18ラーメン 上三緒店 : 18ラーメン 上三緒店

この日はGWの最終日。
とは言え、昨日から雨だし、今日は更に降るらしい。
なので出かけるのは少し億劫だけど、何も食べないのはなぁ・・と、地図を見てみる。
で、色々見てみるが日曜日なので店休日が多い。う〜ん、無いかなぁとアチコチ探っていたらここ 「18ラーメン上三潴店」がヒット。
以前地図上では見掛けていたけど、何となくチェーン店ぽく感じて詳しくは見ていなかったのだが・・。
で、どうなんだろう？と見てみたら・・・えっ！
近年のラーメン店としては有り得ない様な低価格のラーメンだった。
えぇ！今時こんなお店が有ったとは・・・。

と言う訳で俄然興味を持った。
営業と時間を確認して早速お出掛け。(^^;

場所は、国道201号線のバイパスと県道402号線が交わる所から南に少し下った左側。
結構あちこち行ってるけど、この道は通った事は無かったなぁ。
(後で気づいたけど、通った事は有った。(^^; 逆から来たので判らなかった)

外観は、瓦屋根の平屋で奥に長い造り。
外壁は黒で、瓦の黒色と合わせて、どちらかと言うとうどんぽい雰囲気。

入ってちょっと行った左側に券売機。
そのさきに4人掛けのテーブルが３つ、右側に4人掛けのテーブルが4つ。
中央右側が厨房で、その前がカウンター。

入店すると順番待ちのお客さんが5人。
えっ？日曜日のお昼時とは言えこんなにお客さんが多いんだ？
並んでいるお客さんは手に食券を持っていたので、先に買うべきかと券売機の前に行く。
定番の左上を見てみると、ラーメンが・・・なんと300円！！
大盛でも400円！！
レビューを見て低価格な事は承知していたけど、昨今の値上げラッシュを考えると多少は上がっているかと思っていたら、そのままだった！
それにしてもこの価格は・・？
10年前、いや15年前でもこれは中々有り得ない価格だと思う。
とは言え、ワンタン麺が評判良さそうだったので、それ500円をポチっ。(^^

券を持って列に並ぶが、すぐに呼ばれてカウンターの角に着席。

お店は、男性1人と女性2人、それともう1人女性か男性か最後まで判らなかった1人の4人で営業。(^^;
マスクをしていると中々判りにくい 。(^^;

待ってるいる間に次々とお客さんがやって来る。
まあ、この価格だったら人気が出ないはずは無く、おまけに隣のパチンコ店(廃業？)の駐車場がたっぷり有るので利用もし易い。

お客さんが多かったので10分程でワンタンメンの到着。
どんぶりは、一般的なラーメンどんぶり。
具は、ワンタン・ねぎ・チャーシュー。
スープは、明るい黄土色で、表面に少し油の層が見えるものの、全体にはさらっとした印象。
一口啜ってみると、どこか懐かしさを感じる豚骨スープ。(^^
豚骨度は高くは無いけど、味はしっかり出ているし、元ダレがベースのスープと良く馴染んでいて旨さに少し厚みをもたらしている。
後味にはほんのりとした甘味。
やはり昔懐かしい豚骨スープと言った印象。
味付けは穏やかで、舌に触る物は無くすんなりと喉を落ちて行く。
ややスープの温度が高く(個人的にで、一般的には丁度ぐらいなんだろうと思う)旨みの余韻が短く感じる。
もう少し温度が低かったら、より旨さが感じられたのではと思う。
麺は、細麺のストレート。
口当たりは"つ"で、表面の高めの圧が中心まで続き、クッと切れる。
スープは良く絡むし、麺自体の味も良くスープにも合っていた。
麺量も価格を考えれば十分な量。
ワンタンは4つ程 (だったかな？)。
少し厚みの有る皮で、口当たりは柔らかくツルンツルン。
餡の肉はニンニクと胡椒が効いていて、小振りで硬め。
もう少し大きくて柔らかで、ちょっと野菜でも入っていれば・・・と思うが、いやいやこの価格なんだからと思い直す。(^^;
チャーシューは、大きさ普通・厚さはちょい薄で、割と歯応えの残る物。
味は肉主体で、噛んでいった後の方で少し出てくる。

半分くらい食べた所で、初めのスープの旨さがグッと落ちて来た。
ん？と思うぐらいにはっきりと感じられなくなる。
旨みが表面的になり、厚みや奥行きが無くなってしまう。
これは多分、スープの熱さで私の舌が麻痺して来た為だと思う。
私には良く有る事。(^^;

う〜ん、これを補うには・・・と卓上を見てみる。
卓上には、ごま・ごま擦り器・胡椒・ラー油・紅生姜と有るが、ごまはちょっと力不足かな。
初めから入れていれば良い香り付けとなるけど、この時点で入れてもスープ自体に変化をもたらす力は無さそう。
とりあえず定番の胡椒を試してみる。
普段よりは少し多めに入れて混ぜて食べてみると、味はシャープになるけど深みを与えるまでは行かず、それならとラー油を試してみる。
良く混ぜてからレンゲに取ってちょっと味見。
ごま油の香りが良く効いている、割と好みなラー油。(^^
スープに入れて良く混ぜて一口。
ごま油の香りがスープ全体を覆って、味に変化が出る。
辛味も適度なので良い塩梅のスープになるし、温度も下がって食べ易くもなる。
でも、これだと本来のスープの味とは変わってしまうので、痛し痒しな所。
最後は紅生姜を入れてとも思ったけど、まあ、そこまでしなくてもとそのまま完食。(^^

それにしても、この価格でこの味・量とは驚くばかり。
令和の世にこんなラーメンが存在していたとは・・。

今回はワンタン麺にしたけど、多分普通のラーメンの方が一番コスパは良いかと思う。
＋100円で大盛もあるしね。

次回来るとしたら、普通のラーメンにして、麺はカタかバリカタにし、ラーメンが到着したらしばらくは麺を解しながらスープの温度を下げ、麺がヤワぐらいになった時に食べたら、私にとって最強のコスパラーメンになると思う。(^^