ここが元祖！北九州ラーメンの歴史を語るなら食わずにどうする！？ : 珍竜軒 総本店

【2009年12月】
再訪問でごんす。
苅田の「一蔵」の大将が、「珍竜軒」初代大将の話を楽しげにするものだから、食いたくなっちゃったｗｗ
　
すると以前はなかったメニューの札に、屋号の由来が書いてあった。
ほほぅ･･･屋台時代はチンチンラーメンって名前だったのか、それが今や北九州に多くの支店を構えるビッグなチンチン･･･じゃなかった、「珍竜軒」に成長を遂げたワケですね。
一皮向けたなぁチンチンラーメン！(*ﾟ∀ﾟ)
　
　
･･･え？
恣意的な下ネタを感じる？
　
き･・気のせいですよｗｗヤダなぁもうｗｗｗｗ
　　
　
で、
今回久し振りにニンニク入れてみたｗｗ
結論から言うと、俺はニンニク抜きを推奨する。
　
理由①多重的な深みのある味が、ニンニクの味で纏められる。
　　これはニンニクの味が強いので、やわらかでマイルドな味が売りのスープが、一気に強いニンニクの味に
　　引っ張られてしまい、余韻や後口の部分で”ニンニク抜き”に引けをとってしまうからだ。
　
理由②ニンニクは後からでも入れられる。
　　盲点だった･･･＿|￣|○
　　これで十分なんだねｗｗ デフォで入れられると調整が利かないワケだｗｗ
　
理由③スープの出来を判別し難い
　　ニンニクで誤魔化される部分があるので、元のスープがよく分らん。
　
嫁が食ってた”抜き”を食うとホッとする。
ニンニク入りの美味さもあるが、入れない方が俺は断然好みだった。
　
そう言えば珍しく２代目が店に居ましたね。
売上げの計算をしてましたｗｗ
　
　
米
　
　
米
　
　
【2009年5月】
ラーメンレビューの記念すべき１００軒目をどこにしようか迷ってて、よく考えたらこの超有名店を書き忘れていました。これは持ってこいの店です！
んで、早速訪問！
　
俺が行きましたよｗｗ
　
　　
｢珍竜軒｣
北九州では１，２を争う程有名なラーメン屋である。
俺から言わせれば、｢珍竜軒を食わずして、北九州ラーメンを語るべからず！｣と敬意を込めて言いたい。
北九州のラーメン史にその名を刻み、ひとつの流派を生んだ偉大なる店。
現在２００９年５月で創業から４１年を数える老舗で、現在は３代目の若大将が作る。
親父さんは、現在展開中のＦＣ支店の味を見ているそうだ。
　
北九州ラーメンの系統分けには欠かせない、”珍竜軒系統”と言う味の系統が存在し、
｢珍楽｣（小倉南区石田)
｢大福ラーメン｣
｢一番星｣「春夏秋冬」等がその代表格。
八幡東の｢珍楽｣が一番美味かったが閉店･･･悔しいです！
　
それらの味のパイオニアは、ここ珍竜軒本店の味と言って過言ではない。
昔暖簾分けして、今は別々の道を歩み始め、交流もない店もありますが、味の血筋は連綿と受け継がれておりますねｗｗ
　
　
スッキリアッサリとしていながら、確かな豚骨の味を伝え、且つ優しい柔和な味わいに仕上げられた独自の豚骨ラーメン。
定石では、アッサリした豚骨ラーメンには”インパクト”がないのだが、このラーメンには強烈な衝撃がある！
なんだこれは！？これが豚骨ラーメンか！？(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
初めて食うとそう思うことだろう。
　
クリーミーで滑らかな舌触りのスープは、飲み易く、そして誰にでも美味いと言わせる絶妙な旨味と多重的な味わい。加えて深いコクを併せ持っている。
来るものを拒まない味！
それが珍竜軒系統の味の強みである。
　
白濁した色は、豚骨＋野菜＋ミルクにて仕上げられているからと噂されています。
なので臭みやクセやエグミは一切無し！
どんなに抑えても豚骨の臭いやクセは多少残り、それが豚骨ラーメンらしさを物語るのですが、このラーメンはその常識が通用しない。
｢じゃぁ豚骨ラーメンらしくないのか？｣
と問われたら、
｢いえ、しっかり豚骨ラーメンなのです！！（・∀・）人（・∀・）｣
と答えます。
矛盾するようだが矛盾しない。
この二律背反を紡ぎ出す味は、食って見なきゃ分らない！
これは他県でも他市でもない、北九州唯一の豚骨ラーメンの味である。
故に北九州を代表するラーメンの代表として間違いはないのである！(｀･ω･´)
　
麺はモチモチした食感の中麺(２ｍｍ～２．５ｍｍ)
硬麺にする必要はない。
逆に硬麺にすると、麺のモチモチ感と、スープを持ち上げる力が損なわれます。
中麺なので茹で時間が少々かかりますが、ここは我慢の子。
デフォルトで頼みましょうｗｗ
　
トッピングは太目のもやしと厚めの薄味チャーシュー。
もやしは水気が出易く、水っぽくなってることがある。
チャーシューの味付けは薄く、肉の味が強く反映されます。好き嫌いあると思いますよ。
　
標準でこしょうとゴマと青ネギが振られます。
これが珍竜軒系統の味の基本形態なので、どれか一つでも抜くべからず。
　
　
珍竜軒では、ニンニクを入れるかどうか聞かれます。
入れたら味とコクがより引き立ちます。
その代わり結構入れるようで、口臭に注意ｗｗｗキテますよｗｗｗ
　
また、替玉はありません。
このスープは水気を極端に嫌いますので、大盛りで行きましょう。
　
　
それと、味のブレがあります。これ昔からｗｗ
濃い時はそりゃぁもう最高(ﾟдﾟ)ｳﾏｰラーメンです。単体評価４．５です。
薄い時は残念。
外れの日ｗｗｗ その時は単体評価３．５～３くらいｗｗ
　
　
最後に赤唐辛子味噌。
少し酸味が強く、辛さもあるので、レンゲに少量取ってから少しずつ溶かすようにしましょう。
味が丸っきり変わりますが、これは完全に好みの問題。
入れた後は味がシャープになりますが、柔かさを失う諸刃の剣ｗｗ素人にはお勧めできない。
入れる前も十分に美味いので、そのスープに満足してから試しに入れるといいでしょう。
　
　
何だかんだで、他県の人でも、女性でも、安心して紹介できる店ってのはありがたい。
確実に北九州の味を堪能してもらえる店。
　
これからも末永く宜しくお願い致します。（・∀・）人（・∀・）