ドルチェは心を満たす : ピアットリッコ

　店名の注釈にもありますが、旧店名はアパンダント。
前回訪問は、その名のお店の時代でした。

　予約して行きましたが、１３時と昼食時を外したためか先客ゼロという信じ難い状況。
入店すれば以前より若い女性スタッフがお出迎え。
そして店内も何となくカジュアルっぽくなっているような。

　メニューはパスタランチを中心に、他はニョッキと生ウニのトマトクリームパスタ。
折角予約して乃訪問なので、ここは張り込んで高額な２品を頂いてみましょう。

　まずは共通のサラダとスープが登場。
サラダには特に拘った点は感じられませんでしたが、ニンジンのスープが凄い！。
小さなココットに入れられたそれは、トロリとして自然な甘さと質感が素晴らしい。

　そしてメイン。
作り立てのように感じられるニョッキの食感と、見事なクリームソースの密度を堪能できます。
こりゃ、銅鍋で１人前ずつ丁寧に仕込まれているようですね。

　一方、生ウニのトマトクリームパスタですが・・・、
残念なことに肝心のウニの鮮度が今一つに思えます。
　しかし、麺の茹で加減が絶妙なのは以前と変わらず。
トマトソース自体も酸味控えめで深みを感じるのですが、肝心のウニが全てをスポイル。

　と、デザートがやってきましたよ！。
これは！。
　以前と変わらぬ見事な出来栄え。

　まずは目で楽しめます。
ゴールドの飴細工は健在。
　私の下手な説明よりも一目、画像をご確認頂く方がよろしいかと。

　「ドルチェは心を満たす」というフレーズをどこかで聞いた覚えがありますが、￥１０００代のセットで提供されるデザートに、こちら以上の完成度は見たことがありません。

　後から来たお客様がパスタランチをオーダーされていましたが、同じデザートが供されていましたので、パスタコースであれば☆は軽く４つに届くと思いますが・・・。
　今回は残念ながらこんな感じであります。

　ここは、無難にパスタランチがお勧めでしょうかね。

ごちそうさまでした。（２０２０．１２．２７）

　こちらもＢＭ店でしたが、訪問が遅くなってしまいました。場所は陸
運事務所の近くで駐車場は店前に完備されています。
　想像より小じんまりとしたお店の感じましたが、入ってみればそれ
なりに奥行きが有ります。なかなかシックな空間ですね。

　写真を撮って良いかと伺えば、料理だけという事で店内撮影はＮＧ
だそうです。落ち着いて良い雰囲気の店内をご紹介できないのは残
念ですが、仰せの通りに大人しくしていましょう（笑）。
　メニューは週替り、月替り、ニョッキ、季節限定と分けれていますの
で、週と月から１品づつお願いすることにします。

　まずは前菜の登場です。サラダは季節感溢れてますね、フリルレタ
ス、ベビーリーフ、そしてトップは糸かぼちゃ。
　さわやかなお味のドレッシングは手作りでしょう。セットのサラダにあ
るまじき素晴らしい出来栄えです。
　そして赤ビーツとじゃがいもの冷製スープ。綺麗な色ですね。この２
品が木製のトレーに乗ってきた姿を見ただけで女子はノックアウトで
ではないでしょうか（笑）。さて、メイン。

「ミニトマトとベーコンとバナナピーマンのトマトソース（週替りパスタ）」
　→　見事な食器です。そこにクルクルと巻かれてサーブされたスパゲ
ッティが美しいです。
　トマトソースは酸味控えめ、そして塩分も控えめのようですが、しっか
りした味を感じます。
　ベーコンは何とスパゲッティと同じくらいの太さに細長くカットされてい
るじゃありませんか！。
　食感を邪魔しない、日本人ならではの配慮を感じます。素晴らしい。

「鴨肉とブロッコリーのペペロンチーノ、グリエールチーズ風味」　
→　こちらの食器も見事です。そして横から撮った写真を見て頂ければ
お分かりかと思いますが、見かけより量も有ります。
　
　肝心のお味ですが・・・。う〰ん、こういうのをペペロンチーノって言う
んですよ♪。
　低温からゆっくり風味を絞られた大蒜と鷹の爪の証拠写真（笑）を添
付します。
　ブロッコリーの繊細なカットもベーコンと同じ理由でしょうね。鴨はス
モークされたような味でＧＯＯＤ！。
　麺、じゃないスパゲッティーの茹で加減も若干のアルデンテで申し分
ありません。

　デザートを見れまたビックリ！。ケーキの上の金色のスプリング状の
物体は鼈甲飴で、美味しく頂けますよ！。

　デザート付で￥１０５０という限られた予算の中で、客の身になって食
べる楽しさを精一杯引き出してくれているようで胸が熱くなります。

　久し振りに心が込められたランチを頂けました。

お見送りして頂いたシェフの笑顔！。忘れませんよ♪

こちらは再訪必至です。

ごちそうさまでした。