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「BANH CUON(蒸し春巻き)」、「BAT LONG TRAN(スンデセット煮る)」、「BANH DA ME NUONG(バンダ)」
「Bun Bo Xao(牛肉麺の炒め物)」
平日15時すぎ。
用務の合間の短い休憩時間にお手軽にうどんでも啜ろうかと考えながら歩いていた親不孝通りで「日南フォー」という看板が目にとまった。ベトナムのフォーのお店だろう。うどんでも、と思った矢先のフォーなら申し分ない。
「日南フォー」を覗いてみると、15時すぎという時刻でも中休みなしで営業していたし、お客さんも入っている。
日本語が達者ではないお若い男性が切り盛りしていらっしゃった。やはりベトナムご出身だろうか。
お客さんもベトナムからの方ばかりなのだろうか。すくなくとも日本語を話す方は自分の他にはいらっしゃらなかった。
お品書きを見ると、店名にフォーを冠するだけあって、やはりフォーが筆頭に来ている。しかし、続いて他にも色々と面白そうなメニューが並んでいる。考えてみたらこれまで食べたことがあるベトナム料理といえばいつもフォーかゴイクンばかりで、他には憶えがない。フォーをいただくつもりで入ったお店だったが、食べたことがないものにしてみたくなった。
あれもこれも魅力的で目移りしたが、「Bun Bo Xao(牛肉麺の炒め物)」(869円)というものを注文してみた。言葉が通じないので、メニューを指さして意志を伝えた。
料理は、丼で提供された。同時に、温かいつけ汁も、蕎麦猪口に相当するような四角い小鉢で提供された。
丼の中身は、以下のようなもので盛りだくさん。なお、汁気はない。
・麺。おそらく原材料はお米だろう。麦を材料としないものを麺と呼んでよいのかという問題はあるが、ここでは便宜上、ひも状の炭水化物の練物を麺と呼ばせていただく。自分の知る平べったいフォーの麺とは違う、丸い断面。ビーフンより少し太く、表面には艶があり、外観はちょっとシラタキに似てなくもない。どうやら炒めたのではなく、茹でたか蒸したかしたものではないかと思う。
・牛肉。炒めているのはこちら。牛肉と一緒に、少量のオニオンスライス、砕いたピーナッツ、少量のネギ、少量の揚げた屑状のオニオンかニンニクのようなものや、おそらく日本の醤油に相当するような調味料も絡めて炒めたのだと思う。
・細切りの生の胡瓜。
・細切りの生のにんじん。
・細切りのベトナムのハムのようなもの。
・砕いていないピーナッツ。
・生のサラダ菜のようなもの。
蕎麦猪口に相当するような四角い小鉢の中身は、
・澄んだ黄金色の温かいつけ汁。
・薬味として投入されているのは、刻んだオニオン、唐辛子、ザウムイ(タイでパクチー、中国でシャンツアイなどと呼んでいる香草)のようなものだろうか。
まず麺だけ引っ張り出してそのまま味見。麺同士には少々ペタペタとした粘着力が作用している。食感にざらついた感じやモソモソ感はなく、滑らかでモチモチしている。そして、しっかりとお米の香りと味がする。つけ汁に浸してみると様相は一変し、塩鹹さと甘みが豊か。加えて、仄かなピリリとした辛みと酸味、香草の香気が加わる。
牛肉の炒め物は、牛肉の弾む噛み応えと、噛んで滲み出す肉の旨みとがいい。甘めの旨みと塩気がある調味料での味付けは、自分にとっては若干野暮ったく感じられなくもなかったが、日本の凡庸な料理の味付けの野暮ったさはこれ以上だと思うくらいだから、むしろ、よく馴染む味だといっていい。親近感や安心感すら覚える。
なお、牛肉の炒め物以外の、麺、胡瓜、にんじん、サラダ菜などといったものには味付けがなされていないので、これら丼の中身をよく混ぜ合わせて牛肉の炒め物の味を全体に行き渡らせ、それら混合物を口に入れると、ちょうどよいおいしさだと感じられた。
そしてこの混合物の食感が、賑やかで楽しい。麺は滑らかでモチモチ。ピーナッツはポリポリ。胡瓜はサクサク。牛肉の弾性。にんじんの沖縄でいうところの「シリシリ」感。ハムのようなものはいかにも鷹揚。これらを同時に咀嚼する面白さをおおいに堪能した。
テーブルには、薄切りのニンニクと唐辛子を酢漬けにしたようなものが用意されていた。これを添加してみると、またまた様相は一変。予想以上にヤンチャな、目覚ましく刺激的な味わいとなった。
色々な楽しみ方ができる一品だった。
食後は、ニンニクの風味、牛肉の風味、それに何とも言えない香ばしさの余韻に長く浸った。
他にも今回頼めなかった面白いメニューがあったから、機会に恵まれたら試してみたいと思った。
このお店はビルの2階にあった。お店を出て路上から改めてビルを振り返ってみると、1階には台湾黒糖タピオカ茶店が入っていた。お隣のビルにはモンゴル羊肉料理酒場、そのお隣には韓国チキン料理店が軒を連ねている。いつの間にかアジア色濃き面白そうな地区になろうとしているようだった。
