無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
092-733-7085
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
「ごぼう天うどん」
因幡うどんには、子供の頃から親しんでいる。
しばらくご無沙汰しているなと思うと、どうしてもまたその味を確認したくなる。これが、愛して止まないというものなのかもしれない。
昆布、鯖節、イリコなどの旨みと香りが豊かな熱い汁。
汁をよく含みふんわりして軽く千切れる脆く優しいうどん。
風味付けのごぼうの薄切りを浮かべて揚玉を寄せて成されたごぼう天は、汁を含んでとろけ、飲む天ぷらと化す。
この、様式美ともいえそうな風雅な味わいは、この地のかけがえのない宝ではないかと思う。
一部に理解しない人もいるからどうしても毀誉褒貶あり、時には心を痛めるようなこともなくはない。だからなおのことなのかもしれない。少なくとも自分はこれからもこの味わいを静かに支持していきたい。
「丸天うどん」
今日は「丸天うどん」(450円)。
丸天は、まるいてんぷら。てんぷらは素揚げの魚肉の練物。西日本ではそういうものをそう呼ぶ。このお店の丸天は笹がきごぼうがすこし練り込まれている。福岡のうどん界において、ごぼう天が台頭するようになるまでは丸天が一番人気だったと聞く。
うどんは、ふわふわに柔らかい。割箸の角で強く挟むと傷ついて千切れやすくなるので、やさしく持ち上げてやさしく啜り込む。半分、飲物のようなうどん。汁を含んで極楽気分。
熱い汁は、色はうすいがダシが濃く出ている。香りと、やや酸味を帯びた深い旨みとがいい。耽溺してしまう。
因幡うどんは幼児期から長年にわたり幾度もいただいていて、ずっと同じ味ではなく、いくらかの変遷があって今に至っていることをなんとなく知っている。今日、いまの因幡うどんらしい良さがまた味わえた。おいしかった。この先もある程度の間を空けて繰り返し伺うだろう。
口コミが参考になったらフォローしよう
winter556
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
winter556さんの他のお店の口コミ
店名 |
因幡うどん ソラリアステージ店(いなばうどん)
|
---|---|
ジャンル | うどん、居酒屋、郷土料理 |
お問い合わせ |
092-733-7085 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 |
福岡県福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージ専門店街 B2F |
交通手段 |
西鉄 福岡(天神)駅下車徒歩約2分 天神駅から111m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
58席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 てんちか駐車場 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
料理 | 野菜料理にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
お店のPR |
【老舗66年の実力】【海の幸の出汁の旨味】創業から博多っ子に愛されるうどんです。
北海道羅臼(ラウス)産天然昆布、五島・島原産煮干いりこ、日田・原次郎左衛門の醤油、赤穂の塩等、出来得る限り昔と同じ材料にこだわり、大量の昆布を一晩水出しして、濃縮ダシやダシパック等は一切使わないで、ゆっくり丁寧にあくを取りながらとった「だし」と、佐賀・福岡産小麦とおいしいオーストラリア産小麦を半々にブレンドし、足で踏んで一晩寝かせ十分に熟成させた、ふっくらやさしい「麺」。体と心にやさしい、天然ものだけを使った海の恵みの「だし」は、日本の昔からの健康食です。塩分制限のない方はどうぞ最後迄「だし」を召し上がって下さい。 |
関連店舗情報 | 因幡うどんの店舗一覧を見る |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
その日は朝から因幡うどんのうどんを欲していたが、すぐには実行できないでいた。7時間のお預けの末、ようやく1時間の自由時間を得て、いそいそと「因幡うどんソラリアステージ店」へ入り込んだ。
「ごぼう天うどん」(590円)と「かしわ飯(並)」(160円)をいただいた。
「ごぼう天うどん」のうどんは太め、柔らかでふんわり。千切れやすい脆さがあるのに、ぶっきらぼうさも厭なざらつきもなく、とことんなめらか。熱い汁とよく馴染み、よく含み、一体感のある味わい。ある意味「飲むうどん」の如し。
昆布、鯖節、イリコでとったというダシは、いつもどおり最強においしい。今日は塩気も気にならない。
ごぼう天は、風味付けのごぼうの薄切りを浮かべて揚玉を寄せたもの。うどんの汁に浸ってとろけゆき、ごぼうの風味がほんのり漂う「飲む天ぷら」と化す。因幡うどんの柔らかいうどんとの調和が見事。しみじみとおいしい。貧相なようにも見えて、実はよく本分を弁えたごぼう天だと思えてくる。半世紀以上前から質素を旨とするごぼう天だったが、この味わいは、やっぱりこれならではのものだろう。この繊細な気高さは、豪勢なごぼう天と豪胆なうどんとでは到底表現不可能な境地ではないかと思う。
「かしわ飯(並)」はお茶碗によそってだされた。おにぎりでの提供ではなくなっている。そのかわり温かい。その分、香りがいい。さめたおにぎりのおいしさも捨てがたいが、こういうのもわるくない。
お店の滞在時間は10分間くらいのものだっただろうか。
ほんのこれだけのことが、自分にとっては人心地を取り戻す効果が明快。それが自分でも可笑しい。