素材と技術のあくなき追求◆エス小林 : エス小林

福岡県北九州市八幡西区光貞台1丁目2-2 本城西団地内、エス小林。
2014年6月7日オープンのフレンチ。
その道一筋の店主の技術と拘りぬいた素材の店。
お手頃なコースからの用意があり、ビストロ的に楽しめる。
JR本城駅徒歩14分。カウンター席1組・テーブル席4組・個室1組。
予約可。禁煙。駐車場あり。
ランチコース3300円(税込)～ ディナーコース5500円(税込)～
営業時間12:00〜14:30(L.O.13:30)、18:00〜22:00(L.O.21:00)。定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にミシュランプレートで掲載あり。
(HP) https://www.s-kobayashi.net/

最近は、家で作れる時は家で。時間をかけて楽しむ外食は、回数少なめに限られた店で。
と決めていますが、作る食べる片づけるそれから解放されたい休日のある日。
この日は、こだわり素材で手間のかかったものが食べたい、出来たらワインと…
リラックスを求め、思い出したのがこちら。
当日予約で昼間に電話を入れました。
出られたのは店主・小林さん。予約出来て、時間になりましたので店へ。
店の正面に車が停められます。
ガラス張りの表からは中が良く見えます。
広い店内、もともとテーブルの距離はある店ですが、プラス感染症対策がされてます。
こちらの店は、席をはなれる時はマスク着用をお願いされていました。

ディナーはコースと、アラカルトもあります。
予約したのは、シェフお任せ特別コース。
アレルギーのみ教えてくださいというものです。
飲物は1冊のメニューから。
グラスワインは700円～
ソフトドリンクも、ストレートジュースなどの質の良いものが500円～
シャンパーニュを先ずは1本。

◆ピエール・ペルテス・ブラン・ド・ブラン グランクリュ 13200円(税込)
シャルドネ100％の辛口シャンパーニュ。リザーヴワインを50％使用した贅沢なキュヴェ。
RMシャンパーニュNO.1の座を争う名手、ピエール・ペテルス。
デュセール・ジェルベで、クリュッグ、ボランジェ、ドン・ペリニヨンに並ぶ5ツ星の最高ドメーヌの格付け。
シトラスや青りんごのフレッシュな果実味。
塩気が感じられるようなミネラル。
シャルドネの多彩な表情が堪能できるシャンパーニュ。

◆シェフお任せ特別コース 13200円(税込)
・季節のいちごのリゾット
・田川のアスパラのババロア、萩の海胆ぞえ
・ヤリイカのパリ風イカスミソース
・日向ポークのしゃぶしゃぶと田川のアスパラのソテーぞえサラダ、富山のホタルイカ
・1本釣りの天然桜鯛と帆立貝柱のポワレ、三重県産の極上アサリのシャンパン蒸しぞえ
・田川赤村の黒毛和牛ハラミ低温ロースト、ジャポネソース
・北海道ミルクと黒糖醤油のババロア、ブラウニーぞえ

献立はなく、フロア担当の女性が都度料理の説明をしてくれます。
上記コース内容は、聞き取りです。
カトラリーはビストロのように、フォーク・ナイフと箸が右側に置かれています。
あら。ペルスヴァルではないですか。
世界中のグランメゾンが、テーブルに並べ初めている新進気鋭のナイフ会社ですね。
スプーンを出される料理もあり、それは都度用意されます。

彩の良い、いちごのリゾットから。
生ハムがそえられて、この塩気で良いバランス。美味しい。
萩の海胆たっぷりのアスパラのババロア。こちらもスプーンが用意されて。
どちらも口どけよく鼻に抜ける香りも最高。
食事中、自家製パンが出されるのですが、美味しくておかわりが続きます。
スタッフさんに、コースは量があるので、ご注意下さいね…
と言われても止まりません。
ヤリイカの一皿、イカスミソースが美味しくてパンにつけて食べちゃう。
サラダ的な一皿、日向ポークのしゃぶしゃぶの下にはラ・フランスやチーズが潜んでいます。
ああ、もうワインを飲んでと言わんばかり…
天然桜鯛と帆立貝柱のポワレの一皿、本日のメインは肉料理ではなくこれ！
三重県産の極上アサリが、ぷりっぷりで何て美味しいの。
アサリの旨味が溶けこんだシャンパンクリームソースが美味しくて。
これをパンにつけて完食。パンが止まらない。
次は肉だろうと、赤のボトルを。

◆シャトーマルテ レゼルブ・ド・ファミーユ 2016(仏) <メルロー> 11000円(税込)
ボルドー産の赤ワイン。ミディアムボディ。
家族の特別なワインという意味を持つ赤ワイン。
強い凝縮感。プラムやブラックベリーなど黒果実のアロマがたっぷり。
モカやチェコレート、バニラのニュアンスが絡み合い、リッチで重厚なボディ。
クリーミーで濃密、品の良さを感じさせる優良なワイン。

