2枚目 22g、3枚目 20g、4枚目 19g、5枚目 25g × 5枚〔合計重量 106g〕であり、先ず先ずに満足出来る量が提供される。味わいも肉質が大変柔らかくほろほろで、箸で持ち上げながら解れてしまうほどだ。バラ肉使用なので、脂身の甘味も相当なものであり、美味しくたっぷりと戴くことが出来た。
「替え玉」150円
この 150円と言う価格は、若干お高いかなと感じたが、重量からすれば、総重量(実測値)1回目 184g、2回目 188g と、十分な量が提供されるので、先ず先ずにお安い価格と言って良い。
「替え玉」をオーダーして、スープ量が少ないようだと、追加スープをしてくれるとのことのようで、もし足りないようであれば、厨房の店主や女将に依頼してみると好いだろう。
今回は「替え玉」を 2回したのであるが、その 2回とも「固め」でオーダーした。そのどちらも、茹で時間等に怠りがなく、きちんとした「固め」が提供されたので、嬉しかったのとともに感心もした。こう言う細かいところで手を抜かずに、しっかりとした良い仕事をしてくれる真摯な姿勢は、実に小気味いいものがある。
個人的には、味わい的に「麺固め」の方がこちら『味楽留』のスープには合っているように思えた。
次回再訪時は、「バリカタ」「ハリガネ」「柔(やわ)」当たりでも試してみたいところである。
――――――――――――――――
博多ラーメン(長浜ラーメン)の麺の固さ
――――――――――――――――
【湯気通し】本当に湯気を当てるだけの場合や、数秒間湯に潜らせるだけと言う、ほんとんど生の麺である。小麦粉が α化していないので消化しにくい麺だ。茹で上げ時間は0~3秒。
【粉落とし】茹で時間10秒弱で、茹で上がった柔らかい部分よりも、固い芯がほとんどを占める状態の、名前の通り、粉を落とす程度しか茹でない極超固麺だ。茹で上げ時間は3~7秒。
【ハリガネ】茹で時間10数秒で、芯が多く残る状態の、針金の様に固いとされる、正に「通」好みの超固麺だ。茹で上げ時間は7~15秒。
【バリカタ】通常の固めよりも茹で上げ時間を縮めた固麺だ。初めて固さにチャレンジするならこの辺が better。茹で上げ時間は15~20秒。
【固め】標準より少し固めで、少し芯の残る歯応えの良い状態の麺だ。一般的にはこの固さが程良く美味とされる。茹で上げ時間は20~45秒。
【普通】完全に茹で上がった、食べ易い状態の、標準の固さの麺だ。麺の味わい、旨味、コシが最もよく分かる固さである。茹で上げ時間は45~70秒。
【柔(やわ)】完全に茹で上がった状態から更に茹で、標準より少し柔らかくなった状態の麺だ。茹で上げ時間は70~100秒。
【バリ柔(やわ)】柔らかめの麺を更に茹で、コシがなくふにゃっとした状態まで茹でた麺だ。茹で上げ時間は100~150秒。
――――――――――――――――
『味楽留』、、、前橋市民の舌に合うように工夫を凝らした「前橋とんこつ」♪
実際、程良い脂感と、意外なさっぱり感に、私は大いに驚かされた。前橋市民は、がっつり豚骨よりも、マイルド豚骨の方を好む向きが多いのだろう。実のところ、この私もまた、その感覚が強いのであった。
それら全てを踏まえて、こちら『前橋とんこつ 味楽留』、実に美味しうござった。
店主の笑顔と真摯さと、マイルドな豚骨スープによって、クリーミーなふわっとした気持ちにさせてもらったような気がするのであった。
さて、本日の実測値は
「ちゃーしゅーみらくる」880円(税込)
総重量(実測値)676g
うち麺・具材重量 421g
うちスープ重量(麺・具材等完食後)255g
チャ-シュー1枚当たり重量(実測値)
1枚目 20g、2枚目 22g、3枚目 20g、4枚目 19g、5枚目 25g × 5枚〔合計重量 106g〕
器サイズ
直径 17cm、高さ 9cm、器重量 598g
「替え玉」150円(税込)× 2
総重量(実測値)1回目 184g、2回目 188g
器サイズ
直径 14cm、高さ 4.5cm、器重量 1回目 262g、2回目 257g
実食総重量 1,048g(税込)
支払総額 1,180円
完食時間 : 計測せず
訪問日 : 2018.5.3(木)
それにしても、この「産業道路」〔「前橋市道大友西通線」: 群馬県道15号前橋伊香保線「高井町一丁目」交差点から、R17 と交わる群馬県前橋市の「NHK前」交差点までの区間〕界隈。本当にラーメンの名店揃いである。利根川を越えて来なければならない位置なので、そう頻繁に訪問することは出来ないのだが、機会を得たら積極的に訪問してみたい店が何店舗もあるである。
以下の「博多ラーメンとは」についても、参考にして戴けると嬉しい。
――――――――――――――――
「博多ラーメン」(「長浜ラーメン」)とは
――――――――――――――――
「長浜ラーメン」とは、博多漁港に面する福岡市中央区「長浜」で生まれたラーメンのことで、1953(昭和28年)に開業した屋台「元祖長浜屋」がその発祥と言われている。
「長浜ラーメン」は、もともと魚市場で忙しく立ち働く人たちに向けて作られたラーメンで、素早く提供出来るように、麺を「極細麺」にして茹で時間を短縮、極細麺は伸びやすいため、麺の量を少なくして、お替わりが出来る「替え玉」を考案、 替え玉を前提としているので、自ずとスープは「濃厚スープ」になるなどしていったと言う。今でこそ「博多ラーメン」の大きな特徴とされる「替え玉」だが、発祥は飽くまでも「長浜ラーメン」、この「元祖長浜屋」なのである。
「極細麺」「替え玉」「濃厚スープ」というのが、「長浜ラーメン」ならではの特徴で、当初は「長浜ラーメン」ではなく「市場ラーメン」と呼ばれており、「博多ラーメン」とは一線を画する、独特の食べ物だったそうだ。
一方、「博多ラーメン」の歴史は「長浜ラーメン」よりも古く、戦前の 1940(昭和15)年に創業した『三馬路(さんまろ)』が博多初のラーメン屋台と言われている。スープは半濁気味のあっさりした豚骨スープで、醤油味であった。麺も平打ち麺で名前もラーメンではなく「中華そば」と呼ばれていたと言う。現在では、昔ながらの醤油味の「博多中華そば」を出す店は、『三馬路』の三代目が営む『うま馬(うまうま)』などごくわずかになってしまい、次第に「博多ラーメン」のほとんどが、「長浜ラーメン」と同じ「極細麺」「替え玉」「濃厚スープ」を取り入れるようになっていく。今ではラーメンそのものに「長浜」も「博多」も大きな違いはないと言われている。
――――――――――――――――