【再訪】中華の名店～胡蝶花～ : 中国レストラン 胡蝶花

【2016年4月】
再訪というか、頻繁に利用しています。
市内で中華という場合には私の切り札的存在の店となっています。
今回はちょっとした酒宴で利用。
下記の５品を注文。

「北京ダック」
「海ツバメの巣のスープ」
「ソフトシェルクラブのから揚げ（香草ソースがけ）」
「四川風麻婆豆腐（土鍋煮込み）」
「五目炒飯」

高価な料理も当然美味しいのですが、私が驚いたのは麻婆豆腐と炒飯の味です。
定番の料理であるからこそ、味の違いが実感できる。
なんちゃって中華とは違います。
調理の技術の高さが見て取れます。
こちらの料理人はおそらくそれなりの経験と実績をお持ちの方と推察できます。

私が知る限りでは、県内No.1の中華。

胡蝶花の四川風麻婆豆腐と五目炒飯。
死ぬ前に食べたい最後の晩餐のメニューに加えておきます。（笑）


【2015年3月】
「福島牛つゆそば」なるものが味わえるという情報を聞きつけ、早速訪問してみました。

胡蝶花では「麺飯紀行」というフェアが定期的に開催されていて、今回は福島県の厳選食材を使用した特別メニューを用意。
その目玉の一品が「福島牛つゆそば」という訳です。
シンプルですがインパクトのあるネーミングに惹かれました。

ちなみに私は、こちら胡蝶花が県内No.1の中華料理店であると思っています。
そんな店で中華麺というのもなんですが。

「福島牛つゆそば」の価格は1,680円。
ラーメンとしては少々お高く感じられるかもしれませんが、それだけの価値はあると思います。

具材は福島牛角煮とブロッコリー、そしてスナップエンドウ。
醤油スープはあっさりとした口当たりですが、牛独特のコクのある旨味が後から押し寄せてくる。

白河ラーメンの青竹打ちを彷彿させる多加水縮れ麺。
コシが強くモチモチとした食感でコクのある醤油スープにも負けていません。

なんといっても分厚い牛角煮には圧巻。
ステーキでも通用するような上質な牛肉が惜しみなく使用されています。
ほろほろと柔らかく口の中でとろけるように消えていきます。

さすが福島県が誇るブランド和牛？（笑）
牛肉の格付は当てになりませんが、Ａ５ランクを使用しているとのこと。

これで1,680円は破格と言えると思います。
興味のある方はお試しください。

※尚「福島牛つゆそば」は期間限定の提供なのでご注意ください。

【2014年6月】
場所はホテルハマツの８F。
一度も利用したことがなかったので、予め周囲の評判を聞くことに。
社内の食通のN氏に評判を尋ねてみたところ、「中華は胡蝶花」という太鼓判を押されました。

ホテルレストランを利用する機会は滅多にありませんので、こちらの店は今回が初めての訪問です。

ちなみに店名の「胡蝶花（シャガ）」は中国原産のアヤメ科の美しい花です。
中華のジャンルは広東料理と上海料理になるとおもいます。

市街地からは少し離れていますが、窓の外に広がる夜景が見事ですね。

流れているBGMは中国の民族音楽。
二胡の調べが静かに暮れていく夕闇の景色とラップして、遠く離れた悠久の大陸に想いが馳せる。

今回は9,000円のコース料理を事前に予約しました。
この時期は「ふかひれ」をメインにしている中華料理店が多いようですね。

料理の内容は下記。
「特製盛り合わせ前菜」
「蟹の卵と蟹肉入りふかのひれ」
「蟹の手の揚げ物」
「紋甲イカとグリーンアスパラの炒め」
「トンポーロー　チンゲン菜添え」
「大海老のチリソース煮」
「五目チャーハン」
「季節のフルーツ入り杏仁豆腐」

間違いなく、どの料理も美味しいと思います。

特に「蟹の卵と蟹肉入りふかのひれ」は美食と呼べる逸品。
鮮やかなオレンジ色のスープの中に針水晶のような金色のふかひれが隠れている。
口の中に広がる蟹の卵の濃厚な旨味とふかひれの食感がなんとも堪りません。

ふかひれの綺麗な戻し具合を見ただけで、こちらの料理人の技術の高さが伺えます。

「五目チャーハン」一つにしても一般的な中華飯店の味とはまるで質が違います。
具材と米が一体化しており、すべての持ち味が口の中で弾けるような感覚。

「紋甲イカとグリーンアスパラの炒め」
味の輪郭が鮮明。
中華に必要な強い火力で素材の旨味が活かされている。

「杏仁豆腐」
季節のフルーツはフレッシュライチ。
普段は好んで食べることのない杏仁豆腐。
これは過去に私が食した杏仁豆腐の中で１番といっても過言ではないでしょう。

酒は紹興酒やワイン・カクテルなど、ビールはアサヒのエクストラコールドから青島ビールまで。
ハードドリンクの種類も充実しています。

郡山は知り尽くしているつもりでしたが、私の知らない美味しい中華料理店がホテルの高層に存在したという訳です。
いつも地べたを這いずり回っているだけでは駄目ですね。

これからは上を向いて歩くことにしましょう。（笑）