大将の情熱。中華そば。上等です♪…とら食堂 : とら食堂 福岡分店

福岡市中央区六本松・国道202号線と油山観光道路が交差する「六本松西交差点」南側の通り沿いにあるラーメン店《とら食堂　福岡分店》。
全国区で人気の福島県白河市にある本店の大将・竹井和之さんが暖簾分けでなく直接手掛ける気合が入った「分店」です。
「豚骨の街で中華そばをみんなに食べて欲しい」という大将の強い思いを親友の「博多一風堂」創業者の河原成美さんが後押しし平成２８年１２月に開店。
開店してすぐに評判となって今でも食事時間帯前後は入店待ちの行列が絶えません。
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とら食堂のラーメンは、豚骨、鶏ガラ、丸鶏を採算ド返しで大量に使って炊いて作った黄金色の澄んだスープ。
何時間もかけ小麦粉を揉んで捏ねて踏んで延ばして作ったモッチモチで歯応えのある麺。
七輪の炭火で炙り焼いて醤油のみで炊いた焼き豚。
時間と手間をかけ、厳選した材料を惜しげもなく使った店主のこだわりと情熱で出来ています。
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お店の前は仕事でよく通るのですが、食事時間帯に伺うのは不能な人気ぶり。
今回、夏休みをいただいたので、その１杯をいただきに待望の初訪問です。
並んでいただこうかとも思いましたが、折角なのでゆっくりいただきたく、お客さんが少ないであろう時間帯、午後４時少し前に伺いました。
暖簾をくぐり店内に入ると、狙いは的中。
先客は２組４名のみ。
入口横に麺打ち場があり、店内は奥に向かって細長く、カウンター席とテーブル席があります。
遠慮せずカウンターを見渡せるお店中央のテーブル席に座らせていただきました。
モノトーンかつ木肌を感じる店内。
落ち着いた雰囲気がいいですね。
ＢＧＭが地元のＦＭ放送なのも気取ってなくてお店に合ってる。
カウンター向こうの厨房に責任者らしき男性店員さんと女性店員さん、ホール担当のセイネン店員さんの３人で切り盛りされているようです。
大将竹井氏はいらっしゃいません。ちょっと期待してたんですが。
メニューを眺めると「手打ち中華そば￥730」「ワンタン麺￥890」「焼豚麺￥980」「焼豚ワンタンメン￥1140」とシンプル。
後は麺の「盛り」を替えたり、「味玉」を付けたり、くらいです。
また、ランチタイムの午後３時までは福島産のお米の白ご飯がサービスとのこと。
初見ですからデフォルト「手打ち中華そば￥730」をお願いしました。
女性店員さんが杯を仕上げてくださいます。
男性店員さんは動かず。
程なく出来上がり、セイネン店員さんがお持ちくださいました。
スープのダシと醤油のふくよかな香りと海苔の磯の香りがします。
ラーメンの海苔が香るのは初めての経験かも。
トッピングは焼豚、ナルト、ホウレン草、シナチク、海苔、刻みネギなんですね。
いただきます。
スープは、澄んだ黄金色で豚骨だーとか鶏ガラだーとか主張する感じでなく、しみ込んでくるように旨い。
あと味に引っかかるものが無い。
何度も繰り返しレンゲを口に運びたくなる味わい深いものです。
麺は、太目の縮れ麺でモチモチしていてツルリとのど越しが良く、歯応えもある。
こちらも気になるところ、引っかかるものが無い。
焼豚は、軽い煮込みで止めているようで肉の旨みがしっかり残っていて、厚切りなのでより肉らしい味わいを感じます。
また、卓上に「玉ネギのみじん切り」が用意されていて、杯にちょっと加えていただくとネギのそれよりグンと濃い風味と甘味が加わりよりスープの旨みを引き立てます。
それぞれを味わいながら、ただただ食べ進めあっという間に完食した気分。
ほーんとに美味しい。評判通りです。
欠点や気になるところのない優しいラーメン。
ラーメンってこんなにおいしいものとは思ってなかった。
と言うか、九州のラーメンとは別文化。
同じラーメンでくくるべきではないとも思いました。
豚骨大好きに何も変わるところはありませんが、とら食堂のラーメンは異次元の美味しさ。
たぶん何度食べても飽きないんじゃないかな。
すぐにでも再訪したいところですが、行列がネックですねぇ。
ごちそうさまでした。

【18.7.9】【23.10.30】
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とら食堂 福岡分店
福岡市中央区六本松4-9-10 六本松コーポ 1階
℡.092-707-1015
営業時間・11:30～21:00
定休日・なし