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さすが博多 千代の裏通りで出会った400円のごぼう天そばに感動
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あてるい
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
いさみそば
|
|---|---|
| ジャンル | そば、うどん、ちゃんぽん |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR鹿児島本線吉塚駅より徒歩約10分 千代県庁口駅から429m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 席数 |
17席 （カウンター5席、4人テーブル席×3 他に、奥に小上がり座敷席あり。） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
分煙 12:00〜13:00は禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| 備考 |
出前あり |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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初訪問の数日後、妙見交差点で信号待ちしていたら、バイクに乗ったおじいちゃんが吉塚通りのJRガード下方向からパピヨン通り方向に走り抜けて行きました。このお店のおじいちゃん、暑い中を毎日出前で頑張ってるんですね。思わず応援したくなっちゃいました。頑張れ、「いさみ」のおじいちゃん！
[2015年6月初訪問]
吉塚の妙見交差点からパピヨン通りではなく千代森神社の方に斜めに入っていく裏通りがあります。いや、裏通りといっても大型車同士が悠々とすれ違えるくらいの道幅なので、おそらくパピヨン通りが整備される前はこちらが千代の表通りだったのかもしれません。歩いていくと道沿いにはポツリポツリと年季の入った個人営業のクリーニング屋さんや昔ながらの銭湯などがあり、千代の古い町並みの名残りが感じられます。
そうこうしているうちに右側に「お食事処 いさみ」という古ぼけた看板が見えてきました。つい最近、先輩レビュアーさんの口コミ投稿で知ったこちらのお店に初訪問です。
お店に入ると、正面のカウンター席の中央にご近所風のラフな格好のお兄さんが一人、新聞を広げてどっかりと腰を下ろしています。左側の厨房にはおばちゃんが一人。くつろいでいるお兄さんの隣に腰掛けるのも気が引けたので、おばちゃんの了解をもらって右側のテーブル席に座ることにしました。
出入口に向かって座ったところ、正面の出入口脇の壁に色紙が二枚飾ってあり、その一方には2008年11月の日付で大きな太い字でサインが、もう一方には同じようなサインと朱い墨で大きな手形が押されています。サインの文字は両方とも「白鵬」。そう、横綱白鵬関の色紙でした。九州場所のときにこの近辺に宮城野部屋が宿を構えているのでしょうか？お店の佇まいから無名のお店と思っていたので、いきなりびっくりしました。
さて、注文です。口コミ投稿されていたメニュー写真を見て、ふか川さん閉店以来ご無沙汰していたカレーちゃんぽんにも惹かれたのですが、やはりここは蕎麦屋さん。しかも、博多なのでやはり最初はこれでなくちゃ、と思い直し、ごぼう天そば400円をいただくことにしました。
注文するとすぐにおばちゃんが厨房で動き始めたので、ああおばちゃんがそばも作るんだなと思っていると、出前からバイクでおじいちゃんが帰ってきました。おばちゃんがおじいちゃんに「ごぼう天そば1つ！」と伝えたので、そこからおじいちゃんが引き継ぐのかなと思ったら、おじいちゃんはそのまま厨房の外側に立っているだけ。途中でかかってきた出前注文の電話に出たり、やがて出来上がったごぼう天そばを運んできてくれたりしました。意外や意外、このお店の厨房はおばちゃんが仕切ってるみたいです。
正直、400円のお蕎麦ということで余り期待はしてなかったんですが、予想は良い方に外れました。大きな厚手のどんぶりにお蕎麦とかけつゆがたっぷり。上には笹掛けながらまるで斜め切りのように相当大きく分厚く切ってあるゴボウのてんぷらがたくさん載っており、青ネギもいっぱいかかっています。そばはぐちゃぐちゃしてない程よい茹で加減でコシを感じます。ごぼう天は衣を全然感じず、ゴボウ本来の風味と歯ごたえとほんのりとした甘みを存分に楽しめました。かけつゆも薄口でよくダシが取れていて、しかも九州ではよくあるような甘みの強いつゆではない、関西風の私好みの味だったので、蕎麦屋では珍しく、一滴残らず飲み干してしまいました。
こちらに来てから何軒かごぼう天のうどんやお蕎麦をいただきましたが、はっきり言ってここが一番！わずか400円でこの味とボリュームとは感動です。
各テーブルの上には麦茶の入ったプラスティック容器が置いてあってお代わり自由です。これからの暑い季節には有難いですね。
食べ終えて「ごちそうさま！」と一言言い、お勘定をしようとすると、ずっと立ちっぱなしのおじいちゃんが「ありがとうございました！」とご丁寧に声をかけてくれます。こちらも思わず最敬礼しちゃいました。さりげないですが、なかなか温かみのある良い接客ですね。
また、このごぼう天そばを食べに来たいし、カレーちゃんぽんも食べてみたい、というわけで、私が千代界隈に出没する機会が増えそうです。ごちそうさまでした！