ハラミ低温ローストもとっても美味しいのですが、メインの方が印象が強いです。
お肉の下には、さつまいもが潜んでます。
パンを食べ過ぎましたね～　お腹いっぱい！
でも完食ですよ(o^-')b
ゆっくりと赤ワインを飲みあげて。

食後の飲物は選べます。
北野坂の珈琲にしました。
用意されるお砂糖は、ベルドシュクルという贅沢さ。
店内で少し売られています。
香りの紅茶も置かれていたので、そちらが気になり購入しました。

コースに戻ります。
デザートは器も印象的！
陶器に漆を20回くらい塗ったものらしいのですが、質感が面白い。
こんな楽しみも良いものですよね。外に出た甲斐があります。
北海道ミルクと黒糖醤油のババロアはふるふる食感。甘すぎず良い。
小菓子的にソーサーにはブラウニー。
挽きたてのフレッシュな珈琲は後味も良く、久しぶりのフレンチに満足。
BGMが1980年代くらいのJ-POPだったので懐かしく楽しめ、結果この日は貸切空間でした。

外観は厳つめの小林シェフ。
職人的で真摯です。
カウンター内の厨房とテーブル席は距離があり、フロアスタッフさんから客の意見を聞き対応されてます。
本日は、ほぼ直接話せませんでしたが、店の外まで見送ってくれまして。
現在、第1日曜日のお昼に「小林会」なるものをされてるみたいなんですよね。
興味津々です。

福岡県北九州市八幡西区光貞台1丁目2-2 本城西団地内、エス小林。
2014年6月7日オープンのフレンチ店。
その道一筋の店主が拘りぬいた素材と技術が楽しめる。
拘りに相反し、お手軽なコースも用意されているのが嬉しい。
(HPメニュー) https://www.s-kobayashi.net/menu/
JR本城駅徒歩14分。30席(カウンター席・テーブル席・個室フロア)。
予約可。禁煙。夜はカード可、昼はカード不可。駐車場あり。子供の利用は小学生以上。
営業時間11:30〜15:00(L.O.14:00)、18:00〜23:00(L.O.22:00)。
定休、月曜＆火曜の昼、他月1日。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にミシュランプレートで掲載あり。

先ずは、本年のミシュラン掲載おめでとうございます。
北九州のフレンチ店掲載は全部で7軒。その1軒です。
外見は豪快な小林さんですが、料理への取組みは繊細。
ガラス越しに見通せる店内はカウンター席でなければ、シェフとの距離は遠めな広さ。
クラシックなどのBGMがかかる空間です。
初投稿から5年が経ってます。
その間も利用しているのですが中々レビューが出来ていなくて。
今年最初の冬利用が今の季節に一番近いのでその時のものを。

その日、ご近所の仲良しレビュアーさんとワインを楽しむ食事をしたくこちらに。
席予約しての訪問、フロアのテーブル席へ通されました。
カトラリーはカジュアルでクロス利用なし、お箸もあり広い層向き。
カウンター内の厨房にシェフ、女性がお一人フロアを担当。
アラカルトもあるお店ですが、この日は3種のコースから一番贅沢なコースを。
ワインはリストを見せて貰いながら、シェフと相談して。

◆Dîner ー夜のお食事ー 7000円
(フォアグラのステーキ含むおまかせの6品・パン・デザート・コーヒー・小菓子)

・自家製パンのチャバタ…盛って出されておかわり自由。何もつけずにいただきます。
・山口 安岡のブロッコリー…自家製のアンチョビマヨネーズで。
・長崎 小長井の牡蠣のオーブン焼き、広島 安芸の牡蠣のテリーヌ…牡蠣の産地が2つと面白い。
・フランス ランド産 フォアグラのステーキ…添えられた洋梨の女王ラフランスの甘味が合う！
・三種の人参のポタージュ…自家菜園無農薬のイエローキャロット・金時人参・五寸を利用。
・鰆のティエド…蕪のブールブランソース、鰆は藍島の4kg、帆立と白菜も良い。
・フランス ブリュターニュ産 洋鴨の低温ロースト…ソースブラウン、安納芋・紅はるか、香草パン粉。
・もち麦入りバジルクリームリゾット

お酒好きの食事、気づいたら泡2本と赤をグラスでのつもりが…　赤も1本！
チーズをすすめられて、少し出して貰いました。
シェフが20年の付き合いがある、長野県 清水牧場のチーズ 1500円。
ウォッシュタイプの、山のチーズと森のチーズ。
長期熟成硬質チーズのバッカス。
清水牧場のHPにてご紹介を。 http://www.avis.ne.jp/~svarasa/

