オーセンティックな空間で寛ぎのひと時 : バー オスカー

鮨店を後にしてタクシーで高宮駅へ。未だ一部区間は不通でしたが、天神方面は動いているとの事で西鉄で天神駅へ。

雨も止んで来たし、ホテルへ帰る前にちょっと少し寄り道をしましょう。

一度しか行っていませんが大好きな場所。
オーセンティックバー「Bar Oscar」
数々のカクテルコンクールの受賞歴を持つ長友 修一さんのお店。

西鉄天神駅から大名の繁華街を抜けて少し歩みます。
在りました、見覚えのあるビル。

エレベーターを降りると、灯りに浮き上がるお店のサイン。「Bar Oscar」私には何処か懐かしい。

扉を押し開けて進むと、こんな天気だからでしょうか、カウンター席左手に男性ひと組のお客さんのみ。

キリリと白い制服を着こなした女性バーテンダーに案内されたのは、カウンターの丁度真ん中の辺り。

照度が落ち、暖かみのある彩りに包まれた空間。
大人の隠れ家の様。
静かなBGMが心地よい。

今日のお勧めフルーツカクテルは、ピーチとシャンパンのカクテル。そのままお願いしました。
すると、控えにいらしたのか、たまたまのタイミングだったのか、すっと現れたのが長友さん。

前回は常連さんのご対応でほとんど接点はありませんでしたが、今回は長友さん自らがシェーカーを振るって頂けました。

◇ピーチとシャンパンのカクテル
桃の自然な甘さが心地よいカクテル。
前回は、苺とシャンパンのカクテルを頂きましたが、こちらも素材の味を上手く活かして、上質な仕上がり。女性のみならず、男性も十分に楽しめます。

◇ギムレット
大好きなジンベースのカクテル。
こちらはサブバーテンダーがシェイカーを振ってくれました。長友さん譲りでしょうか。力のこもったシェイク。最後に大きく一回シェイカーを振って出来上がり。氷が見事に細かく砕けてサラサラの舌触り。
強いジンに均等に氷が溶け込んで、ムラのない仕上がりで美味しく頂きました。

このあたりで切り上げるか迷いましたが、美味しいカクテルと居心地のいい空間、長友さんとのお喋りにすっかり寛いでしまい、もう一杯お代わりをお願いしました。

◇Oscar No.5
こちらの7つ有るオリジナルカクテルの内のひとつ。
ブランデー・コーディアルカンパリ・カシス・ライム・ブルーキュラソーのカクテル。
注文に応えてくださったのは、長友さん(^^)♪
見事な手捌きで仕上げてくれました。

フランボワーズの良い香りがしますが、カシス、ライム、オレンジも加わって爽やかな甘み。
奥に仄かなブランデーの香りが加わって、素晴らしい仕上がり。これは間違いなく極上の一杯。

味わいを惜しみつつ、最後のひと口をクイッと喉に流し込んだらご馳走さま。締めて5400円。

すっかり寛いで、まるで顔馴染みのお店に来たかの様な気分。会計が終わると、当たり前の様に長友さんがエレベーター前まで私をアテンド。
別れ際、実は3年ぶりの訪問なんですよって、お伝えすると、とても喜んでくださって改めて丁寧なお礼。
素晴らしいテクニックをお持ちでありながら、なおかつ気さくなお人柄が人気なのでしょうね。

次回はまた何年後かも知れませんが、是非寄らせてください。ご馳走さまでした。

福岡出張の夜、中洲のうなぎ店で食事を済ませ、お腹がいっぱいでホテルでひと休み。心地よい満足感をもて余し、エリアで素敵なお店を検索してみると、有りました。「バー オスカー ／Bar Oscar」

マイレビ様も何人か訪れている此方のお店は、ホテルから歩いて1分。飲食店の集まるビル最上階の６階にお店が在りました。１０時過ぎの店内は、幾つか有るテーブル席が全て満席。カウンターには２組。軽く照明の落ちた店内は落ち着いたオーセンティクバーの佇まい。お客さんのざわめきで満ちています。

白い制服をきりりと着た正統派バーテンダーが３人。カウンターに案内され、お絞りが提供されます。見渡せば、胡蝶蘭やお酒などお祝いの品々。開店19周年とのお話しでした。

座って間もなくオーダーのお尋ねがあります。本日のお薦めは苺のカクテルとのお話しなので、そのままお願いしました。頂きたい飲み物はカクテルで、甘めのとすっきり。それだけを決めていましたから、ちょうど良いお薦めでした。
カウンターの内側中央部でチーフバーテンダが次々と依頼の飲み物を仕上げて行きます。サブバーテンダーは、お酒やグラスなどを用意してチーフをサポート。各々の無駄のない動きと連係で感心致しました。

○シャンパンベースの苺のカクテル
最初の1杯。製造行程を見逃したので、詳しくは分かりませんが、苺をすりつぶしたジュースとシャンパンのマリアージュ。甘い苺の半分が カクテルグラスに刺さっていました。フルーツベースの自然な甘みのみで、意外にシンプルな味わい。アルコール度数も高くありません。美味しく頂きました。

○アラスカ
２杯目。自分の課題のすっきり系、ややアルコール度数高め…と言う事で、札幌グランドホテルではギムレットを頂きましたから、今回は同じジンベースでもアラスカとしました。すかさず、サブバーテンダーからステアかシェイクにするかお尋ね。流石です。今回はシェイクでお願いしました。
改めてチーフバーテンダーの見事なシェイク姿に見とれます。最後のひと振りが特徴的。
出来上がったアラスカは秀逸でした。キリッとした冷え具合、混ざり具合、口に広がるリキュールの香り。久しぶりに、カクテルを堪能致しました。

実は、店内に居る時点ではこの見事なチーフバーテンダーが長友さんとは露知らず。常連客のお相手のシーンが多く最後のご挨拶だけ。少し残念でしたが、次回の楽しみが出来ました。

最後は、サブバーテンダーがエレベーターまで丁寧にお見送り。ゆったり満足感の有る善い時間を過ごす事が出来ました。ありがとう！