進化し続ける上品な広東料理！ : SESSION

前回店を出て空港に行くタクシーの中で、カミさんと「美味しかったねぇ、また食べに行きたいね～」と絶賛したセッション、一年半ぶりの訪問です。

オーナーのＹ氏は、九州一の広東料理店にするとの意気込みを以前から語ってらっしゃいますが、そのための努力も進化も止まらず、店にはますます磨きがかかっています。

自らも、昨年中国の「中級茶藝師国家資格」試験に合格したとのことで、サービスで出てくる中国茶まで一段と美味しくなっていてびっくりでした！

午前中の仕事の後でお昼に行ってきましたが、料理は一万円のシェフお任せコースで

口取りにボタンエビの老酒漬け

汾酒牛肉・瓜皮海老
博多和牛サーロインの汾酒漬け
久米島産車海老の胡瓜捲き

追加で焼き物４種盛り

豆苗竹笙翅
キヌガサ茸のフカヒレ詰め

油泡石斑魚
生きハタの油通し炒め

太爺鶏
国産骨付き鶏モモ肉の醤油煮込みジャスミン茶燻製
叉焼包添え

鉄観音・老鶏・双蝦炒飯
海老の香り豊かな炒飯
鉄観音茶が香る蒸しスープ

福果芋泥
潮州式サツマイモと銀杏のお汁粉

と、興味深い料理が並びます。何と言ってもこれが１万円と言うのはあり得ない値段で、この驚異的なＣＰの良さは博多だからなのかお店の方針なのか分かりませんが、とにかく名古屋でも東京でも仮にこの料理があったとしたら間違いなく倍の２万円以上払うことになると思います。

博多に行くと相談されて、随分多くの方々にこの店を推薦しましたが、料理内容サービス共に、全員が絶賛しています。九州で一番はもちろんこのまま進化を続ければさらに上を目指せると思います。

Ｐ．Ｓ．
今回はカメラ不調でiphoneで撮影したため、料理の美味しさが写真ではあまり伝わらないような気がします。ワンクリック追加して前回の料理も見てください。絶品料理が並びます(^O^)

お店を出て、空港から名古屋に帰る際も、家内と顔を見合わせて「また食べたいねぇ・・・」

鮑を丸ごと一個使ったサクサクタルトとタイ米と上湯で作った泡飯は絶品でした！

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仕事で行った博多の最後の昼は一周年を迎えたSESSION を選びました。せっかくですので夜のおまかせコース（一万円）を一か月前に予約しました。

お店は天神めんべえビルの二階（正式名称は何というのでしょうか？）で天神南の６番出口を出て目の前でした。天神の地下街や地下鉄駅に通路に至るまで博多は驚くくらいシックでセンスの良いデザインで驚かせられます。こちらセッションも落ち着いた雰囲気で高級感があります。

通常メニューを見せてもらいましたが、ランチは１０００円からあり、コースも３０００円と格安です。夜は３０００－５０００円のコースもありますが、どちらもアラカルトは数百円からあって、名古屋の感覚から行くと信じられないくらいにお値打ちです。

壁の前のテーブルにはシャンパン、ワイン、高級なお茶などが並び、三人の女性店員がお茶を丁寧に作っています。こんな高級な雰囲気でこの値段は博多だからでしょうか？寿司にしても中華にしても食事のCPはとても良いように感じます。

コースは６種の前菜で始まり、海老の炒め物に椎茸の詰め物ツガニの餡かけと続きますが、ちょっと火が通りすぎて固いのが残念でした。

次は油の乗ったキンキの蒸し物で、ソースも美味しいし、ネギは揚げたのより白髪ねぎの方が美味しいかなぁなどとカミさんと話していましたが、この後が凄かった！！！

白菜の酢の物マスタードソースの口直しの後に出てきたのが鮑のタルト。メニューで見てどんなのが出てくるのかと思っていたら、なんと大きなアワビがパイの上にゴロッと一個乗っています。サクサクの生地に肉やタケノコなどの炒め物が入りその上に柔らかく蒸したアワビとソース。食べやすいように二つにカットされていて、がぶりと噛り付くと至福の味！！！

聞くと香港のフォーシーズンズにオリジナルがあるそうですが、見事な料理でした。

自慢の焼き物もアヒルはお土産に持ち帰りたくなるくらい美味しかったですし、手羽の詰め物もまた食べたくなる味。

次に出てきた泡飯がまたまた超絶品！！！

タイ米を蒸して乾かした後に油で揚げてあるそうですが、これを熱した土鍋に入れて自慢の上湯をかけると泡が沸き上がり、あっという間にコメに吸収されて美味しい中国風雑炊になります。これは本当に美味しいです。アラカルトメニューにもありましたので、私の読者は是非お試しください。強烈なセルフィーユ（香草）もまたアクセントを添えています。

中国流に小さな急須で丁寧に入れてくれる中国茶も美味しかったですし、心から満足して店を出ました。名古屋ではこの値段でこの料理は食べられません。

一年で店をこのレベルまで持ってきた関係者の方々全てにエールを・・・総合☆０．５応援におまけです(^o^)