食後のお茶にも拘り。メニュー貼ってます(^^
・デザート…カスタードプリン。シェフが年に2～3回しか作らないとのことで歓喜！
・コーヒー…よつば珈琲のスペシャリティ、ベル・ド・シュクルの砂糖。
・小菓子…クッキーと金柑のブラウニーと生チョコ。新年なので特別にと。

コース価格＜お酒価格　となってしまった夜。
お酒好きだとありがちな構図。
不経済なんですが、美味しかった。何より幸せ♡
次はソムリエ厳選ワインSetをお願いしよう。

フォンをひく技術など古典的で、さすがこの道30年近くのシェフだと思えます。
前衛的な魅せ方より、フレンチを美味しく食べよう！と語ってくれてるような料理です。

北九州市八幡西区光貞台1丁目2番2号棟、エス小林。
2014年6月7日オープンのフレンチレストラン。
食材に拘るシェフの料理がいただけます。
ランチコースは、1800円、3800円(税別)。ディナーコースは、3800円、5300円(税別)。
3日前までの要予約で2名以上ですが、8000円、12000円(税別)のコースあり。
営業時間11:30～15:30(L.O.14:30)、17:30～23:00(L.O.22:00)。定休日、月曜。

黒崎の豊のはなれで、店主との話題で上がったお店です。
「市場でも有名な食材馬鹿。今から、この店は混みますよ。」
ですって。そう聞いたら、行きますよね(笑

予約して訪問。
電話に出られたのは店主。朴直なイメージです。
事前予約は、予算の打ち合わせも出来るとか。5300円のコースをお願いしました。
お店は分かりやすい場所です。駐車場もあり。
表の面が一面ガラス張り。
ビルの内装を効率よく素敵に仕上げてありました。
まだ店内には花があり、オープンから間もないことが分かります。
カウンター席と、ゆっくりした間隔でテーブル席。壁を隔てて奥にもテーブル席。
ＢＧＭは静かなジャズ。
店主のシェフと奥様の二人で切り盛りされてました。

コースを予約済み。
生ビールとスパークリングワインのフルボトルをメニューからチョイス。
メニュー・献立はありません。後は、おまかせを楽しみます。

◆ディナーコース5300円
ガーリックトーストと自家製パン(チャバタ)が出てきます。
パンは奥様が焼かれるそうです。
小麦粉は北海道産のキタノカオリを使用。お塩は天日塩のカンホアの塩を使ってるそうです。
表面はカリッとして中はもっちり。アツアツが美味しい。パンはおかわり出来ます。

・一本釣りイサキ(山口産)カルパッチョ風
・黒毛和牛ハツの炙り
・牛蒡のポタージュ
・イトヨリのサラダ
・黒毛和牛ほほ肉の赤ワイン煮
・デザート
・コーヒー

一皿目のカルパッチョ風は、スパークリングワインの注文が入った時点で、シェフがメニュー変更したもの。
ワインに合う前菜に仕上がってました。
イサキに胡瓜や白桃を合わせて。爽やかな一皿。
和牛のハツは炙りですがレア感強いです。食感も味も良い。振ってあるのはパルメザンチーズ。
ポタージュは濃厚。贅沢な魚介。スプーンには最初からホタテがオン。
四国徳島の一粒牡蠣が入っていて、美味しかった。
サラダもイトヨリが主役の贅沢さ。
ほほ肉は、結構大きなブロックで、トロントロンの仕上がりです。
下に敷かれた夏野菜が合わせていただくと美味しい。粒マスタードも良い仕事しています。
ここで赤ワインのグラスを。
スペインワインのオーガニック。
冷やされていて、これが丁度良い感じ。
フロア担当の奥様に、詳しく聞きこんだらシェフが説明に来てくれました。
癖があるので、冷やされることで旨くなるらしく、この温度だとか。
デザートは二人だと二種出ました。
ヨーグルトミルクのババロア、無農薬のパッションフルーツ。コーヒーケーキに、バナナと生クリームとラムレーズン。
食後のドリンクはコーヒーをいただきましたが、他のものにも出来るとのこと。

平日の夜でしたが、フロアのテーブル席が大半埋まってました。
なるほど、価格とのバランスでは、お得感のある食材。
混みますよ、も分かりますね。

お店のブログは奥様が担当されてます。
9月6日(土)7日(日)の二日間、お昼の限定メニューで、パン・キャフェ・ミエル・カヌレの会(1800円・税込)をされるとか。
6日のデザートはＤｅｂｏｒａｈのカヌレらしいのですよ！
行きたい！でも仕事で無理！！
またイベントしてください♫