味、コスパ、ロケーション、全て良し…今日も全員腹パンになりました　(^O^)／ : 山灯家

他の口コミにて記載しておりました通り、今日はお義母さん主催、娘の合格と就職確定祝いです。お義母さんが趣味の集まりでよく利用しておられます、「山灯家」さんに予約して、お邪魔いたしました。

顔触れは、お義母さん、私、嫁さん、娘、そしてわざわざ平日にも関わらず北九州から息子と彼女も来てくれまして、全員集合の６名。
主催者の奢りですから、お財布の心配はありません。

食べて、呑むぞ〜！

前回お邪魔した時は日が短く、着いた時には真っ暗でしたが、今日は明るいので景色も良く分かります。
改めて見回すと、なかなか味があるロケーションです。開始まで時間があるもので、１人で辺りを散策したり、お店の入り口で集合写真を撮ったり…

お店に入ると、「お帰りなさい〜」と声が掛かります。もしかして、「ただいま」って言えばタダになるのか？
「お願いしま〜す」と返しつつ、促された席に座ります。囲炉裏の掘り炬燵式、膝が悪い私にはありがたい…

それぞれの飲み物を注文しまして、お願いしていたコース料理「古里物語」がスタートいたします。
飲み物と同時にお造りと小鉢が提供されまして…乾杯！
前回も感心したんですが、このお造りが馬鹿に出来ない。甘味がしっかり引き出されてしっとりしており、かつ臭みが全く感じられません。嫁さんもしっかり味わっております。

今回のサラダは春巻きの皮を揚げたものが合わせてありまして、混ぜ合わせていただくもの。何しろ１人前が多いし旨い。

佐賀牛と古処鶏を炭火で焼きつつ、しっかり堪能いたします。これもしっかり柔らかく、旨味の塊です。
お義母さんの顔見知り、年配の店員さんのお話しでは、板前さんが２名で分担されているとのこと。味を最大限に引き出す工夫をそれぞれにお持ちなんでしょう。

お肉が半分に達したところで、鍋が提供されまして…４人が肉をギブアップ、鍋に移行します。私と息子で残りのお肉をいただくハメになりました。
もう年寄りなのに…昔なら１ｋｇくらい喰えたんですけどねぇ。

めいめいで話しに花が咲きまして、宴は進みます。しみじみ感じますねぇ、無事に合格してくれて良かったなぁと。

全てを平らげた時に、「おじやは何人前で作るね？」と聞かれます。前回、これで失敗しましたので、控えめに「２人前で」と返しましたら、「６人で２人前は少なかろうもん…４人前にしとこうか？」…「いや、２人前で大丈夫です」
危ない危ない…

これがまたしっかり入ってるんです。「本当に２人前？」というくらい。そして存在を忘れていたデザートが出る。
女性は「お腹いっぱい！」とか言いつつ、別腹に収めることが可能でしょうけど、男性、少なくとも私には別腹というものがございませんでね…

キャッキャ言いながら食べている４人、黙々と食べる奴２人。
もう、お腹と精神力の限界に達しました…

大変美味しゅうございました。
ご馳走様でした。

半年以上かかった、義実家の古家の処分…良く良く考えましたら、今から２５年くらい前に、まだ存命だったお義祖父ちゃんとお義祖母ちゃんに持ちかけて以来のお話です。

当時から「倒壊危険家屋（当時はそんな言葉ありませんでしたけど）」だったんです。
昨秋、お義父さんが亡くなりまして、それから説得、処分方法検討などを経ましたから、実質１年ですねぇ。
感慨深い…

お義母さんから、「お礼に食事をしたい」と持ちかけられまして、私としてはそんなつもりは無かったんですが、お言葉に甘えることとしました。

このお店はお義母さんの行きつけらしい…この場所にお店があることは知っておりましたが、それ以外の情報は皆無。食べログ見ても、良く分からない。
取り敢えず６人（お義母さん、私、嫁さん、息子と彼女、娘）で予約を入れると、「メニューはどうしますか？」と言われます。

どうやらコースしか無いらしい…中身が分からん。
「鶏のコースと牛のコース、鶏と牛のコースがあります」って言われても。
「いつもお世話になっている◯◯なんですが…」って答えますと、「なら、いつも鶏と牛を注文なさっています。それにしときましょう。」

焼きだけでなく、鍋もあるとか…食べ切れるんでしょうか？　かなり心配。

１８時３０分にお店に到着しますが、道が分かり辛いです。夜間だと尚更。ナビ無しでは到達できないでしょう。

外観やロケーションが素晴らしい…趣が良い。

囲炉裏テーブルに掘り炬燵式、窓から見える景色も良い。こんな身近にこんなお店、知らんかった〜…恥ずかしくなる。

飲み物は別料金、コースは
サラダ、小鉢、お造り
佐賀牛と古処鶏？の炭火焼き
天ぷら、野菜とキノコの鍋
デザート（信玄餅）

という感じで１人前４０００円。鶏のコースは３５００円、牛のコースは４５００円とのこと。
コースのメニューは探しても見当たりませんでした。

手元に用意されたメニューは飲み物ばかり。焼酎と日本酒が充実しております。

やはり牛と鶏が素晴らしかった。途中で食べられなくなる者が続出しまして、息子と私で食べてしまいましたが、非常に旨かったです。

鶏は「本当に古処鶏か？」って疑うくらい（言うてもお店の方から確認していません、お義母さん曰くです）柔らかく漬け込んでありました。
弾力はあるのに柔らかい、どうやったかを聴きたくなるレベルです。

牛は佐賀牛（これも同じ）、多分冷凍を経てないんじゃなかろうか？　柔らかくて甘くて旨い。
共に炭火なもんで、がっつり旨くなる。焼き手も上手いし… (￣∀￣)

店内は満席、結構人気があるようです。でも、知らなかった…恥ずかしい。

肉は喰えないが鍋は入る、という女性に多い現象など垣間見まして、あっさりした醤油ベースの「馬鹿でかい（失礼！）」鶏鍋も堪能し…〆のおじやを食べてから。

おしゃべりとアルコールで胃拡張になった私、追加で息子と共にタマネギとシシ肉をいただきます。
あぁ、昨日のモツ鍋が醤油ベースであったなら…

シシ肉、処理が素晴らしく、全く臭みがない。味は濃いけど脂はあっさり、非常に旨かった。

最後に信玄餅をいただきまして、終了でございます。

話に夢中で長居しました。常連のお義母さんのおかげで追い出されることもなく。

お義母さん、散財させてすみません　m(_ _)m

ご馳走様でした。