本当に『さようなら』なんでしょうか? : 光華楼 エマックス店

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3.5

~¥9991人
  • 料理・味3.6
  • サービス3.4
  • 雰囲気3.5
  • CP3.3
  • 酒・ドリンク-
2021/07訪問1回目

3.5

  • 料理・味3.6
  • サービス3.4
  • 雰囲気3.5
  • CP3.3
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

本当に『さようなら』なんでしょうか?

他のレビュアーさんも書かれていますが、同店『光華楼 エマックス店』さんは去る8月31日をもって100年以上の歴史に幕を閉じられたようです。

といっても、完全閉店なのか詳しくは存じ上げず、いつの日か復活されるかもしれませんが、兎にも角にも一旦、久留米の街から火が消えることだけは確かです。

なんたって1917年の創業、久留米初の中華料理店で、かつてはボーリング場や映画館、屋内スケート・リンクまで手がけてたっていうんだから、まさに『久留米の顔役』だったんでしょう。

ただ、ワタシが初めて六ツ門にあった本店に行った10年くらい前は、すでに斜陽気味で、なるほどそれから何ヶ月も経たないうちに閉店し、残るは同店『エマックス店』のみとなりました。

とはいえ、エマックスとは西鉄久留米駅直結の施設で、しかも改札口を出てすぐの一等地にあるから、まあ、家賃を除けば、久留米市民で知らない人はモグリ扱いされるほどの老舗なんで、やっていけると想ってたんですがね?

このエマックス店にしろ、1969年開店だそうですから、それだけでもう立派な老舗ですしね?

いや、単なる老舗だけじゃなく、あの長崎の『四海楼』さんや熊本の大平燕発祥の店『紅蘭亭』さんとは親戚筋にあたるそうです。

ですから、現在の久留米ちゃんぽんやチャーハンの祖と云われており、あの豚骨ラーメンの祖『南京千両』さんにも多大なる影響を与えたらしいです。

つまり、ワタシ個人が伺った理由は、閉店云々じゃなく、ただ単に、そんな元祖な久留米ちゃんぽんを今回の特集のためにレビューしたかったからで、ですから思い入れや感傷的になるはずもなく、まだ7月上旬だったからか、お知らせ自体も見ませんでしたしね。

同店、先払い制で、手書きの札を店内の従業員さんに渡すという昔ながらの懐かしいシステム。

前出の『長崎ちゃんめん 山口厚狭店』さんが先払いに変わったのは、むろん支払った時点で厨房に情報が伝わる、すなわちシステマティックだからですが、同店のは、たぶん昭和ならではの食い逃げ防止なんじゃないかと。

だって、お客さんにとっちゃ二度手間ですからね、せっかく先払いしたのにまた札を自ら渡さなきゃいけないの。

ってまあ、それもこれも100年以上の老舗ともなればグウの音も出ないわけで、そうしてホールの女性従業員さんが伝えたにも関わらず、またも注文を訊き直す厨房なども、まあ、システムどうのこうの以前の話なんでしょう。

『ちゃんぽん 800円』

ましてや値段も老舗価格ですが、それでも暖簾を畳まれるんだから、それもまた仕方ありません。

半分程度の客入りで提供まで10分以上かかりましたが、お店を出たら、すぐ改札口なんで文句なんかありません。

って、それらは半分ジョークですが、味の方はさすが老舗、まずはスープを口にするなり

〝ううむ、優しい味やね〟

と、ほんわかしちゃう柔軟性。

力強さはないものの、豚肩+鶏ガラか柔らかく、老若男女から好まれる味。

やや口汚く言うと『うまかっちゃん』みたいなミルキーさがあり、味自体がズンダレていて、締まりがないっちゃ締まりがない。

途中コショウを振って、やっと締まるような感じでしょうか?

でも、これこそ九州の味と言われれば返す言葉なぞ見つかりません。

野菜がたっぷり入ってるのもお客さん思いだし、シャキっとしていて歯応え豊かなのも、さすが老舗の手際良さ。

唐灰汁麺(とうあくめん)というらしい麺は、たっぷり汁を吸っており、ヤワっちゃヤワなんだけど、味自体がズンダレなんだから、ちょうど合ってる?

見た目からして山高く盛られ、多そうだったものの、器が上げ底だからそうでもなく、お隣りに座られた老淑女もちゃっかり頼まれてたようです。

まあ、全体的にはあっさり系に入り、イマイチ物足りないっちゃ物足りないんだけど、これまた老舗だし、しかも閉店されるとなっては、なんの関係もないワタシのような輩でも、さすがに惜しいと悔やまれました。

しっかし、もう本当に『さようなら』なんでしょうか?


● 個人的 食べログ 評価点・・・3.5

  • 光華楼 - ちゃんぽん   800円なり

    ちゃんぽん 800円なり

  • 光華楼 - 先払い制で、札を店内の従業員さんに渡す

    先払い制で、札を店内の従業員さんに渡す

  • 光華楼 - エマックスとは西鉄久留米駅直結の施設で

    エマックスとは西鉄久留米駅直結の施設で

  • 光華楼 - 同店 改札口を出てすぐの一等地にあります

    同店 改札口を出てすぐの一等地にあります

  • 光華楼 - まさに『久留米の顔役』だったんでしょう

    まさに『久留米の顔役』だったんでしょう

  • 光華楼 - 店頭を飾るサンプル品です

    店頭を飾るサンプル品です

  • 光華楼 - お値段以上の あの店は個人的にゃNG?

    お値段以上の あの店は個人的にゃNG?

  • 光華楼 - 持ち帰りも販売中!

    持ち帰りも販売中!

  • 光華楼 - 卓上の調味料などです

    卓上の調味料などです

  • 光華楼 - 山高く盛られ 多そうなものの 器は上げ底

    山高く盛られ 多そうなものの 器は上げ底

  • 光華楼 - 野菜がたっぷり入ってるのもお客さん思い

    野菜がたっぷり入ってるのもお客さん思い

  • 光華楼 - 唐灰汁麺(とうあくめん)はヤワっちゃヤワ

    唐灰汁麺(とうあくめん)はヤワっちゃヤワ

  • 光華楼 - 時間があったんで 食後に岩田屋の屋上へ

    時間があったんで 食後に岩田屋の屋上へ

  • 光華楼 - 岩田屋屋上から見た久留米の風景です ♡

    岩田屋屋上から見た久留米の風景です ♡

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店舗基本情報

店名
掲載保留 光華楼 エマックス店(コウカロウ)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル 中華料理、ちゃんぽん、ラーメン
住所

福岡県久留米市東町316-2 エマックスクルメ 2F

交通手段

西鉄天神大牟田線 西鉄久留米駅下車 北口改札口の前
エマックスグルメ二階 味のタウン内)

西鉄久留米駅から73m

営業時間
  • ■営業時間
    10:30~21:00

    ■定休日
    なし

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算

~¥999

~¥999

予算(口コミ集計)
~¥999 ~¥999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

サービス料・
チャージ

なし

席・設備

席数

40席

(テーブル席、カウンター席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

近隣に有料駐車場等あり

空間・設備

カウンター席あり、バリアフリー

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり

料理

健康・美容メニューあり

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

テイクアウト

お子様連れ

子供可

ドレスコード

なし

オープン日

1917年

備考

大正6年(1917年)創業の『光華楼』は、久留米中華料理の発祥の店。

「久留米ちゃんぽん」「久留米焼きめし」のルーツでもある。

初投稿者

喜一郎喜一郎(2025)

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