超ロングサイズ『ごぼう天』＆『白カレーうどん』が評判♪・・・博多やりうどん : やりうどん 福岡店

福岡市中央区天神・ソラリアステージ2階、「西鉄福岡（天神）駅」コンコースの商業エリア『天神TOIRO』にある「博多うどん」のお店《やりうどん》。
西鉄の飲食部門を担うグループ会社『プラザ』（現・西鉄プラザ）が、プロ野球・西鉄ライオンズのホームグラウンド「平和台球場」に開いていた喫茶ラウンジや売店で人気メニューだった「うどん」を独立展開するかたちで、昭和42年に「西鉄北九州線折尾駅」で “立ち食いうどん”として創業した『やりうどん』。
店名は『黒田節』で吟じられる、江戸時代の筑前守黒田家の家臣・母里太兵衛が、猛将・福島正則から褒美として拝領した“名槍・日本号”に由来とのこと。
翌々年の昭和44年には、こちら西鉄福岡（天神）駅構内の2号店がオープンしました。
その後、福岡県内各地の西鉄駅施設内を中心に店舗を展開。
かつては“西鉄の主要駅に『やりうどん』あり”という感じでしたが、現在は店舗を減らしこちら「福岡店」と「福岡空港」「小倉砂津」「久留米」「香椎浜」の県内5店舗での営業となっています。
平成28年に“あなたの日常にある本格派博多うどん”をコンセプトに、屋号を『やりうどん』から『博多やりうどん』に改め、「店舗」内・外装だけでなく「味」まで見直す、“リニューアル”と言うより“レボリューション”を敢行。
九州産の食材にこだわり、「麺」は福岡県産小麦を使用し、伝統の柔らかさに加えモチモチ感のある麺に改良。
「すめ」（スープのこと）は、長崎県平戸産の焼きアゴ（トビウオ）や煮干し、鹿児島県枕崎産の鰹節、熊本県天草産のウルメ鰯節、熊本県牛深産の鯖節などで出汁をとり、福岡で醸造された醤油などで味を調えているとのこと。
“老舗”というだけでなく、“しっかり美味しい”お店として再認識されるようになりました。
こちらのお店の看板メニューは、何といっても大きな「ごぼう天」を使った『博多やりうどん』。
店名の由来にもなっている「大身槍・日本号」を模した超ロングサイズの「ごぼう天」で、なんと規格外の３０センチオーバー！
「日本号」の10分の1スケールです。(笑)
それに「手造り丸天」も併せてトッピング。
平和台球場で人気だった丸天うどん『ホームランうどん』を思い出します。懐かしぃ。
“ф”な感じの外観で、近時、「ばえる」として更に評判の一杯です♪
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ワタクシは30年ほど前の学生時代、福岡市南区居住で、早良区の学校に通い、天神コアにあった“Ｋ書店”でアルバイトしていたため西鉄天神大牟田線を多用。
“行き”、“帰り”に“空腹を満たすため、こちらの旧店舗に何度もお世話になりました。
当時は「丸天うどん」が一番人気だったような記憶がありますねぇ。
社会人になってからは、すっかりご無沙汰でしたが、昨秋、ソラリアステージの増床、『天神TOIRO』に関する記事を読んでいて、こちらのお店が、立ち食いで腹を満たすだけのための店ではなく“ちゃんと美味しい”うどん屋さんに変貌していることを知りました。
しかも、以前からワタクシが興味津々だった東京・恵比須にある人気うどん店『初代』の看板メニュー『白いカレーうどん』様のメニューもあるとのこと。
これは行くっきゃない！
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今回、朝一の仕事をやっつけたブランチタイムの午前１０時過ぎにオヒトリサマで訪問。
お店の外観が「なまこ壁」や「大川組子」をイメージする和モダンなオシャレ風にリニューアルしています。
暖簾をくぐると、厨房を囲む形の白木の一枚板風のカウンター席があり、その周りに大小のテーブル席が配された店内。
外観同様、洗練された和モダンな空間です。素敵！
先客は３名で、各々テーブル席に着座されています。
ワタクシもミギヘナラエで入口そばの二人掛けのテーブル席に。
着座して、一応メニューを眺めましたがココロガワリせず、お目当ての『白いカレーうどん』を決め撃ちです。
お冷をお持ちくださったオネエサマにお願いしました。
オネエサマは「シロカ（白カレーうどんの略称・愛称）お願いしまぁーす！」と、厨房に声掛け。
待つことしばし、鮮やかな朱色のすり鉢状の丼に入った『シロカ』がお盆に載せられやって来ました。
表面に散らされた黒胡椒がほのかに、爽やかに、香り立ちます。
「汚れないようお使いください」と紙エプロンもご用意いただきました。
気の利いとんしゃあ！
いただきまっす！

その名の通り、表面が真っ白のカレーうどん。
しかし、カレールー自体が白いのではなく、表面をマッシュポテトと生クリームのホイップで覆っているためです。
先ずは「ホイップ」だけいただくと、ジャガイモの旨みが濃い！
生クリーム“寄り”の味を想像していたので、いい意味で期待を裏切るウマサ！
次に下層部に潜んでいる「カレーうどん」をいただきます。
麺とカレールーがしっかり絡められていて撹拌する必要が無く、ホイップとの混ぜ具合を自分の好みで調整しやすく◎。
“20数種類のスパイス使用”のうたい文句どおり、ルー自体はキリッとスパイシーでしっかりした辛味があります。ホイップの優しいジャガイモの旨さと好相性。
また、九州オールスターの天然出汁の旨みもしっかり効いています。
カレーの具のジャガイモや玉ネギはじっくり煮込まれほぼ溶けた状態ですが鶏肉がゴロリゴロリと入っています。
また、熱でしんなりしたネギが時々。
味・食感に変化が付いていいですねぇ。
麺は博多伝統のやわやわもっちり食感。たまりましぇん！
ウマイウマイとズルズル食べ進め、後半は卓上の取り放題の「刻みネギ」と「天かす」を追加トッピングして味変。
サクサクシャッキリ食感が加わり、これもまた好し。
この「白カレーうどん」、見た目は優しいですが、きっちり辛く、きっちり旨い。
「羊の皮をかぶった狼」的一杯。
系列会社である《西鉄グランドホテル》の洋食シェフがレシピを監修し、平成30年春に“期間限定メニュー”として登場し、そのまま“レギュラーメニュー”入りした理由が分かる美味さ、期待以上でした。

リピ、ありありです。
ごちそうさまでした、また来ます！

【19.1.10】【24.1.21】
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やりうどん　福岡店
福岡市中区天神2-11-2ソラリアプラザ2階『天神TOIRO』内
℡．092-716-2323
営業時間・[月～土]7:30～21:00　[日・祝]8:30～21:00
店休日・なし