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winter556
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winter556さんの他のお店の口コミ
店名 |
日南フォー 天神店(NICHINAN PHO)
|
---|---|
ジャンル | ベトナム料理、アジア・エスニック、居酒屋 |
お問い合わせ |
090-1362-6789 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄天神駅より徒歩3分 天神駅から290m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
23席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
利用シーン |
|
---|---|
サービス | テイクアウト |
公式アカウント | |
お店のPR |
天神駅3分◆人気の「牛フォー」は、現地の方も認める本場ハノイの味!珍しい春巻き揚げも絶品
親不孝通りを入ってすぐにある【日南フォー】店内はベトナム語が飛びかい、日本にいることを忘れてしまいそうな賑やかな雰囲気。一番人気は手づくりの「牛フォー」。本場の味を知る日本人はもちろん、ベトナム人までもが、『現地で食べる味とまったく同じ!』と言うほど。フォーと一緒に春巻き揚げやチャーハンなども一緒に楽しめるセットメニューもございます。11時から23時まで通しで営業しているため、遅めのランチにも◎ |
初投稿者 |
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ベトナム料理店。
前回に続き今回も、食べたことのないものや、料理名を見ても何だか解らない料理を試してみることにした。
・「BANH CUON(蒸し春巻き)」(950円)
生春巻や揚げ春巻ならお馴染みだが、蒸したのは未経験なので試してみた。
皮が厚くて滑らかな舌触りとフワフワ、プルプル、モチモチの食感が目覚ましかった。後で調べてみると、薄い乾燥ライスペーパーを使うのではなく、発酵させた米粉汁を蒸して厚みを持たせた皮にするのがキモだという。
中身は、キクラゲと挽肉。
ヌクチャムという黄金色のタレに漬けて食べる。ヌクチャムというのは、これも後で調べたら、ニョクマムという魚醤、ライム果汁、砂糖、酢、唐辛子、にんにく、水などを混ぜた液体調味料とのこと。いただいたときには正体不明ながら、薄めの味の蒸し春巻を、味の濃さの好みに応じてこの液に適量浸すと味が決まっておいしかった。
ベトナム風の胡椒の風味があるハム、胡瓜、レタス系の野菜が添えられていた。
・「BAT LONG TRAN(スンデセット煮る)」(1,050円)
自分はベトナム語は一切わからない。そして「スンデセット煮る」という日本語訳の表記も意味不明(笑)。
どんなものが出てくるかワクワクして待った。
動物の数種類の臓物を煮たようなものと澄んだスープとが鉢に満たされていた。
広島で「でんがく」と呼ばれるホルモンスープに似ているような気がした。
ネギ、ザウムイ(香菜、コリアンダー、パクチーと同じもの)、タマネギがトッピングされていた。
調味料として小皿に、ハーブ塩、唐辛子、柑橘類が添えられていた。
臓物は、胃腸などの消化管、軟骨、肝臓っぽいものなど。腸は、腸詰もあった。腸詰の中身は、米、野菜、動物の血液だろうか。
後で調べてみると、BATは鉢とか丼とかいう意味。LONGは腸とか内臓とかいう意味。TRANは裸とか剥き出しとかいう意味。天ぷらのように衣を纏わせたりせずにそのまんまということだろうか? そして、上記のような腸詰を韓国語でスンデというらしい。どうして日本語訳にスンデという韓国由来の外来語を充てたのか謎だ(笑)。
なんだかよくわからないが、これもおいしかった。いちばん気に入ったと言っていい。スープはモツのダシの旨みが豊かでありながら塩気は薄くて自分好み。種類によって性質の異なる臓物の味と食感のバリエーションも楽しい。添えられた調味料を少しずつ添加して変化をつけるのもまたよかった。
・「BANH DA ME NUONG(バンダ)」(300円)
これも正体不明のまま注文した。出てきたのは胡麻のお煎餅といったところか。これも後で調べてみたら、米粉、塩、黒胡麻のほか、タピオカ粉も使うらしい。BANHは漢字で「餅」。米粉や小麦粉を使うコナモンの総称らしい。DAは皮とか板のようなもの。MEが胡麻。NUONGが焼くとかいうことらしい。
気泡が多く膨らんだ厚みのある白っぽいお煎餅。油脂や粉粒成分を纏わず、さっぱりつるりとした表面性状。触っても手指がよごれない。一口大に割りながらいただいた。スイートチリソースのようなものに付けながらおいしくいただいた。ガリッと硬めの噛み応えと胡麻の風味が楽しかった。
ピーナッツが添えられていた。