壱番亭 : 壱番亭

今回も、例によって地図で見つけたお店にやって来たのだが、お店の前まで来たら・・・閉店しましたの表示・・。(´ﾟдﾟ｀)
コロナの影響で・・・との事らしいが・・・。

仕方がないので、もう一軒見つけていた近くのお店へ行ってみるも、昼の営業時間終了間近。
夜の営業開始まで時間があるので、それまでに何処かで・・と周辺を検索したら、あっ？そうか？ここのお店が在った。

と言う事で向かったのが、今回の「壱番亭」。
前回来たのは3年前ぐらいだけど、その時はノーメモ時期だったのでレビューなし。
と言うか、もう3年も経ったのか・・・。
まだ2年も経っていない感覚だったのだけど・・。

場所は、県道27号線の「知古三丁目」交差点の近くで、何故か周辺に車関係の店舗が集中している所。(^^

外観は、横に長い平家の建物の一画で、隣は焼肉店。
色褪せた看板には「昭和59年創業」と書かれていた。
駐車場も共用なのか広い。

入って直ぐの左右と正面に大きな業務用の冷蔵・冷凍庫が有り、その間から客席へ、と言った変わった作り。(^^
中に入って左側が厨房で、その前がカウンター。
中央にテーブル席が６つ。
日曜日の午後3時頃。
先客は7人、後客3人。

空いている席へどうぞ、と言う事だったので1人だがテーブル席へ。
メニューは卓上に。
壁メニューには定食やセット物が多い。
何時もの様に普通のラーメンで良かったのだが、何故かこの時は心変わりをして、「一番ラーメン」700円を注文。
メニュー名からはどんなラーメンかは判らないけど、価格からして全部乗せ的な物かな、と思う。
麺の太さが選べる様で、普通・細麺・極細麺の中から普通を選択。

店内は、それ程古さは感じないが、そこはかとなく年期が染み付いた様な壁と天井の色合い。
ピンクのカウンターが昭和から平成初期ぐらいの雰囲気を醸し出しており、成程看板に偽り無しとニヤリ。(^^
神棚が備え付けられているのもポイントが高い。(^^

お店は、男性1人、女性2人の3人で営業。
マスク姿なので年齢は判りにくいけど40〜50代くらいかな？

5〜6分で一番ラーメンの到着。
どんぶりは、一般的な物だが心持ち小さ目な気もする。
具は、チャーシュー、温泉玉子、煮卵1/2、コーン、キクラゲ、もやし、板海苔で胡麻が少々掛けられていて、思った通り全部乗せ的な一杯。
スープは、明るめな黄土色でちょっとトロりとした粘度を感じる物。
良く見ると小さな背脂らしき物も有った。
一口啜ってみると、やはり僅かなトロみが有って舌に絡んでくる。
はっきりとした豚骨風味があり、角やネガな部分は無く、抵抗なく喉を落ちていく。
僅かに元ダレが前に出るが、全体としてのバランスは悪くない。
割りと味に慣れ易いタイプのスープかと思ったが、最後まで飽きずに飲む事ができた。
スープは、一般的な感覚からすると少し温めだけど、私には丁度の具合。
なので、熱さで旨味が蹴散らされる事も無く、素直にその味を感じさせてくれる。

麺は、普通で頼んだけれど、持ち上げて見ると私の感覚では細麺、それもやや細目のタイプに思える。
これが極細麺だったらどんな麺が出てくるのかと思ったくらい。
口当たりは"つっ"としていて、ザラツキなどは無いけれど、口に含むと少し摩擦感として感じるもので、ちょっとゴワっとした触感。
表面から高めな圧が有り、噛んだと思ったらすぐにクツつと切れる。
束ねて噛むとクツクツクツクツと連続して切れる様な歯応え。
口の中で繊維が切れて行く感じ。
こう言った麺も悪くないけど、麺が選べるのなら中麺の選択肢も有って良いかなと思う。
チャーシューは、大きさ小、厚さやや薄。
箸で持ち上げるだけで崩れる様な柔さで、味はタレ主体。
コーンは、一つ一つ箸で摘んで食べるのも面倒なのでレンゲでスープと一緒に掬って食べたら・・・熱っ！・・・。(^^;
スープが熱かった。
明らかに初めに掬ったスープより熱い。
炒めて熱くなったコーンを最後に乗せられたので、その部分のスープだけ熱くなったのだろうか？
コーン自体は極普通で、その他の具材もまあそのものの味で特に特徴はないかな。
でも、この価格でこの具材の量だからCPは良いかと思う。

という事で、満足してお店を後に。(^^

その後、先程のお店へ戻るつもりだったのだけど、まだ夜営業開始までは時間が有ったので買い物をして時間を潰す。
・・でもまだ時間が余った。(^^;
待っても良かったのだけど、何となく・・もう良いか・・と言った気分になってしまったので、そのままお帰りしました。(^^;