北九で有名なフルーツ専門店のサンド : モーン 総本店

「ヰタキューでフルーツといえば？」

となると、

「モーンかなあ？」

と、徐々に浸透してきた感のある同店『モーン 総本店』からなる『Fruits Factory Mooon』さん、むろん果物の詰め合わせだけじゃなく、パルフェやタルト、ケーキは勿論のことジャムやシェイクなど、フルーツに関する代表的な品なら、ほぼ取り扱わられてると想います。

門司本店の他、同市内に門司港レトロ店や大手町店、リバー・ウォーク店やジ・アウトレット店などがあります。

元々『いかど』さんという街の果物屋さんでしたが、昨今の若者の果物離れを防ぐために10年ぐらい前にオープンされ、これが大当たり、次々と支店を構えられて今に至るそうです。

そんな経緯からして前出した佐賀市の『フルーツガーデン シン・サン』さんに似てますが、だからか同じくパフェ（パルフェ）は結構人気があるよう。

伺った当日も既に17時近かったのに、まだ沢山の方がイートインでパルフェなど楽しんでらっしゃいました。

場所は国道３号線沿い、専用駐車場はお店の前に数台と、裏道好きな方ならご存知な鹿児島本線を潜って通り抜けられるトンネルへ行く一方通行の市道に入った角地、月極Ｐ内にも間借りをされてるんでどうにかなるでしょう。

上記のように伺ったのは17時近くと、かなり遅い時間帯でしたが、まだ沢山のお客様がおられ、レジ待ちができるほどの盛況ぶり。

さすが人気店だけあります。

だからか、お目当てが見つからない。

「すいません、フルーツ・サンドってもう無いんですか？」

ですから、近くにいた若い女性従業員さんに訊くと、

「店頭に無ければ有りませんね」

と、なんだか冷たい返答。

ってまあ、時間が時間だから無いのは仕方ないし、いちいち在庫を把握するのも不可能だろうけど、その答えなら訊いた方が馬鹿みたいだし、無けりゃ無いって、答えとしちゃ余りにも人情が無さすぎる。

》 すいません、切らしちゃってて

そこまで謝られるほどのことでもないし、そうされたとしても恐縮するだけだけど、それで訊いた方も恐縮するというのが、まあ、日本人同士の会話としちゃ成立するような気もするんで、そんな返答を求めてた自分自身も情けなくなっちゃいましたね。

とはいえ、そう言われちゃ致し方ないんで、なんも買わずに帰ろうとしたら

〝あっ！ って、あるやん⤵︎〟

と、よく見たらショーケースの端っこに１個だけ残ってた。

〝でもなあ、一個だけじゃなあ？？〟

しかしながら、たった１個で評価するのは憚られるものの、よく見てみたら

〝ゲっ！ ワンコイン以上もすんの？ じゃあ、１個でもいいか〟

と値段を見るなり、すぐ考えを改めるセコビッチなワタシでした。

ちなみに、ちょうどワタシでレジ待ちが途切れたんで、念のため今度は若い男性従業員さんにフルーツ・サンドは無いのか訊いてみたら、

「すいません、あるだけになるんですよ」

と、内容的には先の女性従業員さんと変わらぬ返答ながら、さすがに最初に謝意から入られたんで、こちらとしても首肯けました。

そうした、ちょっとした言葉が有るか無いかで、受け取る側の気持ちも違うのが日本語だから、謝りすぎと言われようが挨拶のごとく言っておいた方が無難かもしれません。

「保冷剤、お付けしましょうか？」

しかも、その男性従業員さん、たった１個の購入なのに、そう言ってくれたんで、こちらもお願いしたら、ご丁寧に保冷剤だけじゃなく、写真のような立派な箱にまで入れてくれ、なんだか逆に恐縮しちゃいました。

① フルーツサンド ￥529

写真のようにポップの価格表示は480円と税抜きですが、実際はワンコイン以上で、まあ、最近なら当たり前かもしれませんが、ボンビーなワタシには中々のお値段設定。

「ああっ！ でも、ご立派 ♡」

もっとも口に含むなり、さすが専門店だけあり、やはりフルーツは秀逸！

というか、この手の専門店って使い方を熟知してるから、フルーツの良さが引き出されてるような気も？

入ってるのはパイン、ブドウ、キウイにオレンジ、それにリンゴの切れ端？

キウイもオレンジも甘味＆酸味とも、そこまで感じられなかったから、

〝どうなっとんねん ⁉︎〟

ってなるかもしれないけど、その辺を補って余りあるぐらい他のフルーツが美味い ♡

中でもブドウは相当な甘味で、懐かしの巨峰か、糖度計はないから定かじゃないけど、絶対20度以上はあるはず。

パインも甘く、中々ジューシーだし、その割に後を引き摺りません。

且つ、リンゴの切れ端が入ってる理由も何となく首肯け、程良い酸味で全体のモタつきを抑えると共に、シャリシャリした歯応えがアクセントを与え、食べ飽きさせないようになってような感じなんです。

そんな小技がいかにも専門店らしく、ですからサンド自体の造りも考えられてて、パンの切り方にしろ厚くもなく薄くもなく、ちょうどしっくり来ますし、生クリームの甘さもクドくない。

ですから、問題があるとしたら客対応とお値段なんでしょうが、前者は男性従業員さんでトントンになったのかもしれないし、後者は幾ら専門店だからといって元々フルーツって高価なものだから、ボンビーなワタシが思ってるだけで、ワンコイン以上するのは常識なのかもしれませんね？

ってなことで、金銭に余裕のある方は問題ないでしょうし、フルーツの詰め合わせなどと共にちょっとした手土産にもなるでしょう。


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